風 呂

    

中央道諏訪湖SAから見る諏訪湖。

火の物:黒毛和牛と信州米豚のしゃぶしゃぶ(ぽん酢・ごまだれ三種の薬味)・・・ボリュームたっぷり。

中皿:八ヶ岳産蕎麦粉を使った自家製蕎麦

当日の昼食、ろらんさんに紹介して頂いた蕎麦の名店、茅野市の「そばのさと」で十割どうづき蕎麦(1600円)を食べた。天麩羅は900円。

1回2000円の貸し切り風呂が、身障者に限り無料かつ事前予約出来るので家内のためにこれを利用した。

軽快で開放的なロビー。全館7年前に改装されているので、それほど古さを感じさせない。

303号室 12畳和室+板の間広縁+ユニットBT。平日2人1室11,000円で、利用しやすい料金で宿泊できた。

部屋から見た風景。折から桜が満開、曇天の下に諏訪湖が広がってた。

諏訪湖しんゆは湖岸通り沿いに立つ。

旅館が立ち並ぶ湖岸通りの北に位置する「しんゆ」。もちろん諏訪湖に面してる。写真はしんゆのHPから借用。

昔ながらの旅館の定番朝食。

魚料理:春を告げるメバル 奉書焼 (右の写真は奉書を開いた姿・・・手が込んでいて美味だった。)

上諏訪温泉のほとんどの旅館・ホテルが立ち並ぶ湖岸通りの北部、観光スポットの一つ、間欠泉センターのすぐ手前に位置する「上諏訪温泉 しんゆ」。

ここでの「上諏訪温泉」は温泉名というよりは、館名の前段で、これは蓼科温泉にある姉妹館「蓼科温泉ホテル親湯」との紛らわしさを避けるため、上諏訪温泉を頭に付したと思われる。


建物は7階建と6階建の2館から成り、部屋数は47室、ほとんどが和室だがツインベッドの(和)洋室も若干有る。多くは湖側だが、山側は料金が低く設定されている。

宿泊料金は、平日・2人1室1人当たり9,000円~露天風呂付きスイートの27,000円程度まであるが、最多価格帯は11,000~13,000円辺りだ。

温泉は上諏訪温泉唯一の自家源泉を有するが、循環使いをしている。

上諏訪温泉のシンボル、日帰温泉施設の片倉館(写真上下)は、2011年に国の重要文化財指定された。

珍味美湖珍菜:諏訪湖産手長海老唐揚げ、佐久産鯉肝、信州産姫鱒のスタッフドエッグ、安曇野産山葵チーズのカナッペ

食 事

     

温泉街に隣接し、ガラス工芸家のエミール ガレのコレクションが充実している北澤美術館。写真は、ガレの双魚形花瓶。

諏訪大社の下社秋宮。御柱祭の最大の見せ場、「木落とし」で運ばれて来た御柱が両脇に立てられている。

上諏訪温泉は、JR中央本線上諏訪駅にほど近く、県下で一番大きな湖、諏訪湖に面する湖岸通りとその東側の道路辺りに大型旅館・老舗旅館が集中している。

山国信州にあって山峡、渓谷、山里に湯煙りを上げる他の温泉と比べて、広い湖面で視界が開けた開放的な自然にあるので、やや温泉情緒に欠けるきらいがある。
信州にあっても比較的雪の少ない地域でかつ森や林が遠いので、春の新緑から秋の紅葉、そして冬の雪といった季節感のある自然の中での入浴は難しいかもしれない。


源泉数は400とも500ヶ所とも言われており、総湧出量は1分あたり10,000リットルを超えるようだ。
このため、20軒ほどの旅館・ホテル以外にも一般家庭・官公署・会社・学校などにも配湯されている。

諏訪市では、これらの温泉を集約センターにいったん集中させてから配湯しており、これを管理しているのが水道温泉課というのが面白い。

意外と知られていないのが共同浴場の多さで、上記の水道温泉課が管理している場所だけで80ヶ所を超え、この数は別府温泉に次ぐ数だ。
ただ地元の人しか入れない浴場(通称ジモ専)がほとんどで、地域住民以外が入れるのは、よく知られた片倉館、ハイウエイ諏訪湖諏訪湖上下、マニアに知られた大和温泉など僅かだ。
分かりやすい所にあった共同浴場・精進湯は先般閉鎖された。

すぐ近くには、諏訪大社下社秋宮(上の写真)の門前町で、中山道の宿場町であった下諏訪温泉がある。
ここは市域外の下諏訪町にあり、上諏訪温泉とは雰囲気が異なる。
温泉通が好む渋さがあり、外部からの者も入浴出来る共同浴場も多い。

