フローリングのフロント・ロビーは、部屋数に応じて広々としている。

信玄の隠し湯跡

部 屋 4.2 風 呂 4.1
朝 食  4.3 夕 食  4.5
接客サービス 4.6 清潔感 4.4

 蓼科温泉ホテル親湯 (長野県)

5月の連休、東京の長女夫婦・孫2人との旅行、旅程はもちろん孫優先だ。山梨県の清里に寄ってから、標高1350mに位置する蓼科温泉ホテル親湯のスイートルームに宿泊。
翌日、白樺湖湖畔の白樺リゾートファミリーランドで半日を過ごした。

所在地 : 茅野(ちの)市北山

茅野市は長野県中部に位置する諏訪盆地の中央にあり、日本で最も標高が高い場所(801m)にある市だ。

市の東には日本100名山の一つ、八ヶ岳(最高峰2,899m)がその雄大な姿を見せている。
富士山に次ぐ広大な裾野を持ち、茅野市はその半分を占めている。

市域には八ヶ岳の西北山麓にハイキング・トレッキングが楽しめる標高900m~1800mの蓼科高原や湯量豊富な蓼科温泉郷・奥蓼科温泉郷などの温泉群がある。

さらに、ビーナスラインによって白樺湖・霧ヶ峰高原・車山高原・美ヶ原などと繋がり、軽井沢、志賀高原と並ぶ信州の代表的高原リゾート地となっている。

また蓼科には恵まれた自然の他に、美術館・英国式庭園、レストランや有名な信州蕎麦などの店などもある。
信州で最も標高が高いリゾート地で、夏の冷涼な気候もあって別荘も数多く点在している。

ビーナスラインから見る蓼科山と白樺湖。

ホテル前を流れる滝の湯川。

施設名 : 蓼科温泉ホテル親湯(しんゆ) (宿泊日:2013年5月2日)

風 呂

蓼科温泉郷の一番奥、滝の湯川の渓流沿いにあるが、館名は「蓼科温泉 ホテル親湯」ではなくて「蓼科温泉ホテル親湯」である。
これは、本来の温泉名である親湯温泉では知名度が低く、所在地もイメージが浮かばないので、蓼科温泉を加え、歴史ある親湯の名前を最後に残したのだろう。

武田信玄の隠し湯は多いが、ここもその一つで、戦で傷ついた人馬をここで癒したとのことで、400年以上の歴史を有すると宿のHPに記述されている。

ホテル親湯は宿泊棟3館から成り
宿泊料金は部屋・時期・人数・プランなどにより8、000円台から28,000円前後までと幅広い。
各種プランを一覧すると、最多料金帯は13,000円~15,000円程度に思えるが、詳細・最新情報はホテルのHPを参照されたく。
HPや各種プランの内容と料金帯を見ると、ここは中高齢者や熟年より、小さな子供を持った夫婦や若いカップルをターゲットに置いているように思える。

八ヶ岳の北端にある蓼科山(2530m)の南麓から蓼科湖にかけて広がるのが蓼科高原で、原生林の深い自然に囲まれた避暑地や別荘地として開発されてきた。

蓼科温泉はその蓼科高原に湧く温泉で、周辺の滝の湯、親湯と合わせて蓼科温泉郷と呼ばれている。
滝の湯(蓼科グランドホテル滝の湯)と親湯(蓼科温泉ホテル親湯)はいずれも一軒宿で、蓼科温泉の小斉の湯とともに古い歴史を誇っている。

温泉を引いている宿泊施設は20軒程度だが、、洒落たリゾートホテル、大規模旅館から小旅館、ロッジ、ペンションまでバラエティに富、湯治場の雰囲気を残す奥蓼科温泉郷とは著しく異なっている。
外来入浴ができる旅館も多いが、共同浴場は蓼科高原の中央に位置するプール平にある。
蓼科温泉郷では、これまでに「小斉の湯」「蓼科アートランドホテル(現リゾートホテル蓼科)」「たてしな薫風 に宿泊している。

●清里(山梨県)清泉寮で散策・食事

料 理

アメニティグッヅが凄い充実ぶり。館内着と室内着の2着はいずれもツーピース。

コーヒーメーカーや電子レンジも。

広い空間のバスルーム。

一方はトリップルでこちらはツイン。

4.5畳の和室には円形の炬燵。

暖炉付きのリビング。

● 朝食

●白樺湖ファミリーランド

幼児向け料理(無料)

孫と一緒に

再び中央道に乗って諏訪南IC経由で蓼科へ

魚料理
鰆のスチーム 季節を告げに
山菜と醤油のクリームソース

前菜
コンソメジュレで寄せた野菜 春風の四季彩
トマトのエスプーマ

6人だったので、夕食は広い座敷を貸切として利用。食事中、男性スタッフが付きっきりで進行具合を見ながら、次の料理を運んできた。行き届いたサービスだが、食べてるところを観察されているようで、少々煩わしくもあった。

料理は和を混ぜたフレンチのコースというか洋風の創作料理と言うべきか判断が迷うが、何れにしても見映えも良く、味も上々で先ずは合格点が与えられるだろう。
(料理名はお品書きに拠る)。

