鳴子温泉 姥乃湯 (宮城県)

じゃらん クチコミ 総合3.2(2015年11月25日現在)

鳴子温泉郷とは、江合川沿いに点在する鳴子温泉川渡温泉東鳴子温泉中山平温泉、鬼首温泉郷の5つの温泉の総称である。
最寄駅で言うと、陸羽東線の川渡温泉駅・鳴子御殿駅・鳴子温泉駅・中山平駅の4駅周辺に湯煙を上げている。


奥州三名泉の一つ、鳴子温泉郷(他に秋保温泉、飯坂温泉)は、湯量・泉質の多さを誇る。泉質分類11種類の内、9種類の温泉を湧出、それに源泉数が400本ほどもあって湯量は極めて豊富だ。

さらに、規模的に、料金的にバラエテイに富む旅館・ホテルが約60軒あり、草津・別府などと肩を並べる日本有数の温泉地だ。
ここの温泉の特徴の一つとして、個性ある浴室や源泉を持つ多くの旅館が日帰り入浴を受付していることで、温泉好きが鳴子温泉郷に魅かれる大きな理由の一つだ。

この中心となっているのが鳴子温泉で、駅に降り立つと、硫黄泉独特のゆで卵臭が漂ってくる。
鳴子温泉郷では珍しい100室前後の大型旅館や、昔ながらの木造老舗旅館、それに、滝の湯などの共同浴場、特産の鳴子こけしや漆器などを販売する土産物屋や食事処の店舗が入り組んで、情緒豊かな温泉街を形成している。

9種類の泉質の温泉が湧出し、東北を代表する温泉地である鳴子温泉郷。その中心が、大小20軒ほどの旅館と2ヶ所の共同浴場から成る鳴子温泉だ。
鳴子随一の歴史を有する姥乃湯は、湯治場の雰囲気を残す老舗宿で、売り物は泉質が異なる4本の自家源泉だ。

泉質も色も違う4種類の源泉が、8ヶ所の風呂、即ち内湯3ヶ所X2(男女別)、露天風呂1(時間で男女交代)、貸切風呂1に注がれる。入浴時間帯に恵まれて、全ての源泉を味わえた。

貸切風呂

鳴子温泉駅から徒歩7〜8分、温泉街を通り抜け陸羽東線の踏切を渡り国道47号線に出る手前に、開湯400年、鳴子温泉最古の旅館、姥乃湯がある。

玄関の横には、鉄錆が浮かんだ温泉汲み上げ櫓が建っており。kれおが目印だ。

姥乃湯の売り物は、4つの風呂に泉質が異なる4種類の自家源泉が注がれる贅沢な湯づかいだ。

浴槽を無理に広げず、湯量に応じた規模に抑えた結果、風呂はすべてかけ流しだ。

日帰り入浴はもちろん可能で、午前9時〜午後4時と長く、入浴料金は大人550円。

部屋は、2食付9000円前後から宿泊客を受ける旅館部が19室、3000円前後で湯治が可能な自炊部が16室(すべて6畳)ある。


 

源義経の子供の名前に由来する。単純線(pH6.6)だか鉄分を含むため、温泉は酸化して黒ずんで見える。床も鉄分で赤茶色に染まっていて、風情ある雰囲気を作り上げている。

所在地 : 大崎市鳴子(なるこ)温泉
住 所 宮城県大崎市鳴子温泉河原湯65
電 話 0229−83−2314 
交通機関 東北自動車道古川ICから国道47号線経由で約30km
JR陸羽東線鳴子温泉駅から徒歩7分
宿 泊 旅館部:19室 自炊部:16室(すべて6畳和室)
旅館部の宿泊は、2人1室で9,000円〜13,000円程度(2015年11月現在)
最新・詳細情報は、宿のHP参照。
泉 質 ・ナトリウム−炭酸水素塩・硫酸塩泉
・含硫黄−ナトリウム−炭酸水素塩・塩代物泉
・単純泉
・ナトリウム・カルシウム-硫酸塩炭酸塩・炭酸水素塩泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
日帰り入浴時間 午前9時〜午後4時
定休日 不定休
入浴料金 大人550円
入浴施設 内湯:男女各3 露天風呂:男女交代1 貸切風呂1
浴室備品 シャンプー類は一部の浴室に配置。
観光スポット 鳴子峡、潟沼、日本こけし館、吹上高原(間欠泉他)、鳴子熱帯植物園、鳴子温泉ブルワリーオニコウベリゾートブルーベリー観光農園
お土産・食事 食事処は鳴子駅周辺に有り。土産は鳴子こけし、鳴子漆器
近くの温泉 川渡温泉東鳴子温泉中山平温泉、鬼首温泉郷、轟温泉、宮沢温泉
大崎市HP
観光HP
鳴子温泉郷HP
姥乃湯HP
http://www.city.osaki.miyagi.jp/
http://www.city.osaki.miyagi.jp/
http://www.naruko.gr.jp/
http://ubanoyu.com/
 データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前に当該施設のHPなどでご確認ください。)。

