掘削地下500m、100℃近い熱湯が自噴する。
立ち寄り湯用の休憩所。
露天風呂へは館内を通らず外回りで。
この写真はプースケさん撮影。
これだけ大きいと、場所によってかなり湯温に違いがあるのが普通だが、どこへ移動してもかなり高温だった。泉温90℃の源泉を絞って注入し、加水はしていないからだろう。注入口には熱湯注意の看板を見かけた。
由布市(ゆふし)は大分県のほぼ中央に位置し、温泉地として名高い由布院温泉を擁する観光都市である。
「ゆふいん」はもともと由布院、江戸時代には一時、油布院と書かれていた。
しかし、昭和30年2月に同じ温泉地の湯平村と由院町が合併した際、湯平の「湯」を取って「湯布院町」となった。 現在でも、駅名・温泉名・盆地名などをいうときには「由布院」の字を用いている。
町の北東端には、阿蘇くじゅう国立公園に指定されている標高1、584mの由布岳(ゆふだけ)(1584m)が聳えている。
この山には豊後富士という優美な呼び名がある。しかし、実際に見る由布岳は、八合目から上は赤茶けた岩肌が露出した火山性の荒々しい山塊である。
由布院温泉は,湯煙で作られる朝霧の名所としても知られ、中央部には水田と住居地が広がり、周囲を1,000m級の山々がとり巻いている。
内湯か露天風呂が付く離れが20室の庄屋の館。
施設名 : 庄屋の館 (入浴日:2013.4.16)
由布岳の南西麓に広がる東西12km・南北8kmの盆地、標高500mの高地に湧く由布院温泉。
温泉は湯量が約40,000リットル/分と豊富なため、100軒余りの旅館・ホテルの多くが掛け流しだ
しかし、これだけの規模の温泉地なら必ず見かける高層の旅館・ホテル、けばけばしいネオンや歓楽スポットが全く無い。
由布院温泉には、一般的なイメージの温泉街というものは形成されていないのだ。
右肩上がりの経済成長を実現してきた昭和40年代、多くの温泉地が大規模開発を行った。
由布院温泉にもその波が押し寄せたが、湯布院温泉先駆者の理念・思想をバックボーンに、地元旅館経営者等が多の困難・反対を乗り越えて「温泉=団体・歓楽・大型化」を排除してきた。
こうして、バブル崩壊後、全国各地で大型温泉地が衰退し、巨大ホテル・旅館が相次いで倒産する中、団体優先から脱し個人客の集客をいち早く目指してきたのが由布院温泉だ。
由布院駅から金鱗湖に伸びる細い道筋の両側(湯の坪街道)に、郷土色豊かな土産物屋・食事処などに混じって、小さな博物館・洒落たカフェ・レストラン・スイーツの店などが立ち並ぶ。
金鱗湖(きんりんこ)。
数本の小川が流れ込み、温泉もわき出ているので湖水の温度は年間を通してほとんど変わることがない。外気温の低い日には、湯気が立ち登り、幻想的な雰囲気に包まれる。
住 所 | 大分県由布市湯布院町川上444−3 |
電 話 | 0977−85−3105 |
交通機関 | 大分自動車道由布院ICから約6km JR久大本線湯布院駅下車タクシーで5分 |
施設(日帰り用) | 湯上り処、休憩所、駐車場 |
宿 泊 | 20室 全て離れで露天風呂又は内風呂付き 宿泊料金(20,000円前後〜)は各種条件で変動するので、最新・詳細情報は宿のHP参照 |
泉 質 | ナトリウムー塩化物温泉(泉温 |
適応症 | 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴時間(日帰り) | 9時半〜16時 |
定休日 | 不定休 |
入浴料金 | 大人:800円 貸切露天風呂:3000円 2名まで 受付は〜15時迄 昼食付き入浴:3150円 11:45〜13:00 |
入浴施設 | 露天風呂 男女各1 貸切露天風呂2 |
浴室備品 | シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー |
観光スポット | 由布院温泉街・金鱗湖・九重高原・耶馬溪・国東半島 |
お土産・食事 | いず |
近くの温泉 | 湯平温泉・塚原温泉・別府温泉郷・壁湯温泉・川底温泉・生竜温泉・宝泉寺温泉・九酔峡温泉・筌の口温泉など多数 |
由布市HP 観光協会HP 旅館組合HP 庄屋の館HP |
http://www.city.yufu.oita.jp/ http://www.yufuin.gr.jp/ http://yufuin-ryokan.com/ http://www.yufuin-shoya.com/ |
50人位が一度に入れる大きな風呂だ。温泉は500m掘削して自噴したナトリウムー塩化物温泉で、90℃を越える高温泉。なんでこの色になるかは、HPで単に「いろいろ難しい成分や環境の科学反応です」とあったが詳細は不明だ。
pHが8.8の弱アルカリ性、美肌効果があるというメタケイ酸を多量に含んでいるため、見かけと違って肌に優しい泉質のようだ。