子供連れの若夫婦が重要な顧客。ロビーに楽しい駄菓子屋さんがある。

朝食はレストランで。

住 所 長野県茅野市北山4035
電 話 0266-67-2020
交通機関 中央自動車道諏訪ICから国道を経由、ビーナスラインを蓼科・白樺湖方面へ18km(約20分)
JR中央線茅野駅からアルピコ交通バス北八ヶ岳ロープウエイ行きで30分、親湯入口下車徒歩10分
中央線茅野駅東口から無料送迎バス(30分)要予約
宿 泊 52室(洋室10 和室32 和洋室10 *洋室はすべてスイートルーム)
宿泊料金・プランはホテル親湯のHP参照ください。
泉 質 単純温泉 26.1℃ 91.5リットル/分 pH4.01 無色澄明無味無臭
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
立寄り入浴料金・時間 大人1000円 午前11時~午後4時
入浴施設 内湯:男女各1ヶ所 露天風呂:男女各1ヶ所 貸切風呂:露天3ヶ所(宿泊者は30分無料要予約)
観光スポット 北八ヶ岳ロープウェイ、蓼科高原美術館、バラクライングリッシュガーデン聖光寺蓼科湖(観光スポットとしては劣る)、尖石遺跡
ビーナスライン、白樺湖
車山高原、美ヶ原
お土産・食事 蓼科高原周辺に多数の店。
近くの温泉 奥蓼科温泉郷・蓼科中央高原温泉・上諏訪温泉下諏訪温泉白樺湖池の平温泉・毒沢鉱泉・唐沢鉱泉
茅野市HP
観光連盟HP
旅館組合HP
蓼科温泉ホテル親湯HP
 http://www.city.chino.lg.jp/
http://www.tateshinakougen.gr.jp/
http://tatesina.com/
http://www.tateshina-shinyu.com/
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)

広い座敷を借り切って夕食。

清泉寮に創立者・ポールラッシュが最初に作った名物のソフトクリームは濃厚だ。

6mx3m程度の長方形のシンプルな内風呂加温有りで循環ろ過をしている。

孫の背後に富士山と南アルプス。

清泉寮の背後に八ヶ岳。宿泊する蓼科は反対側だ。


大きな地図で見る

子供の食事は宿泊料を含めて無料だから文句は言えないが、もうすこし色どりが欲しかった。

肉料理
蓼科牛のステーキ
シャリアピンソースで

お口直し
季節のソルベ

お口はじめ
魚介達の集い ハーブとの出会い
クロックムッシュを添えて

● 夕食

露天風呂・貸切風呂へは階段をかなり下る。

貸切風呂は壱の湯・弐の湯・参の湯が長屋風に連なっている。30分無料。

露天風呂から見る滝の湯川。

風呂は男女別の内湯と露天風呂、それに3ヶ所の貸切露天風呂(30分無料)がある。

源泉名が「信玄の隠し湯」で、泉質は無色澄明無味無臭の単純温泉、泉温は26.1℃なので、加温の上循環ろ過して使用している。

ここのHPを見ると戦後間も無く撮影された広大な温泉プールの写真があり、当時は相当な湯量を誇っていたのだろう。


現在の風呂・温泉は泉質・湯使いとも特筆すべきほどのものではないが、檜で造られた貸切露天風呂3ヶ所は雰囲気が良く、眺望も素晴らしいので、宿泊の際は早めに予約を入れておきたい。

日帰り入浴を受け付けており、時間は午前11時~午後4時迄、料金は大人1000円となっている。

大小の岩石を配置した露天風呂は5~6人規模。風呂からの眺望はなかなか良く、渓流の音が聞こえてくる。

蓼科温泉の入口にある小さな蓼科湖。

貸切露天風呂の朝湯、孫と一緒に。温泉デビューは千葉県養老温泉の黒湯だ。

翌日の半日、ここで遊んだ。

年齢に応じた浴衣が用意されていた。

●ホテル親湯宿泊

●蓼科湖

ビーナスラインの展望台から見る蓼科山(2530m)。八ヶ岳の最北端に位置し、日本百名山の一つで別名・諏訪富士。左手前は白樺湖、絶景の中を歩く孫達。

プランは「個室食&子供無料ー三世代家族旅行」。
活発な孫達がのびのび泊まれる部屋、ということで奮発して「スイートルーム蓼科倶楽部」の4階和洋室451号室と454室を利用。
(料金は季節・時期によって大きく変動するが、宿泊したのがGW中で、1年で最も高い時期のものだった)
写真はトリップルベッド+和室(炬燵)+リビングの454号室。
以下の写真は、2部屋分のものが混在。

じゃらん クチコミ総合4.4点 (254件平均 2014.1.27現在)

デザート
桜のロールケーキ 抹茶とホワイトチョコレート
苺とすだちのソルベ

御飯物
Resort soup curry 親湯風 

滝の湯川沿いに立つ大型和風ホテルで部屋数は52室。内訳は洋室10室、和室32室、和洋室10室で、洋室はすべてスイートになっている。

農耕機で遊ぶ。

レストランで昼食。

焼き魚、玉子焼き、温野菜などバランスの良い、かつ充実した朝食だ。

標高1250mにあり、周囲1kmの小さな蓼科湖。ペダルボートで遊べる。

幼児用の遊具があり、親子でゴーカートも楽しんだ。

温泉名 : 蓼科(たてしな)温泉郷 親湯(しんゆ)温泉 

檜造りの貸切露天風呂は良い雰囲気だ。参の湯に朝風呂で孫と入浴した。