クチコミ評価が高いのは、木曽の御嶽山の山裾、標高1000mを超える爽快な開田高原がそうさせたのだろうか。

部 屋 4.6 風 呂 4.2
朝 食  4.5 夕 食 4.8
接客・サービス 4.9 清潔感 4.8

ほうじ茶のプディング

開田高原産蕎麦100%の10割手打そばは絶品。

山菜・コシアブラの混ぜご飯

馬刺し(クチコミを見ると宿泊者に大好評)

山芋と蕎麦の実揚げ

朴葉焼

やまと岩魚の塩焼

蕎麦の実の煮物(家内絶賛)

101号室、シンプルな10畳+広縁+トイレで、平日2人1室1人13,650円。窓からは御嶽山が見えた。

木材がふんだんに使われた館内は、気取らずに寛げる雰囲気だ。

江戸時代は飛騨街道の宿場町だった西野温泉周辺。
周囲に特産の蕎麦や玉蜀黍畑が点在する開田高原の西の端、かっては5軒の宿が営業していたが(女将)、今はやまかの湯が一軒宿となった。

「やまか」とは聞きなれない言葉だが、山印に片仮名のカの屋号に由来する。
明治22年創業、旅館は昭和初期の開業で、現在の美人女将が4代目、若女将が5代目になるそうで宿の歴史は長い。

部屋数は8室の小規模旅館で、外観も館内も食事もサービズも全く気取った所がないので、アト ホームな気分で滞在できる宿だ。料金は、平日、2人1室1人13,000円〜16,000円(2014年6月現在)と手頃な水準だ。

風呂も掛け流しではないし、部屋も10畳はあるがごくシンプルな造りで豪華ではない。それなのに、上記のじゃらんのクチコミ評価の総合が4.9点なのには驚く。これは開田高原の風景と冷涼な大気、地元の食材を使った家庭的な料理と控え目な接客・サービスが、客に心地よい時間を過ごさせるためだろうか。

住 所 長野県木曽郡木曽町開田高原西野3109−1
電 話 0264−44−2010
交通機関 中央自動車道伊那ICから国道361号(一部国道19号重複)で高山方面へ約65km
JR中央本線木曽福島駅からおんたけ交通開田高原行きバスで1時間、やまか旅館下車下車
宿 泊 8室(シャワーT付き10畳和室) 13,000円〜16,000円前後。
年度・季節・曜日・宿泊人数・プランなどにより変動するので、最新・詳細情報は宿のHPを参照ください。
泉 質 浴室に掲示されている成分表には単に「温泉法第2条に規定する温泉の資格を有する」とあった。源泉温度13.5℃ pH6.3
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
立ち寄り入浴時間 立ち寄り不可
入浴施設 内湯男女各1貸切風呂1
観光スポット 木曽駒の里、唐沢の滝、御岳登山・トレッキング、スキー御岳ロープウエイ、尾ノ島の滝、木曽福島宿、奈良井宿、寝覚ノ床、妻籠・馬篭、高山
お土産・食事 国道361号沿いに食事処点在
近くの温泉 開田温泉御嶽明神温泉木曽御嶽温泉きそふくしま温泉濁河温泉、鹿の瀬温泉、木曾温泉木曽駒天神温泉
木曽町HP
観光協会HP
開田高原HP
やまかの湯HP
http://www.town-kiso.com/
http://www.kankou-kiso.com/
http://www.kaidakogen.jp/
http://www.yamakanoyu.com/
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)

露天庭付きの貸切家族風呂(1500円)は木曽五木の高野槇で造られている。技術的にこれ以上大きな樽風呂は造れない由。身を沈めた時、ざざ〜と溢れる様を見、聞くのは何とも言えない快感だ。日帰り入浴は受け付けていない。

御嶽山の東麓に広がる開田高原は木曽駒の里だ。

温泉名 : 西野温泉

西野温泉周辺の風景

西野温泉 やまかの湯 (長野県)

日帰り入浴不可

雄大な御嶽山の北側に広がる標高1000〜1500mの開田高原の西端、岐阜県との県境に西野温泉の一軒宿、やまかの湯がひっそりと湯煙を上げている。
周囲にあるのは御嶽山と蕎麦畑と玉蜀黍畑と清涼な大気だけ、美人女将と若女将が取り仕切る小さな宿では、地元の旬な食材に拘った手作り、素朴で心の籠った夕食が味わえる。