温泉名 : 上諏訪温泉

妻のために簡易ベッドを頼んでおいたが、ちゃんとセットされていた。

県下最大の湖、諏訪湖に面した標高760mの地に旅館・ホテルが立ち並ぶ上諏訪温泉。先に蓼科温泉ホテル親湯に孫達と宿泊し、白樺湖ファミリーランドで遊んだが、今回は上京の際の中継地点として、姉妹館である上諏訪温泉しんゆに1泊した。

前菜:天使の海老かぼす風味、若鶏山葵味噌、鰆の生ハム、平目の昆布和え、よもぎ麩田楽、白魚の酢味噌漬け
写真左の白い皿について。宿泊日は4月6日、二十四節気では清明(4月4日~4月19日)に当たるので、しんゆの旬菜二十四節気献立表の清明に定める「一寸豆葡萄酒煮」が添えられた。

住 所 諏訪市湖岸通り2-6-30
電 話 0266-54-2020
交通機関 中央自動車道諏訪ICから国道20号線で約7km
JR中央線上諏訪駅から徒歩15分
宿 泊 47室(洋室1 和室46室)
平日2人1室9,000円~27,000円(露天風呂付プレジデンシャルスイート)
泉 質 単純温泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間・料金 11時~16時
大人1000円 子供600円
入浴施設 内湯男女各1 半露天風呂男女各1 貸切風呂(宿泊客専用  1回40分2000円 平日宿泊の場合無料)
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー
観光スポット 諏訪湖、諏訪大社、霧が峰高原、白樺湖、蓼科高原、美ヶ原
お土産・食事 駅前、温泉街に多数
近くの温泉 下諏訪温泉蓼科温泉、蓼科高原温泉郷、奥蓼科温泉郷
諏訪市観光協会HP
旅館組合HP
しんゆHP
http://www.suwakanko.jp/
http://www.suwako-onsen.com/

https://www.kamisuwa-shinyu.com/shinyu/

食事・お茶漬け

諏訪市は長野県南信地方の市で、標高760mの高地にあり、人口が約5万人ほど。諏訪湖や霧ケ峰高原等の自然、さらに精密工業が盛んだったこともこあって、かっては「東洋のスイス」と呼ばれていた。

諏訪湖は、周囲15.9kmで県内最大の湖で、冬になると湖が結氷して亀裂が入る御神渡(おみわたり)と呼ばれる現象が見られる。
かっては水質の低下が著しく、ここを源とする天竜川は、上流より支流が流れ込む中流の方が水質が良いという不名誉な現象が見られていた。


諏訪大社は諏訪市の上社本宮など4つの社(やしろ)から成り、全国に10,000の分社を有しており、7年毎に行われる豪壮な御柱祭(おんばしら)がよく知られている。御柱祭は諏訪大社に伝わる神事で、祭りの規模、勇壮さとも他に類がなく、日本を代表する奇祭だ。長さ20メートル、太さ3メートル、重さ10トン以上もの大木を、氏子総勢で引き出し、4つの宮の社の四隅に各1本ずつ計16本建てるという一連の祭りは、諏訪人の血を熱くする。
所在地 : 諏訪市

地産地消、諏訪湖周辺と信州の食材を使い、季節感を盛込んだ創作和会席(美湖膳)を売り物にしている。夕食は個室食事処で。宿泊料金からすると、十分満足できる夕食だった。
なお、お品書きの裏側は英文表示だったので感心した。

椀物:鯛、蛤、焼き海苔

部 屋  4.2 風 呂  4.1
朝 食 4.1 夕 食 4.4 
接客・サービス 4.6 清潔感 4.4

じゃらんクチコミ 総合4.4 (2018.11.11現在)

上諏訪温泉 しんゆ (長野県)

水菓子:チェリーとざくろの寒天、桜と黒蜜寒天、わらび餅小豆。

浴室の床が畳敷きの内湯は、一度に10人程度が入浴出来る比較的大きな浴槽だ。宿のHPでは、上諏訪温泉で唯一自家源泉を有しているとの記載あり、泉質は無色無臭の単純温泉。

身障者は1回2000円が無料で利用できる。ありがたい制度だったが、膝関節や股関節に障害がある者には、一人での入浴がハードな構造だったのが残念。

畳一枚ほどの小さくて温もりに欠ける半露天風呂。

多くの旅館/ホテルの売り物がレイクヴューだ。写真は以前に宿泊した上諏訪荘からの風景。

施設名 :上諏訪温泉 しんゆ (宿泊日:2018.4.6)

上諏訪温泉きっての老舗宿・ぬのはんは、江戸末期の嘉永元年(1848年)創業。

データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前に当館HPなどでご確認ください)