キノコ・ゼンマイのおひたし

馬刺と鱒(?)のお造り

山川の食材を使った前菜 

不詳

煮物

デザート(リンゴ/秋映)

炊き込みご飯

蕎麦粥

山芋ときのこの茶碗蒸し

岩茸・葛などの天麩羅

リンゴのグラタン

ニジマスの塩焼き

日本秘湯を守る会出版の「日本の秘湯」に拠れば、風呂は「内湯 3ヶ所」「露天 3ヶ所」となってる。写真の整理が悪く、全部入浴したか定かではないが、朝に男女が変わったので、宿泊すればすべての風呂に入浴出来るはずだ。
北アルプスの前衛の山々を仰ぐ露天風呂は開放度抜群、これは文句なく素晴らしい。源泉は2本利用しており、泉質は単純温泉とPH値が高いアルカリ性単純温泉。
日帰り入浴は11時〜19時と長時間受け付けており、料金は700円だ。

温泉 仙人閣 (長野県)

大町を過ぎてまもなく県道45号から県道326号に乗り換えて葛温泉へ。

北アルプスの前衛の山々が迫る素晴らしい眺望の露天風呂。

木造2階建て、19室の仙人閣は、日本秘湯を守る会の宿。

大町ダムを満たす龍神湖を左に見ながら進む。

北アルプス/槍ヶ岳に源を発する高瀬川沿い、標高1000mを超える高所に旅館3軒が点在する葛温泉。湯量豊富で近隣の大町温泉郷などに配湯しているほどだ。
仙人閣は、かっての山男の定宿としての雰囲気を今に残す日本秘湯を守る会の宿で、北アルプス前衛の山々を遠望する露天風呂が素晴らしい。

「仙人風呂」と称する露天風呂。大きな露天風呂を2つに仕切ってあるが、先端部分で行き来出来る。向かって左側の方が大きいが、天然の岩盤の」上に造られたようで底は一枚岩だ。左に行くに従って浅くなっており、寝湯に向いている。因みに中央の湯落とし周辺は激熱だった。

料 理

 

ツインベッドに6畳和室(217号室)で、2人1室1人17,400円。BT付きだが、シャワートイレではない。金庫・冷蔵庫もなく、アメニティは最低限なので、女性には減点されるか?

快晴、照葉が美しい紅葉のアプローチ。

高瀬渓谷は信州有数の紅葉の名所であり、大町から葛温泉に向かう途中、北アルプスの前衛の山々が赤く燃える錦秋の風景を楽しんだ。ただ、宿泊が10月28日、標高が1000m以上あるので、紅葉は盛りを少々過ぎていたのが少々残念だったが。

仙人閣は葛温泉3旅館の中で一番手前にあって、日本秘湯を守る会の宿である。
アルプスの登山口に近く、いまも山岳人の利用が多い葛温泉の宿らしく、外観も館内もその雰囲気が横溢している。
館内には、周辺で仕留められた数々の鳥獣類の剥製が無造作に置かれていた。

いまどき、自前のホームページを持たない宿は珍しい。
加盟している日本秘湯を守る会のデータを参考に、ここのインターネット予約を利用して宿泊した。
家内の足腰の支障を考慮して、ベッド付き和洋室(BT)を利用したので、税込み17,430円とやや割高だった。

サービスはやアメニティは最低限だが、趣が異なる内湯や露天風呂が充実。またいかにも信州の秘湯の宿らしく、きのこ、山菜、川魚などの地元食材を使用した素朴な夕食に満足、コスパが高いとは感じなかった。

大町市は長野県の北西部、松本平の北、標高700mに位置する。

「北アルプス一番街」と言われるように、西側一帯の市域には標高3000m級の槍ヶ岳をはじめ野口五郎岳・鳥帽子岳・大天井岳・五龍岳・鹿島槍ヶ岳などの雄峰が連なっている。
山麓には鹿島槍スキー場、爺ヶ岳スキー場など、豪雪地帯に相応しい雄大なスキー場が多数ある。

市の北部には仁科三湖と呼ばれる「青木湖」「中綱湖」「木崎湖」の天然湖があり、北アルプスの山々を映している。

山に囲まれた盆地を、槍ヶ岳に源を発する高瀬川が南北に縦断していて、その渓流沿いには湯量豊富な秘湯・葛温泉が湯煙を上げている。

大町市は、日本一の大峡谷・黒部を貫く立山黒部アルペンルートの長野県側玄関口として知られている。
険しい大峡谷に建設された黒四ダムは、、作業員延べ人数が1000万人を超え、工事期間中の殉職者は171人にもぶ難工事だった。

