鹿野温泉　国民宿舎　山紫苑　（鳥取県）

山紫苑は第三セクターの株式会社ふるさと鹿野が経営する国民宿舎。周囲は丘陵に囲まれている。
同社は日帰り温泉施設の温泉館ホットピア鹿野、既述の鹿野往来交流館「童里夢」なども経営している。

鳥取県東部に位置する「いなば温泉郷」の一つ、鹿野温泉の開湯は昭和３０年と歴史は浅いが、戦国時代の武将・亀井茲矩の城下町の面影が残る地にあって、国民保養温泉に指定されている。
国民宿舎　山紫苑は、半官半民の第三セクターが経営する準公共の宿で、１０、０００円前後で宿泊出来る。湯量豊富で、３ヶ所の風呂はすべて源泉かけ流しだ。

是非行きたかった幸盛寺。織田信長の支援が遅れ、主君尼子氏の再興を果たしえず、非業の死を遂げた山中鹿助（幸盛）の菩提寺。「願わくば七難八苦を与えたまえ」と三日月に祈った逸話で有名で、この語句が刻まれた碑があった。

鹿野は、戦国時代の武将：亀井茲矩　3万8000石の城下町の面影が、400年経過した今でもあちこちに残る。

県の東部に点在する５つの温泉を「いなば温泉郷」と称している。
岩井・鳥取・吉岡・浜村・鹿野の５つの温泉、小規模で地味な温泉群だが、温泉隙好きには魅力的なラインアップである。

鹿野ＪＲ山陰本線浜村駅より車で約１５分、鳥取市街からは車で約３０分という位置にある。

鹿野は城下町として栄えた歴史があり、戦国時代の武将：亀井茲矩公(３万８０００石)によって築かれた当時の面影が、４００年たった現在も残されており、歴史好きの方には魅力的な町だ。

鹿野温泉の歴史は浅く、旧勝谷村長が地質学の鳥取大教授のアドバイスを受けて発掘、昭和３０年２月、地下３６ｍの浅い所で４２℃の温泉に当たって湧出した。

その後、町村合併により鹿野町に継承され、現在は２軒の旅館と日帰り温泉施設「温泉館ホットピア鹿野」が営業している。

温泉名　：　鹿野（しかの）温泉

タイル張、半円形、５〜６人規模の内湯。泉温５６．４℃、無色透明無味無臭の単純温泉を掛け流し。
日帰り受付は午前11時〜午後８時で、料金は大人５１０円。。

鳥取市内のフレンチルネッサンス様式の「仁風閣」。中国地方屈指の明治建築として、重要文化財に指定された。

鹿野往来交流館「童里夢」。展示室・特産品販売・喫茶・休憩コーナーなどがある立派な施設。

所在地　：　鳥取市鹿野（しかの）町

施設名　：　国民宿舎　山紫苑　（入浴年月日：２０１５年６月３日）

鳥取市は中国地方の北東部、鳥取県の北部に位置する県庁所在地で、山陰地方唯一の特例市。しかし、人口密度は全国の県庁所在地の中で最も低い。

本市は山陰随一の工業都市でもある一方、日本一の鳥取砂丘や白兎海岸などの豊かな自然に恵まれた観光都市でもある。

江戸時代は池田氏の治める鳥取藩３２万５千石の城下町として栄えた。
池田氏とは織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の３代に仕えた英傑・池田輝政を祖とする一族で、播磨国姫路の他、備前国岡山・因幡国鳥取城等を合わせて九十二万国を有し「姫路宰相百万石」と称された。
さらに徳川家との縁組で家格を引き上げ、明治維新まで繁栄した。

市域には、都市部に湧く鳥取温泉以外に、何れも渋い通好みの雰囲気を持つ吉岡温泉・浜村温泉・鹿野温泉などがある。

特産品としては、松葉ガニ・白イカ・もさエビ・岩ガキ・２０世紀ナシ・砂丘ラッキョウなどがある・

凝った造り、天然石を敷き詰めた露天風呂。庭園と溶け込んで池の様に見える。泉温は温め、幾らでも浸かっていられた。
他に階上に展望露天風呂があるが、入浴時に気がつかなくてパスしてしまった。