秋田県南部の湯沢市には、市名に相応しく、多くの個性ある温泉が点在している。
秋の宮温泉郷(鷹の湯温泉、湯ノ又温泉、宝寿温泉などー稲住温泉は廃業)、小安峡温泉、大湯温泉、泥湯温泉の他、北海道のカムイワッカ湯の滝と双璧の滝の温泉・川原毛大滝湯などの温泉群だ。
何れも宮城県と通ずる国道108号や398号あるいは両国道の中間地点の山間部にある。

小安峡温泉は、皆瀬川の急流が造り上げた景勝地・小安峡の断崖上、宮城県石巻市から秋田県由利本荘市に至る国道398号線沿いに、10軒ほどの中小の旅館が点在している。

江戸時代には、ここに秋田藩の番所が置かれ、近くの花山村には仙台藩の番所も置かれて湯治場として栄え、藩主も湯治に訪れている。

小安峡のシンボルは、高さ60mもある小安峡の絶壁の岩の裂け目から猛烈な勢いで熱湯と蒸気が噴き出す大噴湯
200段の階段を上下するのでパス、代わりに2ヶ所の旅館に立ち寄った。

小安峡温泉 湯の宿 元湯くらぶ (秋田県)

小安峡温泉のシンボルは、皆瀬川が浸食した景勝・小安峡の断崖から熱湯・蒸気が噴き出す大噴湯だ。小安峡に平行して走る国道398号線沿いに、10軒ほどの中小の旅館が立ち並ぶ。その中でじゃらんのクチコミ評価が高い元湯くらぶに立ち寄った。

国道398号沿いにあって、シンプルな造りで金はかけてないが小綺麗な建物だ。

少し奥まった先にある玄関から入ったフロント・ロビーから浴室まで歩いていると、和モダンな小粋な造りですっきり感、清潔感が漂い、女性に人気がありそうな宿と直感的に感じた。
この原稿を作成中にじゃらんのクチコミを見たら、案の定、女性の評判が良く、上記の通り、高評価の点数を得ていた。

部屋数は和室12室(何れもシャワートイレ付き)、料金は平日2人1室1人11,000円〜16,000円と手頃な料金設定だ。


風呂は男女別の内湯とそれに繋がる露天風呂、他に貸切風呂(内風呂2露天風呂1)があり、何れも日帰り入浴が可能で、入浴時間は10時30分〜16時、大人500円、貸切は1200円〜1500円だ。

源泉は高温80℃の単純温泉、これを加水せずに湯温を下げて掛け落としている(循環)。

石材板を敷き詰めた清潔感があるかなり大きな内湯。右側にジャグジーが付いていた。日帰り入浴は、10時30分〜16時で大人500円。湯使いは循環濾過だ。

所在地 : 湯沢市皆瀬湯元

シャンプー類はPOLA製。

清潔な洗面所・脱衣場。

他に風情ある貸切風呂が3ヶ所ある。宿泊者は1000円/50分、立ち寄りの場合は1200円〜1500円で利用できる。

国道398号沿いにこの看板。見落とすことは無い。

施設名 : 湯の宿 元湯くらぶ (入浴日:2015年7月8日)

湯沢市は、人口56,000人余り、秋田県南部に位置し、山形県と宮城県に隣接しており、市の南部を山地が占めている。

隣接する両県とは、国道13号、108号及び398号で結ばれていて、秋田県南部の玄関口となっている。

東方の奥羽山脈、西方の出羽丘陵に囲まれた横手盆地を流れる雄物川とその支流である皆瀬川・役内川沿いには、水田地帯が広がっている。

平安時代前期の女流歌人であり、絶世の美女と言われた小野小町は、湯沢市小野が生誕地とする伝承が残っている。しかし生誕地とされる場所は全国各地に点在してるので、真偽は定かでない。

食に関しては、日本三大うどん(の一つ、「稲庭うどんが」名物だ(他に讃岐うどん・水沢うどん、但し異説あり)。市域の稲庭町にある20軒前後の店で食したり、土産として持ち帰れる。

県境付近の西栗駒一帯には、温泉好きを唸らせる名湯や秘湯が多数点在している。

単純温泉(80℃pH8.1)だが、若干の硫黄分を含むため、僅かに白濁している。

住 所 秋田県湯沢市皆瀬字湯元100−1
電 話 0183−47−5151
交通機関 湯沢横手道路湯沢ICから国道398号で30km
JR奥羽本線湯沢駅から羽後交通バス小安峡温泉行きで約1時間
宿 泊 12室(8畳から12畳すべてT付)
2人1室1人11,000円〜16,000円)
泉 質 単純温泉(80.6℃ pH8.1)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 10時30分〜16時(予約不要) 
定休日 不定休
入浴料金 大人500円 小学生300円
貸切風呂(宿泊者1000円/50分 外来入浴1200円〜1500円/50分)
入浴施設 内湯:男女各1、露天風呂男女各1、貸切風呂3ヶ所
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー
観光スポット 小安峡・大噴湯、河原毛地獄稲庭城、稲庭うどん
近くの温泉 大湯温泉、泥湯温泉河原毛大滝湯秋の宮温泉郷、湯ノ沢温泉、須川温泉、花山温泉、鬼首温泉、鳴子温泉郷吹上温泉
湯沢市HP
観光協会HP
小安峡温泉HP
元湯くらぶHP
http://www.city-yuzawa.jp/
http://akitayuzawa.jp/
http://www.oyasukyo.jp/
http://www.motoyukurabu.jp/
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前に当該施設のHPなどでご確認ください。)。

じゃらんクチコミ 総合4.6 (2016.10.26現在)

小安峡温泉にシンボル・大噴湯。60mの絶壁の岩の裂け目から熱湯・蒸気が噴き出す。200段の階段があるのでパス(写真は湯沢市観光物産協会HPから借用)。

市域にあり、日本三大霊地の一つである川原毛地獄を源泉地とする川原毛大湯滝は、落差20mの温泉の滝だ。

内湯から続く露天風呂もかなり広い。残念ながら板塀のため眺望は無い。

温泉名 : 小安峡(おやすきょう)温泉

シンプルで、こざっぱりした外観。部屋数は和室12室(8畳〜12畳)、2人1室1人11,000円〜16,000円と手頃だ。

清潔感漂う廊下も畳が敷かれ、スリッパが置いてない。清掃が行き届いていて、気持ちがよい。

無駄なものが一切置かれてない、かけられていない玄関・フロント(左側がフロント)周辺和風モダン、清潔感が漂う。

部 屋   4.5   風 呂  4.5 
朝 食  4.4  夕 食 4.6 
接客・サービス  4.2  清潔感  4.6