温泉好きにはたまらない雰囲気の内湯。日帰り入浴は、10時〜20時(90分)、料金は500円。

桧造りの趣きある造り、写真の通り、6人規模の湯船はちょうど良い大きさだ。

pH2.6、泉温79.2℃の単純酸性硫黄泉で、この泉質は塩原では珍しい。

もともと透明だが時間の経過とともに白濁、これに加えて硫黄臭と強い酸味、極上の温泉だ。


底に溜まった湯の花で泥パックが出来る。

温泉仲間のまぐぞーさんは、ここに宿泊されていて、温泉好きは、塩原温泉郷で泊まるとすれば、ここを定宿としている人が多いようだ。

尚、源泉名が「共同噴気泉(奥塩原新湯 中の湯)」との記述があるので、高温の噴気に水を通して温泉を作っているのかもしれない。

塩原温泉郷 新湯温泉 湯荘白樺 (栃木県)

塩原11湯の一つ、数多くの温泉が点在する箒川から離れた標高950mの高所、噴煙が舞いがある爆裂噴火口跡の前に位置する新湯温泉。
その中に在って、2食付き7500円ほどの低料金で宿泊出来、温泉好きに知られた湯荘白樺に立ち寄り、塩原では珍しい硫黄泉を楽しんだ。

2006年に開湯1,200年を迎えた塩原温泉郷は、渓谷美を誇る箒川に沿って(2ヶ所のみ例外)多数の温泉が点在し、これを「塩原11湯」と呼ぶ。
西那須野方面から国道400号線に乗って西へ進むと、最初に現れる「大網温泉」から始まって「福渡」「塩釜」「塩の湯」「畑下」「門前」「古町」「中塩原」「元湯」「新湯」までの11湯である。

宿泊施設が70軒ほど、年間120万人が訪れる大温泉地だが、11ヶ所に分散、かつ山腹の限られた土地に建つ小規模の旅館が多いため、むしろ秘湯の雰囲気すら漂わせている

塩原11湯といえば渓流沿いのイメージが強いが、「新湯」は鬼怒川温泉から日光方面に向かう「日塩もみじライン」の入口、標高950mの高地にある。

万治2年(1659年)に、元湯が大地震のために崩壊、地震で新しく湧出した温泉に元湯の人々が移転し、新湯温泉が誕生した
小さな旅館街(民宿含めて7軒)のすぐ背後には硫黄山の荒々しい噴火口跡から噴煙が舞い上がっている。温泉はここから引いているので、泉質は、塩原では珍しい硫黄泉である。

温泉名 : 塩原温泉郷 新湯(あらゆ)温泉 (入浴日:2015年10月20日)

所在地 : 那須塩原市湯本塩原

右手の赤い暖簾が女性用出入り口。18時〜21時は女性専用タイムになっている。

七福の湯と称する混浴露天風呂。近年、女性の利用を配慮して、中の仕切りが出来たようだ。

2005年1月1日付けで黒磯市・西那須野町・塩原町が合併して那須塩原市が誕生した。

市は広大な那須野が原の北西一帯を占め、東京から150km圏の距離にある。

旧塩原町の西側、塩原地区は那須火山帯の山岳地帯で、湯量豊富な塩原温泉郷をはじめ板室温泉・三斗小屋温泉などが湯煙を上げている。

関東を代表する温泉地の一つ塩原温泉郷は1000m級の山々に囲まれ、 町の中央を箒川が流れ、多数の滝や渓谷が塩原温泉郷の素晴らしい景勝を作り上げている。

標高500m以上の高冷渓谷地帯にあるため、秋の紅葉は見事だ。
特に、日光方面から鬼怒川を経由する「日塩もみじライン」沿いは、季節になると全山が錦綾なす紅葉の名所である。

また酪農が盛んで、生乳の粗生産額は、本州で第一位(全国で第4位)を誇っている。
第4位)を誇っている。

塩原温泉郷のB級グルメ・スープ入り焼きそば。元祖の釜彦(昭和30年)でこれを食べた(750円)。儲かったからだろう、山側の少し奥まった所に移転し立派な店をオープンさせた(那須塩原市塩原2611 TEL 0287−32−2560)。
住 所 那須塩原市湯本塩原14
電 話 0280−32−2565 フリーダイヤル:0120−00−3315
交通機関 東北自動車道西那須野塩原ICから国道400号線等で約30km
東北新幹線那須塩原駅から塩原温泉行バスで約45分塩原温泉下車、大沼公園入口行きバスに乗り換え18分、奥塩原温泉下車(塩原温泉バス停から送迎車有り)
施 設 有料休憩(大広間休憩入浴2150円(昼食も可)、駐車場
宿 泊 不可
泉 質 単純酸性硫黄泉(79.2℃ pH2.6)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 10時〜20時(90分限度) 
定休日 15室 2食付き7500円前後
入浴料金 500円(90分以内)
入浴施設 内湯:男女各1 露天風呂:混浴1(18時〜21時は女性専用タイム)
浴室備品 シャンンプー類有り ロッカー
観光スポット もみじ谷大吊橋、回顧の吊橋、稚児ヶ淵、千本松牧場、回顧の滝、龍化の滝、秋の日塩もみじライン那須高原、日光江戸村 日光猿軍団日光
お土産・食事 国道400号沿いに有り
近くの温泉 塩原11湯、鬼怒川温泉、那須温泉郷、川治温泉、湯西川温泉、奥鬼怒温泉郷、那須温泉郷
那須塩原市HP
観光協会HP
旅館組合HP

白樺HP
http://www.city.nasushiobara.lg.jp/
http://www.nasushiobara-kanko.jp/index.php
http://www.siobara.or.jp/
http://www.mmjp.or.jp/sirakaba/
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前に当該施設のHPなどでご確認ください。)。

標高950m、駐車場の目の前に荒々しい噴火口跡が聳える。外観はかなり年季の入った建物で、館内も同様だ。トイレ無しの和室が15部屋、2食付きで7500円で泊まれる。

じゃらんのクチコミで、総合4.1で特に風呂は4.7と高評価だ。食事に注文を付けたコメントもあったが、この料金でこれはお門違いだ。

施設名 : 湯荘白樺 (入浴日2015年10月20日)

新湯温泉の背後には、荒々しい新湯爆裂噴火口跡があり、いまも噴煙が舞い上がる。温泉は、塩原では珍しい硫黄線だ。

鬼怒川方面からの日塩もみじの終点近くに位置する新湯温泉。

小さい温泉地だが、むじなの湯、寺の湯(混浴)、中の湯(混浴)と三ヶ所の共同浴場がある。

那珂川の支流、箒川沿いの塩原温泉郷。写真右側は、かって宿泊した塩釜温泉 彩つむぎ。中央は姉妹館のホテル明賀屋だが休館した。