平湯温泉 平湯民族館 平湯の湯(岐阜県)

奥飛騨温泉郷は、5つの温泉地から成る日本一の露天風呂王国。その中にあって源泉40ヶ所を有して最大の湯量を誇るのが平湯温泉である。
平湯の湯は、鬱蒼とした森の中、飛騨の民家を移築・改造した民俗資料館内にある爽快な露天風呂だ。

ここの営業時間・料金・定休日が定かでない。
宿泊した宿(平湯館)のフロントで平湯の湯の営業時間を問い合わせると午前8時からと言い、多くのガイドブックでも同様だった。
一方、温泉サイト仲間のせっとんさんからは午前6時から営業をしていると聞いていたので、一応、タオルを持参して、午前6時すぎ、恒例の愛犬の散歩がてら民族館に向かった。

結果は6時から営業していた。これは年間を通して変更されたのか、夏休みや紅葉の時期、年末年始などの特定期間だけ早めているのか定かではない。
料金は、民族資料館+入浴で500円、民族資料館だけで300円とガイドブックにあるが、今回(2008年10月)行ったときは、入口に「入浴志納箱」が設置されていた。
これも年間を通して、あるいは特定期間・早朝だけのシステムなのか、民族館は従来通り300円なのか等の点は不明だ。
また、定休日は水曜日とあったが、無休と書かれたものもあり定かでないので、お出かけ前に何らかの方法で確認ください。

鬱蒼とした木立の奥に風情ある湯小屋が佇む。

平湯民族館入口、前方に平湯神社。

営業時間は午前6時から。鉄製の入湯志納箱が設置されている。

住 所 高山市奥飛騨温泉郷平湯
電 話 0578-89-3578
交通機関 長野自動車道松本ICから国道158・471・県道475号線で約60km
東海北陸自動車道飛騨清見ICから国道158・471・県道475号線で約55km
JR松本駅(松本電鉄バス)→平湯バスターミナル下車。
JR高山駅(濃飛バス)→平湯バスターミナル下車(55分)。

バスターミナルからは徒歩3分程度。
施 設(日帰り利用) 駐車場有り
宿 泊 無し
泉 質 ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間(日帰り) 6時~21時・・・現地の案内板に記載(季節によって変更されるのかもしれない)
定休日 毎週水曜日(無休のガイドブックもあり不確実)
入浴料金 大人 500円(民族館見学料+入浴料)
但し、上記のとおり2008年10月訪問時は、入浴については「志」とあった。
入浴施設 露天風呂男女各1 
浴室備品 シャンプー、ボデイソープは置いてあった。
観光スポット 新穂高ロープウエー、上高地、乗鞍スカイライン、平湯大滝奥飛騨熊牧場、高山、松本
お土産・食事 温泉街で可能
近くの温泉 新穂高温泉、新平湯温泉、栃尾温泉、福地温泉、白骨温泉乗鞍高原温泉さわんど温泉坂巻温泉中の湯温泉、上高地温泉、焼岳温泉
高山市HP
飛騨高山観光協会

奥飛騨温泉郷観光協会
平湯温泉旅館組合HP
http://www.city.takayama.lg.jp/
http://www.hidatakayama.or.jp/
http://www.okuhida.or.jp/
http://hirayuonsen.or.jp/
雑記帳 奥飛騨温泉郷5湯でまだ入浴・宿泊していないのは新平湯温泉。
次はここで宿泊することを決めている。
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前に別途ご確認ください。)

素朴な脱衣場(この雰囲気が好い!)

平湯民族館

平湯温泉の発祥の地である神の湯は、平湯温泉の中心からやや離れているが、平湯の湯は、温泉街中心にほど近い国道158号線(安房トンネルでなくて安房峠経由の旧道)沿いにある。

平湯神社の神域と境を接する鬱蒼とした森に、合掌造りと入母屋造り、茅葺屋根の古民家を移築・改造した民俗資料館が建ち、円空仏や農具や衣服などが展示されている。

因みに、この神社は天照大神を主祭神とする「神明神社」であったが、昭和55年(1980年)、平湯温泉の『白猿伝説(武田軍を白猿が助ける)』により白猿を合祀し、平湯神社に改称している。

この一番奥に、素朴だが趣ある湯小屋が設けられ、これまた簡素で風情ある脱衣場の向こうに、15人位が一度に入れる男女別の露天風呂がある。
施設名 : 平湯民族館 平湯の湯 (入浴日:2008.10.14)

平湯温泉の温泉街。日帰り施設としては、平湯温泉発祥の「神の湯」、多数の風呂を有する「ひらゆの森」「アルプス街道平湯」それに「平湯民族館 平湯の湯」などがある。

新穂高ロープウエイから見る穂高連峰。

岩石が温泉成分で黄色と茶色が混ざった色に変色し、とても美しい。

けっこうな湯量(高温なので加水)が注がれている。

原生林に囲まれ、自然いっぱいのこれぞ露天風呂。

15人くらいは一度に入れる風呂。重曹泉だが、鉄分を含むのだろうか、緑がかった茶色の濁り湯になっている。

所在地 : 高山市
北アルプスの槍・穂高連峰・乗鞍岳・笠ヶ岳等の名峰に囲まれた奥飛騨温泉郷は、標高1000m以上にある新穂高栃尾福地平湯・新平湯の5つの温泉地の総称である。

旅館・ホテル・民宿・ペンションの総計は約170、日本を代表する温泉地の一つであり、露天風呂の数は日本一と言われている。


平湯川沿いの平湯温泉は、奥飛騨温泉郷の玄関口にあたる標高1300m、松本方面から国道158号線で安房トンネルを抜けてすぐの所にある。
奥飛騨温泉郷の中では最も古くからある温泉地で、少し前までは湯治場の雰囲気を色濃く残していたそうだ。

高温泉が湧く源泉が40本以上あり、その総計湧出量は13000リットル/分に達し、温泉郷随一の湯量を誇る。

ここは平湯大滝に近く、上高地・乗鞍岳・奥飛騨観光のバスターミナルとしても賑わっている。宿泊施設は20数ヶ所あり、予算や好みに応じて幅広い選択が可能だ。
旧高山市は、2005年2月1日、近隣9町村と合併し、東京都に匹敵する日本一広い面積を有する新しい高山市が誕生した。
これにより、中部山岳国立公園内の北アルプス名峰群、さらにこれらの山懐に湯煙をあげる奥飛騨温泉郷(旧上宝村)を市域に組み入れ、一大観光都市となった。

面積の93%が森林で占められ、山・川・渓谷・峠などで地理的に分断され、標高差も2,000を超えるなど、地形的に大きな変化に富んでいる。
北東部には槍ヶ岳・乗鞍岳・穂高連峰などの飛騨山脈(北アルプス)を擁し、最高峰は奥穂高岳の3190m、最低は上宝町の436mである。

高山市街は、もともと中部地方を代表する観光都市でもある。
城下町の中心、商人町として発達した上町・下町の三すじの町並を合わせた古い町並、からくり人形など飛騨の匠の技による華麗な屋台が引き回される高山祭(山王祭・八幡祭)、江戸時代から続く2ヶ所の朝市などが多くの観光客を惹きつける。

温泉名 : 平湯温泉 

期待していた以上に雰囲気がある風呂だった。

自然林の木立ちの中、大小の岩石を配した岩風呂は、これぞ露天風呂の趣きで爽快そのものだ。

緑がかった茶色の濁り湯はさっぱりした感触、口に含むとシュワシュワは無いものの、やや甘みを感じる炭酸味がした。