 朝 食

風 呂

住 所 長野県大町市大字平
電 話 0261−22−3211
交通機関 長野自動車道豊科ICから国道147号線等(北アルプスパノラマロード)で大町方面へ36km
JR大糸線信濃大町駅からタクシーで25分
宿 泊 19室(BT4 T5 BT無し10室)
宿泊料金12,570円(T無)〜16,350円(T付)〜17、430円(和洋室BT付)・・・料金は日本秘湯を守る会(2016年10月2日現在 何れも1室2人1人当たり 税込み)
泉 質 アルカリ性単純温泉(49.5℃ pH9.4)単純温泉(78℃ pH7.4 )
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間(日帰り) 11時〜19時(予約不要)
定休日 不定休
入浴料金 大人 700円
入浴施設 内湯3 露天風呂3
観光スポット 黒部アルペンルート(黒部峡谷・黒四ダム)・仁科神明宮(国宝)・大町エネルギー博物館・アルプス温泉博物館・塩の道博物館・スキー・周辺登山/トレッキング
白馬山麓植物園白馬ブルーベリー農園・松川河川公園(白馬三山の眺望)白馬ハーブガーデン、美術館巡り(ラフォーレ白馬美術館)(三枝美術館)(安曇野ちひろ美術館)
お土産・食事 国道147号線沿い・大町温泉周辺
近くの温泉 大町温泉郷白馬八方温泉小谷温泉、中房温泉、有明温泉
大町市HP
観光協会HP
仙人閣紹介HP
(日本秘湯を守る会)
http://www.city.omachi.nagano.jp/
http://www.kanko-omachi.gr.jp/
http://www.hitou.or.jp/hymbrrsv/hymbr_pg01.html?yc=ns140
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前に当該施設のHPなどでご確認ください。)。

● 夕食

夕食・朝食とも畳の大広間でとる。夕食は北アルプスの山麓の秘湯らしく、川魚やきのこ・山菜をはじめとする地元の食材をふんだんに使用した素朴な料理が並ぶ。海に近い温泉宿で供される豪華な海鮮料理も良いが、こうした山間の宿の素朴な料理も捨てがたい。

部屋からの眺め。

お馴染みの提灯が出迎えてくれた。

昭和のまま時が止まったロビー。

施設名 : 仙人閣 (宿泊日:2015,10.28)

葛温泉の奥、マイカーでは行き止まり、標高1100mにある「七倉温泉七倉山荘」。

北アルプス裏銀座(烏帽子岳・野口五郎岳方面)や後立山連峰、槍ヶ岳などへの登山口である。クライマーには何よりも嬉しい温泉だ。

葛温泉の中で最奥にある「高瀬館」には10年前に泊った。

葛温泉の湧出量の豊かさを示す大きな露天風呂。

大町から県道45号を進めば黒部(ダム)へ。左折すれば県道326号、葛温泉までは18キロの距離だ

葛温泉は大町市の西方、七倉ダムによって堰き止められた高瀬川が再び流れ出した渓流沿いに3軒の宿が建つ。お互いにかなり離れて点在しているため、それぞれが秘湯の一軒宿の雰囲気を有している。
前回宿泊した「高瀬館」、今回宿泊した「仙人閣」、そして2回目の立ち寄りとなった「温宿かじか」の3軒だ。

葛温泉は温泉湧出量が豊富で、1分間当たり1500リットルを越えているため、10km以上離れた木崎温泉や大町温泉郷にも配湯している。

葛温泉の由来は、桃山時代、飢饉で食べるものが無くなった里の人が、葛の根を求めて山に分け入った時に温泉を発見したことに由来している。
神がかった温泉の発見伝承が多い中、僧侶でも動物でもない、はなはだ人間臭い由来を持つのが愉快だ。


標高が1080m、北アルプスの登山口として山岳人に愛されてきた葛温泉だが、今も多くの登山者が四季を通じて利用している葛温泉の先には、高瀬渓谷散策や北アルプス登山口になる七倉温泉の一軒宿、七倉山荘がある。

所在地 : 大町市大字平

元は露天風呂だったと思われる、巨岩を積み上げた内湯。圧迫感があって、入浴しててやや落ち着かなかった。

タイル張りのシンプルな内湯。単純温泉なので、無色透明、サラサラした肌触りだ。

葛温泉の一番手前にあるのが、今回宿泊した日本秘湯を守る会の宿、「仙人閣」。

北アルプスの前衛の山々を遠望する開放感抜群の露天風呂。

大町から葛温泉に向かう途中、黒部の表示も出てくる。

今時、秘湯の宿といえども珍しい鳥獣の剥がずらり製。

手作り感たっぷりの朝食。

翌朝、男性用になっていた、もう一方の内湯と同じタイル張りだ。

                          

県道326号は片側1車線、良く整備されていて、快適なドライブを楽しめる。

七倉ダムを真下から眺める。高さ125m、岩石を積み上げたロックフィルダムとして、日本有数の高さ。

北アルプスの雄峰、槍ヶ岳を水源とする高瀬川に面する「御宿 かじか」。3旅館の中で宿泊料金が最も高い。

紅葉の時季がお薦めの半露天風呂。湯の花も舞っている。

温泉名 : 葛(くず)温泉

葛温泉の3軒の宿は、高瀬川に沿って走る、良く整備された県道326号に点在する。