左上:清潔で広い脱衣所

左下:湯上がり処

右上:多数のシャンプー類

露天風呂は3,4人程度、総檜造りの湯船が心地よい。

先方にジャグジー。湯船の刻みから湯が流れ出ていた。

風呂は男女別の内湯・露天風呂の他に女性用にはアロマスチームバスが設けられている。

内湯はL字型で20人ほどが一度に入れる大きさ、ジャグジーも装備されている。
浴室の床は黒い石板、風呂の縁や窓枠は分厚い木材が用いられ重厚な趣きがある。
内湯から続く露天風呂は大きくないが、総檜造りで肌触りも良く温もりが感じられる。

温泉はナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉、無色無臭で僅かに塩味、pH7.17、源泉温度が30℃ほどなので加温してかけ流しにしている。


従来、日帰り入浴は受け付けていなかったが、上掲の通り、現在は日帰り入浴受付の幟を立て積極的に受け入れている。入浴時間は午後2時~午後9時まで、料金は大人800円である。

正面の門をくぐり、打ち水された敷き石が黒光りする回廊を歩いて玄関をくぐる。
館内ロビー・ラウンジスペースは吹き抜けで、正面左右の大きなガラス窓からは明るい光が燦々と入ってきて心地よい。
ガラス窓から見る何気なく手入れされた雑木の庭の緑が美しい。

ロビーのフローリングも木工家具もすべて明るい茶色、最近流行の焦げ茶・黒をベースにした黒川温泉流の和モダンとは異なり、軽やか、爽快、清潔な雰囲気を全館に漂わせている。
ロビー,や各階、客室には何気ない野の花が活けられ、客を出迎える宿の心配りを感じさせる。。

部屋数は20室、BT付きが11室、T付きが7室、和洋室が2室、料金は2食付きで17,000円~27,000円程度(2011年12月現在)だが、各種条件で増減改定されるので詳細最新情報は宿の下記HPを参照のうえ予約下さい。

那須黒磯温泉 かんすい苑 覚楽 (栃木県)

215号室、10畳和室+トイレ+板の間の広縁。2人1室1人12,600円(宿の最低料金)。

フロント、この鎧は不要だ。

那須黒磯温泉は、那須温泉と塩原温泉のほぼ中間、関東第三の大河・那珂川沿いにあり、明るく清潔感溢れた館内と女性好みの食事を供する一軒宿・かんすい苑 覚楽に泊まった。
生まれ故郷・栃木県の温泉を充実させるための第一弾、その後、日を改めて馬頭温泉郷、那須温泉郷に宿泊した。
所在地 : 那須塩原市 

風 呂

2011年度版ガイドブックでは立ち入り湯不可だったが、こんな幟が立てられていた。

じゃらん口コミ評価 (2011年12月現在)

総合 4.6     
部屋 4.2 料理(夕食)  4.5
風呂 4.7  接客・サービス 4.7
料理(朝食) 4.2 清潔感 4.7

野菜たっぷり、ミルク・トコロテンが付いた朝食。

住 所 栃木県那須塩原市402-2
電 話 0287-62-0969
交通機関 東北道那須ICから県道17・55号等を那珂川湖畔公園方面へ7km
東北本線黒磯駅からタクシーで5分
施 設(日帰り) ロビー、駐車場(100台)
宿 泊 20室(13,800円~26,400円 休前日は2,000円アップ、特別料金日有り 2011年12月現在 詳細最新情報は下記の覚楽HP参照)
泉 質 ナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩温泉(無色透明無臭微塩味 29.8℃ pH7.17)
加温してかけ流し
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
日帰り入浴時間 午後2時~午後9時(宿泊客は24時間)
定休日 不定休
入浴料金 大人 800円 3歳~12歳 500円
入浴施設 内湯:男女別各1 露天風呂男女別各1 サウナ
浴室備品(日帰り) ボディソープ、シャンプー、ロッカー、ドライヤー
観光スポット 那須川河畔公園、那須高原(多数のテーマ館・ミュージアム・レストラン・食事処・美術館・牧場)、那須ロープウェイで山頂駅徒歩40分で茶臼岳山頂、殺生石、沼ツ原湿原、もみじ谷大吊橋(塩原)、日光
喜連川スカイタワー、いわむらかずお絵本の丘美術館
お土産・食事 那須温泉郷で多種な食事・土産
近くの温泉 那須温泉郷塩原温泉郷板室温泉、鬼怒川温泉、喜連川温泉、喜連川早乙女温泉馬頭温泉郷与一温泉、矢板温泉
那須塩原市HP
那須観光HP
黒磯観光協会HP
覚楽HP
http://www.city.nasushiobara.lg.jp/
http://www.nasukogen.org/
http://www.kuroiso-kankou.org/
http://kakuraku.com/
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)