露天風呂・啼子(なきこ)の湯

大崎市は宮城県北西部に位置し、平成18年3月、古川市を核に松山町・鳴子町等の1市6町が合併し誕生した。
県内においては、人口で仙台市・石巻市に次ぐ3番目、面積では栗原市に次ぐ2番目である。

南は松島町に接し北は秋田県、西は山形県と境を接する。平野部おいて農業が盛んなほか、市内最北西部の鳴子地区は温泉観光地である。
この鳴子地区(旧鳴子町)は仙台市より寒く、氷点下15度まで冷えることもある。県境・山間部に属する町の一部は豪雪地帯である。

この地区には多種の泉質、湯量豊富な温泉が湧出し、年間200万人の観光客が訪れる東北を代表する名湯、鳴子温泉郷がある。

その他、紅葉が美しい鳴子峡、日本一の強酸性湖・潟沼、本州最大・鬼首のカルデラ地形などの自然にも恵まれている。
特産品として、有名な鳴子こけしや鳴子漆器などの工芸品がある。、

湯治旅館としては、珍しく露天風呂があって3〜4人規模。男女交代制。女性は15時〜21時のようだ。泉質は、ナトリウム−炭酸水素塩・硫酸塩泉(6.2)で、つるすべ感があった。
源頼朝の追手を逃れ、この地で、正室の北の方が亀若を出産、産声を上げたので、啼き子となり、後にこれが転じて鳴子温泉となったそうだ。赤茶色の湯の華が舞っていた。

4本の自家源泉の一つの温泉掘削塔普通は目立たない所に設置されるが、玄関前に堂々と起立してるのは珍しい。

同じく玄関前に立てられた看板には、4本の源泉の泉質が新旧名称で表示されている。単純温泉、硫黄泉、硫酸塩泉、炭酸水素塩泉。

いたって簡素な玄関。なんの飾りつけもなくて、これぞ湯治宿の雰囲気だ。ととで入浴料金550円を支払って、先ずは露天風呂の啼子の湯に入る。

国道から一筋裏側に玄関。創業400年、今でも湯治が出来る老舗の宿だ。

宿泊してないのでこの評価が妥当か正確な判断は出来ないが、この宿は今なお湯治が出来る宿であり、ここに宿泊する客は、食事や接客などに重点は置かないだろう。風呂だけが突出して高いが、これは十分納得できる。

部 屋 3.0 風 呂 4.3
朝 食  2.9 夕 食 3.1
接客・サービス 3.3 清潔感 2.7

鳴子温泉郷の一つ、鬼首温泉郷吹上温泉(峯雲閣)の天然湯滝。

亀若の湯

義経の湯

こけし湯

施設名 : 義経ゆかりの湯 姥乃湯(うばのゆ)(入浴日:2015.7.9)

鳴子温泉郷の中心、鳴子温泉には大小の旅館ホテルが立ち並ぶ。

上記の義経の湯を小型化したようなタイル張りの貸切風呂。
ここは日帰り入浴では使えない。

温泉名 : 鳴子温泉郷 鳴子(なるこ)温泉

床も浴槽も木造、2mx3mほどで5〜6人規模。温泉は白濁・硫黄臭の含硫黄−ナトリウム−炭酸水素塩・塩代物泉 。温泉成分で床も浴槽の白く染まっていて、当館で一番人気の浴槽だ。他の記事で、「2人でいっぱい」の記述があり、もう一方は浴槽が小さいのかもしれない。硫黄線だが、pHが7.1の中性なので、マイルド感がある。

旅館部にある義経の湯。タイル張りでレトロな雰囲気。2mx3mほどの浴槽。温泉は、ナトリウム・カルシウム-硫酸塩炭酸塩・炭酸水素塩泉(pH7.6)。温泉は、見た目がトロリ感で鈍く光り、皮膚の感覚はキュキュ。