「ぬくもりの宿駒の湯」は、中央本線木曽福島駅から車で10分の距離に在り、ガイドブックでは「駒の湯温泉」となっているが、宿のHPでは「木曽福島温泉」としている。
明治30年創業の老舗宿だが、温泉宿になったのはそれほど昔ではないだろう。
泉質が含む二酸化炭素ーカルシウムー炭酸水素塩泉だが、泉温が11℃の冷鉱泉だ。
泉質が、近隣にある「きそふくしま温泉湯元二本木の湯」と同じなので、そこからの配湯かと思ったが、HPでは自家源泉としている。どうやら、この一帯は炭酸泉が多く湧出するようだ。
風呂は、内湯と露天風呂があるが、戸天風呂は沸かし湯で薬草風呂と称している。
日帰り入浴を受け付けており、入浴時間帯は、午前11時〜午後10時迄、料金はタオル付きで750円、昼食付き入浴も可能だ。
新館(BWT付)・本館(BT付)・休館(NT無)の3棟、合計16室あり、料金は2人1室で9,000円〜15,000円程度と手頃だ。
木曽福島駅から車で10分ほど、木曽川の支流、八沢川沿いの静かな山里にある駒の湯。
木曽町は長野県の南西、木曽郡の中央部にある町で、2005年11月1日、木曽福島町と周辺の日義村・開田村・三岳村が合併して誕生した。「日本で最も美しい村連合」の一つだ。
町の中央には木曽川が流れ、その流域に沿って国道19号とJR中央本線が走っている。県内の町村では最大面積で総面積の95.4%を山林が占める山岳地帯であり、西に木曽御嶽山(おんたけさん)、東には中央アルプスの木曽駒ケ岳(2956m)が聳えている。
2014年9月の噴火で大惨事を引き起こした御嶽山は長野県と岐阜県との県境にあるが、最高峰の剣が峰(3067m)は木曽町にある。御嶽山は、新字体で標記した御岳や御岳山と表記されることが多く、木曾地方の盆踊歌・木曾節でお馴染みの山だ。
一説には500番まであるそうだが、あいにく1番しか知らない。
木曽のナー 中乗りさん
木曽の御岳(おんたけ)さんは ナンジャラホーイ
夏でも寒い ヨイヨイヨイ
(ハー ヨイヨイヨイノ ヨイヨイヨイ)
中山道福島宿の面影を残す「上の段」を散策
中央自動車道塩尻ICから約50km、駒の湯温泉周辺の紅葉。
中央本線木曽福島駅前の風景。最奥に宿泊した木曽福島温泉山みず季URARAつたや(追って掲載)がある。
日本百名山の御嶽山(3067m)は、2014年の大噴火で、57人が死亡、6人が行方不明の大惨事となった。
桧の縁の内湯は10人が入れる大きさ。冷鉱泉を循環ろ過利用。温泉に特色は無い。
石を積んだ露天風呂は、薬草風呂と称していて、温泉使用では無い様だ。
木曽五木(ヒノキ・アスナロ・コウヤマキ・ネズコ・サワラ)で名高い木材の産地に相応しくウッディな館内。
住 所 | 長野県木曽郡木曽町福島伊那47−2 |
電 話 | 0264−23−2288 |
交通機関 | 中央自動車道塩尻ICから約50km JR中央本線木曽福島駅からタクシーで10分 |
施 設(日帰り用) | ロビー、湯上がり処、売店、駐車場(20台) |
宿 泊 | 16室 9,000円〜15、000円(2人1室利用1人当たり) 詳細・最新情報はこちらを参照ください。 |
泉 質 | 含二酸化炭素ーカルシウムー炭酸水素塩冷鉱泉(11.2℃ pH6.19) |
適応症 | 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
立ち寄り入浴時間 | 11時〜22時 |
定休日 | 不定休 |
入浴料金 | 大人750円 |
入浴施設 | 内湯男女各1 露天風呂(非温泉)男女各1 |
浴室備品 | シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー |
観光スポット | 木曽福島宿、木曽馬の里、唐沢の滝、御岳登山・トレッキング、スキー、御岳ロープウエイ(営業しているか要確認)、尾ノ島の滝、奈良井宿、寝覚ノ床、妻籠・馬篭、高山 |
お土産・食事 | 食事付き入浴可能可能 |
近くの温泉 | 御嶽明神温泉、きそふくしま温泉、南木曽温泉、西野温泉、濁河温泉、鹿の瀬温泉、木曾温泉、木曽駒天神温泉 |
木曽町HP 観光協会HP 駒の湯HP |
http://www.town-kiso.com/ http://www.kankou-kiso.com/ http://www.komanoyu.com/ |
東海道と共に江戸と京都を結んでいた中山道には69の宿場があった。
この内、木曽路11ヶ所の宿場の一つ、福島宿にほど近い木曽川の支流・八沢川沿いの駒の湯温泉の一軒宿が「ぬくもりの宿駒の湯」だ。