半年後の今はこんなに成長
病院の桜が満開時に退院
3月下旬男子誕生
5人目の孫誕生
2008年4月25日〜4月27日 走行距離1、349km(奈良・東京往復)
3月中旬、東京の長女が出産、家内と共に1ヶ月間彼女の家に滞在、帰路に500湯達成に相応しい名湯、群馬県・草津温泉と長野県・白骨温泉に宿泊した。

次の大台1000湯は、年令を考えるととても無理だ。この大台到達を盛大に祝おう、まだ泊まってない3万円台の宿を泊まり歩こう・・・当初はそう考えていた。
しかし実際到達したら、その予算が有れば倍の宿に泊まれる、高い旅館に泊まっても過ぎていく時間は同じだ、第一、身分不相応だ、と自戒した。

それでも普段よりは少しは贅沢にと考え、天下の名湯・草津温泉は「望雲」、白濁の湯で知られる白骨温泉は、かねてから宿泊したかった「泡の湯」に予約を入れた。

今回の旅はとても贅沢した。いや、宿泊料のことではなく、道中に数多くの温泉地のすぐ近くを走ったがすべてパス、宿泊する温泉・宿に時間を集中したからだ。
  温泉銭湯
東京滞在中、オジイチャンは育児に役立たず。娘夫婦が気遣ってくれて近くの温泉銭湯へ。
タイトルの「名湯・秘等」とは言いがたいがこれでも温泉は温泉、堂々と500湯に含まれる。
(タイトル「名湯・秘湯・立ち寄り湯300」は500となったが、こういった温泉も含まれているので依然として300を冠している。))
滞在一ヶ月、娘も孫も順調、奈良へ帰ることに。
1週間前ほどに予約を入れたが、満室か、と心配していた泡の湯もOK。
1日目
2日目
3日目
都心の生活も悪くない。すっかり馴染んだ品川区の某駅に近い娘夫婦の自宅を8時過ぎに出発。
途中、愛犬アル(ベール)を預かってもらっていた家内の実家で引き取り。
環状7号線で練馬ICに出て、関越道に乗って渋川伊香保ICで下り、水沢観音に向かう。目的は日本三大うどんの水沢うどんだ。
榛名湖をまだ観ていなかったので立ち寄ることに。
榛名湖に向かう途中、上州3湯(草津・四万・伊香保)の伊香保温泉街の中を走る。
ここは共同浴場の露天風呂に昔入浴しただけ。
しかし何れ宿泊するのでパス!
伊香保露天風呂
榛名湖。雨のため上州三山の一つ榛名山(1391m)は姿を隠していた。
国道145号線に出て、左手に吾妻渓谷を見ながら草津へ。
国道145号線から少し奥に入った山間に川原湯温泉があるが、王湯に入浴済みなのでパス!
源氏の紋所「笹竜胆」を思い出した。

・「川中温泉かど半」が頭に入っていたがパス!
尻焼温泉・川原湯
川底が凸凹、デジカメを持っての移動が怖かった。
今なら防水デジカメなのでもっと安心して撮影できたのに。
沢渡温泉・まるほん旅館
この美しい風呂とやさしい泉質の共同浴場に再入浴したい気持ちがあったが、草津温泉に集中したかったのでパス!
・まだ未入浴の花敷温泉のことが、チラッと頭を過った。
「望雲」に到着。創業が慶長4年の老舗旅館。
万代・西の河原の2つの源泉が楽しめる。
ゆっくり浸かりたいが外の風呂に浸かるため、とり合えずカラスの行水で済ませる。
望雲の真裏にある草津温泉18共同浴場の一つ、翁の湯で入浴。湯がじゃぶじゃぶ流れ出ていた。
西の河原露天風呂の行き帰りに通る西の河原はあちこちで温泉が湧き出ている。
           西の河原露天風呂
草津にきたら必ず入浴する西の河原露天風呂は日本で1、2を争う巨大さ。今回は朝湯で午前7時に入浴。誰もおらず日本一豪儀な朝風呂だった。、
温泉街の撮影に向かう。
草津のシンボル・湯畑
奈良屋
白旗源泉
循環バス
温泉饅頭を無料配布
湯畑前
白旗の湯
夕食ではこんな料理も(パイスープ)。
午前9時、白骨温泉に向かって宿を出発。
どのルートで上信越自動車道に出ようか迷ったが、好きな志賀草津道路(国道292号線)を走り、志賀高原経由で信州中野ICに出ることにした。
冬季に閉鎖される志賀草津道路は、日本有数のスカイラインだ。
羊腸のごとく曲がりくねる。
閉鎖が解除されて間もない道路脇には残雪が。
ところが間もなく濃い霧に襲われた。ここでは2回目だが、全国で6,7回の経験をしているので落ち着いて運転。
国道からそれて10分もかからない万座温泉への入口も濃霧の中、立ち寄りを即座に断念。
普通なら右手に見る白根山(2160m)、国道としては日本一高い峠である渋峠(2152m)もほたる温泉の源泉も全部霧の中で見ずに通過。
志賀高原を通るときは必ず立ち寄る店で小休止。
すぐ近くの熊の湯温泉は入浴済みなのでパス。

