癒しの信州・雪の奥飛騨温泉郷の旅
新穂高温泉
栃尾温泉
沓掛温泉
タイル張りの風呂、柔らかな感触の温泉が掛け流しだ。
素朴な共同浴場・小倉乃湯
青木三山の一つで雨乞いの山として知られた夫神岳(1250m)の山腹、のどかな山里に旅館がたった3軒だけの小さな温泉、それが沓掛温泉だ。同じ青木村の田沢温泉とともに国民保養地温泉地に指定されている。
奥飛騨温泉郷の最奥、新穂高温泉は銀世界だった。
田沢温泉
2007年11月11日〜13日 走行距離:730km
東京からの帰途、田沢温泉と新穂高温泉に予約を入れ、実家を朝9時過ぎに出発した。奈良を出るとき、念のためスタッドレスタイヤに履き替えていたがこれが大正解の旅となった。。
1日目
標高930m、修那羅峠に860体の素朴な石仏が並ぶ。
県道から約30分、急傾斜の坂道を登る。あらかじめこれほど厳しいと分かっていたら立ち寄ることはなかった。
修那羅(しょなら)石仏を観光するために麻績ICで下りた。
麻績ICから県道を南下し田沢温泉方面へ。沿線はまだ紅葉が残っていた。
最後の小休止は長野自動車道梓川SA
修那羅峠を観光してから、沓掛温泉に向かった。
長野県こほぼ中央部にある青木村、十輪山(1285m)の南麓にある田沢温泉。以前に共同浴場・有乳湯で入浴した際に、泡付のやわらかな温泉に感激した。加えて静かな山里、石畳の坂道の両側に旅館が5軒がひっそり佇む、鄙びたというより品格のある静謐な温泉街に魅かれてしまい、今回ここに宿泊することにした。
石畳の坂道の両側に旅館と共同浴場が佇む品格ある静かな温泉地
● 富士屋ホテル(宿泊)
ホテルの名が付くが、館内はロビー・廊下などの共用部分はシンプルな板張りでロッジ風、24の客室はすべて和室である。
天然石を敷き詰めた内湯。露天風呂と共に掛け流しだ。
岩石を配置した露天風呂からの眺めが素晴らしい。
● ますや旅館
木造3階建ての建物が4棟に白い蔵、開業と同じ明治元年の建築で、国の登録有形文化財に指定されてる。
本来ならここに宿泊するところだが、膝に支障を抱える家内には不向きと思い、立ち寄り湯で済ませることにした。
木造3階建ての美しい建物は登録有形文化財
2日目
宿泊したときの朝の最初の行事がアルの散歩。
共同浴場・有乳湯(うちゆ)
温めでやわらかな湯が掛け流し。この温泉にもう一度浸かりたくて宿泊となった。
朝湯として極上の湯の共同浴場・有乳湯で入浴した。
車で10分ほど、大法寺の国宝・三重塔(鎌倉時代)を拝観。近くには信州の鎌倉と呼ばれる別所温泉があり、国宝・重文の寺巡りが出来る。
その後、再び麻績ICに出て、長野自動車道を北上、須坂市のリンゴ園に向かった。高速料金と時間を考えると不経済だが、季節の果物を直販所で買うのが私たちの楽しみ。
五色温泉宿泊の際に買い求めたリンゴ園で、信州特産の信濃ゴールドを買い求め親戚にも発送した。
直販所裏のリンゴ園
信濃ゴールドは大好評だった。
須坂から再び高速道路に乗って今度は南下、松本ICで下りて、もう6、7回利用したお馴染みの国道158号線を西に進んだ。
この国道沿線では、奥飛騨温泉郷の新穂高温泉(佳留萱山荘槍見館)、福地温泉(元湯孫九郎)、白骨温泉(新宅旅館・泡の湯)
中の湯温泉(中の湯温泉旅館)に宿泊、その他数多くの宿・共同浴場で立ち寄っている。
さわんど温泉手前から、雪が降り出し、安房トンネルを通過し、平湯温泉に入ると一面の銀世界になっていた。スッタドレスタイヤに履き替えてやって来たことに快哉を叫んだ。
奥飛騨温泉郷の共同浴場の中でまだ入浴していなかった栃尾温泉・荒神の湯に立ち寄った。、
宿泊する槍見館は有名な露天風呂・新穂高の湯の手前を左折する。
私道だろうか、槍見館への細い道
● 槍見館
新穂高温泉では、温泉巡りを始めて間もなく佳留萱山荘に宿泊。今回は同じ日本秘湯を守る会の旅館、露天風呂が数多くあって人気の宿である槍見館に予約を入れた。
夕食は囲炉裏端で
白壁の端正な外観
古い農家の梁
宿泊した囲炉裏付きの部屋
3日目
ここでも朝一番の仕事はアルの散歩
充実した朝食
毎朝、スタッフによる餅つきが行われる。つきたての黄な粉餅はとても美味しかった。
宿泊客10数組の内でスタッドレスタイヤでやって来たのは我々だけ。皆が出発を遅らせている中、予定通り宿を後にした。写真は栃尾温泉付近。
再び国道158号線に乗って西に進み、高山(写真)経由で東海北陸自動車道に乗って一路我が家に向かった。
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数多くの風呂があり、1泊で全部に入るのはかなり辛い。