● 夕食(順不同)

木曽町は長野県の南西、木曽郡の中央部にある町で、2005年11月1日、木曽福島町と周辺の日義村・開田村・三岳村が合併して誕生した。「日本で最も美しい村連合」の一つだ。

町の中央には木曽川が流れ、その流域に沿って国道19号とJR中央本線が走っている。
県内の町村では最大面積で、総面積の95.4%を山林が占める山岳地帯であり、西に木曽御嶽山(おんたけさん)、東には中央アルプスの木曽駒ケ岳(2956m)が聳えている。

活火山の御嶽山は岐阜県との県境にあるが、最高峰の剣が峰(3067m)は木曽町にある。
御嶽山は、新字体で標記した御岳や御岳山と表記されることが多く、木曾地方の盆踊歌・木曾節でお馴染みの山だ。
一説には500番まであるそうだが、この1番しか知らない。

木曽のナー 中乗りさん
木曽の御岳(おんたけ)さんは ナンジャラホーイ
夏でも寒い ヨイヨイヨイ
(ハー ヨイヨイヨイノ ヨイヨイヨイ)

じゃらんクチコミ総合 4.9 2014年6月6日現在 12件平均

●これぞ朝食の原点!? 宿泊した数多くの旅館で最も品数が少なかった。苦情でなく、どこの宿もこれくらいに抑えてくれたらうれしい。

夕食・朝食とも、仕切りが無い掘り炬燵式の小上がりで取る。
我々は、他の人の動きが見えて、声が聞こえてくるこの形の食事を好む。

夕食は地元の食材(川魚・馬肉・蕎麦・玉蜀黍・山菜等)に拘ったいかにも山間の宿らしいシンプルで素朴な料理が並ぶ。
これが返って新鮮な趣きとなって、宿泊者を喜ばせるのだろう。

朝食がこれまたシンプルで、品数もこれまで泊まった数多い宿の中で最も少なかった。
これは苦情ではなく、我々にとっては残す心配も無く美味しく頂けるボリュームで嬉しかった。


小上がりの食事処

掘り炬燵式の談話室。座布団の模様が田舎に帰って来た雰囲気を演出。

食 事

風 呂

1m50cmx3m位、分厚い木の縁の内湯は風情がある。メタケイ酸などが所定の量を超えて「温泉法第2条に規定する温泉の資格を有する」との表示があった。ぬるぬる感あり。

部屋数8、車の数からすると、平日にもかかわらず満室だった。

所在地 : 木曽郡木曽町開田高原

開田高原特産の玉蜀黍、こんな単純な一品が嬉しい。

前菜の岩魚の卵他

地元野菜の煮物

蕨塩漬け

無色澄明無味無臭、白い湯の華が舞っていた。加水無し、加温有りで、湯温維持のために循環しているか濾過はしてないそうだ。宿泊者は24時間入浴可。

御嶽山の東麓から北麓にかけて、標高1000m〜1500mの高原が広がる。木曽駒と蕎麦の里と称される開田高原である。

岐阜県高山市を起点とし、長野県伊那市を終点とする国道361号が開田高原を貫くが、街道沿いからは常に雄大な御嶽山が遠望され、近くには白い花をつけた特産の蕎麦畑や玉蜀黍畑があちらこちらに点在している。

開田高原には、御嶽明神温泉(日帰り施設)、木曽御嶽温泉(
つたや季の宿 風里)・西野温泉(やまかの湯)と開田温泉(日の出旅館)の4つの温泉がある。
旅館は何れも一軒宿で、全国的に知られた温泉ではない。


西野温泉は、木曽福島から国道361号(木曽街道)で飛騨高山方面に向かって30km余り、岐阜県との県境の標高1,100mの高所にあり、国道沿いの開田温泉から直線距離で1km足らずの距離にある。
かっては5軒の宿が営業していたが(女将から聴取)、今はやまかの湯のみが営業している。

すぐ近く、国道沿いの開田温泉日の出旅館に立ち寄った。

民家が数えるほどの地域に、立派な郵便局が。

松本・安曇野地方で見かける「(屋根の上)雀踊り」の民家。

あちこちで見かけた蕎麦畑。

やまか旅館バス停脇、コスモスが咲いていた。

岐阜県高山市に続く国道361号

施設名 : やまかの湯 (宿泊日:2013.8.22)

開田高原の風物詩、蕎麦畑。