少し離れた発哺温泉等ははじめから断念(志賀高原で一泊の際に宿泊予定)。
熊の湯ホテルの緑色の温泉
国道沿いの湯田中温泉郷は宿泊した「よろづや(左)」で代表してもらって渋温泉(右)もパス。まして徒歩で行かねばならない地獄谷温泉(猿の入浴で有名)は始めからギブアップ。
上信越自動車道に出て姥捨SAでオニギリを買う(いつもの通り運転しながら昼食)
アルも小休止
長野自動車道松本ICからお馴染みの国道158号線で奥飛騨温泉郷・高山方面へ。
県道84号線(乗鞍岳線)で乗鞍高原に向かう。途中から乗鞍岳が見えてくる快適な2車線道路だ。
●国道158号線沿いの温泉も全部通過
さわんど温泉木漏れ日の湯
かっては、「鳥も通わぬ地獄谷」と呼ばれてきた沢渡(さわんど)。
今は上高地へのバスターミナルになっている。
坂巻温泉は松本方面から6つめのトンネル、白なぎトンネルを出た直後の左側にある。
あらかじめトンネルの数を勘定しておかないと通り過ぎてしまう。
坂巻温泉坂巻温泉旅館
中の湯温泉中の湯温泉旅館
旧国道158号線沿いにあるこの宿には宿泊した。

もちろん、男でも1人で入浴するのが恐い「ト伝の湯」にも浸かった。
中の湯旅館の外湯である岩窟風呂。
閉所恐怖症の方には恐いかもしれない。
宿泊者はマイクロバスで送迎してくれ、無料で入浴できる。
乗鞍岳を眼前に仰ぐ乗鞍高原温泉に到着。
前回、定休日で入浴できなかった「湯けむり館」で入浴。
源泉は7km離れた乗鞍岳山腹から引いた硫黄臭がする上質の源泉を加温加水無しで注いでいる。
乗鞍高原温泉・湯けむり館
露天風呂もある。
前回来た時に撮影した源流で走るアル。
乗鞍スーパー林道に乗り換えて白骨温泉へ。センターラインはないものの充分すれ違いが可能だ。途中、2,3ヶ所で展望が開けて、乗鞍岳を見ることが出来る。
泡の湯到着は2時半過ぎ。あれれ、車がこんなに並んでる、やばい、露天風呂は先客で満員か!?
駐車場から見下ろすと有名な露天風呂は無人だ!
チャンス、カメラ・撮影!
部屋に案内されると仲居さんがいろいろ説明。聞くのは家内に任せ、浴衣に着替えずそのままで露天風呂に急行した。
夕食にはこんな洒落た容器が使われた。
朝食には温泉粥が出る、美味なり。
さあ、1ヶ月留守していた懐かしの自宅へ。
国道158号線に出るには2つのルートがある。
前日たどった道を引き返すルート、もう一つは県道300号線(白骨温泉線)で国道に出るルートだ。
後者は安房トンネルを抜けて奥飛騨温泉郷・高山経由で東海北陸自動車道に乗るのに便利だ。
でも、泡の湯に泊まってから慌しく奥飛騨で立ち寄る気持ちにはなれない、それに東海北陸自動車道の対面・1車線の高速も疲れる。
少し遠回りになってもかまわない、通いなれた中央高速道に出よう。
と言う訳で、再びスーパー林道・県道乗鞍線で国道に出て松本に向かった。
「ト伝の湯」前の国道158号線。左に曲がれば上高地(一般車通行禁止)、直進が松本方面だ。
以前に泊まった新宅旅館。ここもいい宿だった。
着色剤投入で問題になった野天風呂も前回入浴
500湯達成記念 草津・白骨温泉の旅
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西品川温泉・宮城湯(品川区)
蓮沼温泉・はすぬま温泉(大田区)
水沢には多数のうどん屋が並ぶ。
やや太めで腰の強いうどんを胡麻を加えた汁で食べる。
讃岐・稲庭・水沢を三大うどんという。
昼食のためここに立ち寄って3回目の水沢うどんを食した・
●以下、次々とルート上の温泉を通過
川原湯温泉・王湯
温泉名に偽りあり。
「湯の」でなく「湯の」が相応しい。
これだけアプローチが厳しい事前に分かっていたら絶対に立ち寄っていなかった。
湯の平温泉・松泉閣
白樺林(撮影は前回時)
美しいコバルトブルーの混浴露天風呂は温めで、いくらでも浸かっていられる。
底も木造のやさしい内風呂。
温泉が空気に触れないように湯舟の中で注がれる。すぐ体に泡がまとわりつく。
朝風呂は両方の風呂で。内風呂には白い湯の華が舞っていた。
私たちの部屋からも木々を通して露天風呂が見えた。
昨夕と同じく、女性に人気の宿・小梨の湯笹屋に続く白樺林をアルと散歩。
ト伝の湯