渋温泉 七番湯 七操の湯 (長野県)

渋温泉が誇る9ヵ所の共同浴場、夕食後に1番2番3番と入浴してUターン、4番と5番は少し離れているので翌朝に回し、道沿いに8番の神明滝の湯で入浴、続いて7番湯・七操の湯の扉を開けた。ここまで来ると惰性に陥り、メモもいい加減で、「温い何故? 茶色の湯の花、タイル張り風呂3mX2」しか残っていなかった。

渋温泉には、昔から地元の人が利用・維持管理してきた一番湯(初湯)から九番湯(大湯)まで、9ヶ所の共同浴場がある。
これらを厄除け祈願の九湯巡りとして宿泊者にも開放している。因みに、九番湯・大湯のみ日帰り入浴が可能だ。

九ヶ所巡って、九=苦を流せると言う語呂合わせだが、温泉好きにはなんとも嬉しい湯巡りが楽しめる。

各共同浴場にはスタンプが置いてあるので、旅館で買った祈願手ぬぐいにこれを押しながら外湯巡りをする。

9ヶ所を終えたら温泉街を見下ろす小高い丘にある渋高薬師に参詣し、印受すれば晴れて満願成就となる。

七番湯・七操の湯は、渋温泉街の東側、6番湯と8番湯の間にある。
独自源泉の七操源泉が落され、泉質は50℃強のナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物温泉。
直前にかなり加水されたのだろうか、九ヶ所の共同浴場で唯一温め、鮮度も落ちていた。

湯田中・渋温泉郷は、志賀高原から流れ出る横湯川・角間川とそれらが合流して流れる夜間瀬川流域に 沿って湯煙をあげる湯田中・新湯田中・星川・安代・渋・穂波・角間・上林・地獄谷の9つの温泉の総称である。

それぞれに特色があり、規模も異なるが、温泉郷の中心は湯田中と渋の2ヶ所の温泉だ。
渋温泉は、志賀高原を源とする横湯川に沿って、30軒を超える旅館が軒を連ねている。

1300年前に僧行基によって発見されたと言う伝承があり、石畳の細い道に沿って小規模・木造の温泉宿、9つの共同浴場、土産屋が建ち並ぶ風景は、いかにも長い歴史と温泉情緒を感じさせる
温泉地だ。

徒歩で楽に行ける地域に点在する9ヶ所の共同浴場を、浴衣姿で宿の下駄を履き、石畳をカランコロンと響かせて湯巡りする姿はなんとも風情がある。

所在地 : 下高井郡山ノ内町渋温泉

山ノ内町は長野県の北東部に位置し、上信越高原国立公園の中心にある。

西は高社山(1,351m)を境に中野市に、北は木島平村に接し、南は笠ケ岳(2,076m)を境として上高井郡高山村に接し、東は志賀高原を挟んで群馬県と県境をなしている。

町域の93%が山林原野であり、その内、志賀高原が7割余りを占めている。
上信越高原国立公園の中心部を占める志賀高原は、21ヶ所のスキー場を有し、日本を代表するウインターリゾート地である。

また、昔の火山活動によって出来た数多くの湖沼や湿原を巡り、高山植物を愛でる23のトレッキングコースを持つ高原リゾート地であり、さらに標高が1000m以上と高いために、熱帯夜になる事がまず無い避暑地でもある。

河川流域には火山活動の影響により温泉地が広がり、長野県を代表する温泉地の一つ湯田中・渋温泉郷が湯煙を上げている。

住 所 長野県下高井郡山ノ内町渋温泉
電 話 0269-33-2921(渋温泉旅館組合事務所)
交通機関 上信越自動車道信州中野ICから約13km
長野電鉄湯田中駅からバス5分、和合橋下車。
施 設(日帰り) 特に無し 駐車場も無いので、川向こうの有料駐車場利用
宿 泊 不可
泉 質 ナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物温泉(複数源泉の混合泉)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 am6時〜pm10時 但し九番湯・大湯を除き、宿泊者のみ入浴可能。
定休日 清掃日・時間は入浴出来ない。
入浴料金 宿泊者のみ入浴可能で無料だが、地元の方の維持管理に感謝して、賽銭箱に1コイン入れたいものだ。
入浴施設 男女別内湯
浴室備品 特に無し
観光スポット 志賀高原・奥志賀高原・小布施(北斎館・岩松院、中山晋平記念館など)・白根山(お釜)
善光寺、妙高高原、黒姫高原、戸隠高原
お土産・食事 温泉街、道の駅(北信州やまのうち)中野ICすぐのJA中野市農産物産館オランチェの野菜・果物・花は豊富で安い。
近くの温泉 湯田中・新湯田中・上林・安代・角間・穂波・星川・地獄谷温泉
信州高山温泉郷志賀高原の温泉、仙仁温泉、須坂温泉
山ノ内町HP
渋温泉HP
観光HP
http://www.town.yamanouchi.nagano.jp
http://www.shibuonsen.net/
http://www.info-yamanouchi.net/
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)
夕食後、5番目に入浴した7番湯(七操の湯)。コンクリート(モルタル?)のシンプルな湯屋だが、湯気抜きはちゃんと設けられている。

2mX3mの長方形、シンプルなタイル張りで、湯の華が端に沈殿していた。若干、硫黄臭がするらしいが、自分には判定出来ず。

施設名 : 七番湯 七栗(ななくり)の湯 (入浴日2012.9.12)

宿泊した古久屋は温泉街の中央にある。

草津から湯田中渋温泉に通ずる国道292号線・志賀草津道路。渋峠を超えると群馬県から長野県山ノ内町側の志賀高原に入る。その先が湯田中渋温泉郷だ

温泉名 : 渋温泉