食 事

琴の演奏で迎えられる(この日は無し)。

フローリングと木造の椅子・テーブル、塵・埃が積もる所がなく清潔感が漂う。

打ち水された敷き石のアプローチ、雰囲気がある。

外から見たロビー部分。

ロビーの家具は軽やかな木造。

覚楽側の那珂川土手、流れは見えない。

温泉名 : 那須黒磯温泉

2005年1月1日付けで黒磯市・西那須野町・塩原町が合併して那須塩原市が誕生した。
市は広大な那須野が原の北西一帯を占め、東京から150km圏の距離にある。
標高が300m以上の那須高原一帯では酪農が盛んで、生乳の粗生産額は、本州で第一位(全国で第4位)を誇っている。
また、皇室の保養施設として、那須御用邸があることで広く知られている。

那須岳の南斜面には那須温泉郷が展開しており、麓の高原にはテーマパークミュージアム・・レストラン・食事処・牧場・農産物・酪農品ショップ・アウトレット等の観光施設が充実していることもあって、年間300万人以上の観光客が訪れている。しかし那須温泉郷そのものは、 那須郡那須町に位置しており市域外となる。

一方、旧塩原町の西側、塩原地区は那須火山帯の山岳地帯で、湯量豊富な塩原温泉郷をはじめ板室温泉・三斗小屋温泉などが湯煙を上げている。
標高500m以上の高冷渓谷地帯にあるため、特に秋の紅葉は見事だ。

先付(水無月豆腐)

小鉢(海老つらら)

湯葉料理(湯葉餡かけ)

お造り(お刺身盛り)

焼物(鮎塩焼き)

台の物(那須牛陶板焼き)

しのぎ(覚楽蕎麦)

酢の物(季節の酢の物)

施設名 : かんすい苑 覚楽(かくらく)(宿泊日:2011.6.20) 

那珂川河畔公園は、平成5年にオープンし、那須塩原市の外郭団体が管理している。
大きな池や日本庭園や広場があって、散策に最適なよく手入れされた河川公園だ。

那須黒磯温泉の一軒宿・覚楽はこの公園の先、那珂川の右岸土手の下にある。
関東有数の清流は、遥か前方の対岸下を流れているので見ることが出来ない。
従って宿は格別眺望に恵まれているわけではなく、風光明媚というより、どこでも見かけるのどかな山里、あるいは田園風景の中に巧みに溶け込んでいるといった風情だ。

左:那珂川
下:那須黒磯温泉すぐ手前の那珂川河畔公園

上記の通り、那須塩原市には塩原温泉郷という大きな温泉地の他に旅館10数軒の板室温泉、三斗小屋温泉などがある。
この他に東北自動車道那須ICから東南に7kmほど、那珂川流域、那珂川河畔公園のすぐそばに一軒宿の那須黒磯温泉がある。

那珂川(なかがわ)は那須岳に源を発し、黒磯市付近で次第に川幅を広げ、那須高原からの水を集め関東第三位の大河となって茨城県を流れ太平洋に注ぐ。
関東随一の清流で天然の鮎の魚影が濃く、流域には自然が多く残されている。

蒸し物(蓮根饅頭)

揚げ物(賀茂茄子揚げだし)

止め椀・御飯・香の物(手作り感・新鮮・色彩)

デザート(果物7種)


大きな地図で見る

談話室で読書も。

                  館内いたるところに一輪の野の花が活けられている。

ろとさんご用達の那須ガーデンアウトレットで孫6人の衣服を購入。

立派な門構えの正面

6月宿泊、紙ナプキン、箸袋の図柄はアジサイだった。

食前酒:ブルーベリーワイン

当館最低料金(12,600円)のプランだったが、夕食・朝食ともテーブル・椅子の完全個室。

(座敷の食事処もあるので、予約の際に決めておいた方が良い。)


食事は「きれいな」「繊細な」「小粋な」、いかにも女性が好みそうな料理だった。