2005年1月1日付けで黒磯市・西那須野町・塩原町が合併して那須塩原市が誕生した。
市は広大な那須野が原の北西一帯を占め、東京から150km圏の距離にある。
旧塩原町の西側、塩原地区は那須火山帯の山岳地帯で、塩原温泉郷はここに位置している。
町の中央を箒川が流れ、多数の滝や渓谷が塩原温泉郷の素晴らしい景勝をつくっている。
関東を代表する温泉地の一つ塩原温泉郷は1000m級の山々に囲まれ、標高500m以上の高冷渓谷地帯にあるため、秋の紅葉は見事だ。
特に、日光方面から鬼怒川を経由する「日塩もみじライン」沿いは、季節になると全山が錦綾なす紅葉の名所である。
L字型の内湯、温泉が静かに流れ出ている。10人位が入れる大きさだ。サウナが付いている。
施設名 : 光雲荘 (入浴日:20010.3.17)
温泉街で見かける竜頭水。明治時代から生活水として使われてきた。多くは昭和32年の大火で焼失したが近年に復元された。
11湯からなる塩原温泉郷、古町温泉とともにその中心的な存在の門前温泉。8軒ある旅館の中から、自家源泉を有し、塩原温泉郷最大規模の露天風呂を持つ光雲荘に立ち寄った。
塩原温泉郷最大級の露天風呂とガイドブックにあるが、想像していたほど大きくないが20人位が一度に入れる。
塩原温泉郷は、宿泊施設が70軒ほど、年間120万人が訪れる関東有数の大温泉地である。
同じ栃木県の大型温泉地である鬼怒川温泉と比較して、洗練されておらず素朴な温泉地だが、温泉力で遥かに勝り、私が贔屓にしている温泉地の一つだ。
塩原温泉郷は大同年間(806年〜810年)に赤川河畔に湧く温泉が最初に発見され(現在の元湯温泉)、最近開湯1300年を迎えた。
塩原温泉郷は、渓谷美を誇る箒川及びその源流に沿って(1ヶ所のみ例外)多数の温泉が点在し、これを総称して「塩原11湯」と呼ぶ。
東北自動車道西那須野塩原ICから国道400号線に乗って西へ進むと、最初に現れる「大網温泉」から始まって、「福渡」「塩釜」「塩の湯」「畑下」「門前」「古町」「中塩原」「上塩原」「元湯」「新湯」までの11湯である。
温泉郷の中央に位置する門前温泉と古町温泉が塩原温泉郷の中心的な存在で、国道400号線上に旅館や土産物屋が建ち並び、合併前の塩原町役場もここにあった。
「門前」は、この地が牡丹で有名な妙雲寺の門前だったことに由来する。
住 所 | 栃木県那須塩原市塩原2340−1 |
電 話 | 0287−32−2414 |
交通機関 | 東北自動車道西那須野塩原ICから国道400号線等で約30km 東北新幹線那須塩原駅からJRバスで約50分、門前温泉下車 |
施 設(立ち寄り) | ロビー休憩、駐車場(50台) |
宿 泊 | 8畳〜14畳までのBT又はT付き和室が26室。 宿泊料金:10,000円〜20,000円程度(2010年10月現在) 各種条件で変わるので、予約の際は下記HPを参照されたく。 |
泉 質 | ナトリウム・カルシウムー塩化物・炭酸水素塩泉(pH7.1 55.5℃) |
適応症 | 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴時間(日帰り) | 14時〜20時 |
定休日 | 無休 |
入浴料金 | 大人 600円 |
入浴施設 | 内湯:男女各1 露天風呂:男女各1 サウナ有り |
浴室備品(立ち寄り湯) | シャンプ、ボディソープ、ロッカー、ドライヤー |
観光スポット | もみじ谷大吊橋、回顧の吊橋、稚児ヶ淵、千本松牧場、回顧の滝、龍化の滝、秋の日塩もみじライン、那須高原、日光江戸村 日光猿軍団、日光 |
お土産・食事 | 土産は館内、昼食不可 |
近くの温泉 | 塩原11湯、鬼怒川温泉、川治温泉、湯西川温泉、奥鬼怒温泉郷、那須温泉郷 |
那須塩原市HP 旅館組合HP 光雲荘HP |
http://www.city.nasushiobara.lg.jp/ http://www.siobara.or.jp/ http://www.kouunsou.com/ |
泉質は、55.5℃のナトリウム・カルシウムー塩化物・炭酸水素塩泉。無色透明でほとんど無味無臭。加水して掛け流し。