2005年1月1日付けで黒磯市・西那須野町・塩原町が合併して那須塩原市が誕生した。

市は広大な那須野が原の北西一帯を占め、東京から150km圏の距離にある。

旧塩原町の西側、塩原地区は那須火山帯の山岳地帯で、湯量豊富な塩原温泉郷をはじめ板室温泉・三斗小屋温泉などが湯煙を上げている。

関東を代表する温泉地の一つ塩原温泉郷は1000m級の山々に囲まれ、 町の中央を箒川が流れ、多数の滝や渓谷が塩原温泉郷の素晴らしい景勝を作り上げている。

標高500m以上の高冷渓谷地帯にあるため、秋の紅葉は見事だ。
特に、日光方面から鬼怒川を経由する「日塩もみじライン」沿いは、季節になると全山が錦綾なす紅葉の名所である。
また酪農が盛んで、生乳の粗生産額は、本州で第一位(全国で第4位)を誇っている。
第4位)を誇っている。

塩原温泉郷 上塩原温泉 河童の湯 (栃木県)

奥会津を1人旅すると知ったまぐぞーさんが紹介下さった上塩原温泉 河童の湯。
東北自動車道西那須野塩原ICから国道400号で西へ一直線、塩原温泉郷の最奥部、もう少し走ると尾頭トンネルという場所に上塩原温泉がある。国道をそれて塩原元湯温泉に向かう道を入ったところにあるスッポン料理河童に付属する河童の湯に立ち寄った。

施設名 : 河童の湯 (入浴日:2012.10.15)

国道400号線から左折して元湯温泉に向かうかなり急こう配の坂道を100mほど進んだ先の右側、旧家を思わせる広い前庭にすっぽん料理店の「河童」、その右手に小さな湯小屋・河童の湯がある。
食事をした人は無料、入浴だけなら2つの浴室の何れかを貸切にして1人250円で入浴出来る。


この施設は手元にあるどのガイドブックでも紹介されておらず、これを知ったのはまぐぞーさんからの紹介に拠るものだ。
まぐぞーさんは、そこの泉質と湯使いが素晴らしいと推薦くださった

2ヶ所の浴室は同じ造で、風呂は2mx1m、2名が限度の小さな風呂だが、切り込みから溢れた温泉が静かに溢れている。
温泉は掘削自噴で341リットル/分、泉質は無色透明無味無臭のナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉、pH7.3で、泉質に相応しく軟らかなしっとり感がある。。

風呂の温度はやや高めの43℃くらい、、源泉温度が56.8℃とあったので、測定後の湯温低下があっても夏期なら加温は不要だが、果たしてどうか不明。

所在地 : 那須塩原市上塩原

小さい浴槽とは言え、掛け流し、250円で貸切は贅沢だ。

同じ造りのもう一方の風呂。

前方を進めば元湯温泉。右が河童。

「秘湯河童の湯」「スッポン料理河童」の大きな看板があり見過ごさない。

箒川は上塩原の白倉山付近に源を発し、やがて那珂川に合流する。川沿いの渓谷には塩原温泉郷の温泉(宿)が点在する。

温泉名 : 上塩原温泉

住 所 栃木県那須塩原市上塩原238
電 話 0287−32−2364
交通機関
東北道西那須野塩原ICから国道400号利用で約30分
東北新幹線那須塩原駅からバスで60分、塩原温泉バスターミナル下車、タクシーで13分
施 設(立ち寄り) 隣にスッポン料理「河童」、駐車場
宿 泊 不可
泉 質 ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉(pH7.3 泉温56.8℃ 341.5リットル/分)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
立ち寄り入浴時間 11時〜19時/250円(食事をすれば無料)
定休日 不定休
入浴料金 大人250円
入浴施設 貸切内湯2ヶ所
浴室備品 石鹸のみ、ロッカー無し
観光スポット もみじ谷大吊橋、回顧の吊橋、稚児ヶ淵、千本松牧場、回顧の滝、龍化の滝
お土産・食事 食事は国道400号線沿い
近くの温泉 塩原11湯、鬼怒川温泉、那須温泉郷、川治温泉
那須塩原市HP
旅館組合HP
河童紹介HP
http://www.city.nasushiobara.lg.jp/
http://www.siobara.or.jp/
http://www.citydo.com/prf/tochigi/guide/sg/160001547.html
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)

塩原温泉郷は大同年間(806年〜810年)に赤川河畔に湧く温泉が最初に発見され、近年開湯1300年を迎えた。
ここが現在の元湯温泉で、塩原温泉郷発祥の地となる。

現在の塩原温泉郷は、渓谷美を誇る箒川及びその源流に沿って多数の温泉が点在し、これを「塩原11湯」と呼ぶ。
東北自動車道西那須野塩原ICから国道400号線に乗って西へ進むと、最初に現れる「大網温泉」から始まって、「福渡」「塩釜」「塩の湯」「畑下」「門前」「古町」「中塩原」「元湯」「新湯」までの11湯である。
近年、温泉街の一番奥の上塩原地区に温泉旅館が開業し、塩原温泉郷のホームページでも「上塩原温泉」と区分・表示されているので、正確には塩原12湯と呼称すべきだろう。

上塩原は、塩原温泉の秘湯を呼ばれる元湯温泉への分岐点を通り過ぎた先、国道400号が121号と合流する手前にある。
400号はやがて福島県会津地方の深部に向かうので、ここは奥会津地方の玄関口と言える。
上記のHPを見ると、クチコミ評価が高い四季味亭ふじやなど、4軒の温泉旅館が営業している。

塩原温泉街を進む名物「トテ馬車」に出会った。明治時代の中ほどから交通機関として、ラッパをトテトテと鳴らして通行していたので、この名が付いたそうだ。

広い前庭、奥に旧家風の建物。左に河童と河童の湯。

左側にスッポン料理の河童、右側の小さな建物が河童の湯。

河童の青い暖簾。