住 所 栃木県さくら市喜連川5296-1
電 話 028-686-2822
交通機関 東北道矢板ICから国道4号線経由で約10km(約15分)
東北本線氏家駅から無料送迎バス(1日3本)
宿 泊
平日2人1室1人11,000円前後から。最新詳細情報は宿のHP参照。
泉 質 ナトリウムー塩化物温泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 10時30分~20時(受付は19時迄)
定休日 無休
入浴料金 大人1000円 小人(小学生)500円
但し午後6時以降 大人600円 小人250円
入浴施設 内湯:男女別各1 露天風呂:男女各1 貸切風呂1(有料 介護入浴対応)
観光スポット さくら市ミュージアム ―荒井寛方記念館、喜連川温泉湯巡り
喜連川スカイタワー、いわむらかずお絵本の丘美術館、勝山城跡(桜名所)
那須高原(多数のテーマ館・レストラン・食事処・美術館・牧場)、那須ロープウェイで山頂駅徒歩40分で茶臼岳山頂、殺生石、沼ツ原湿原、もみじ谷大吊橋(塩原)
お土産・食事 館内で両方可
近くの温泉 喜連川温泉、喜連川早乙女温泉馬頭温泉与一温泉、矢板温泉、那須黒磯温泉板室温泉那須温泉塩原温
さくら市HP
観光HP
喜連川温泉HP
かんぽの宿喜連川HP
http://www.city.tochigi-sakura.lg.jp/
http://schit.net/sakurashi-kankou/
http://schit.net/sakurashi-kankou/?page_id=33
https://www.kanponoyado.japanpost.jp/kitsuregawa/index.html
かんぽの宿 栃木喜連川温泉 (栃木県)

県都宇都宮から北へ15km、栃木県の中部に位置するさくら市はさくらの名所が多いところから市名となった。
喜連川はかって奥州街道の宿場町であり、江戸時代には古河公方(足利氏)の末裔が治める喜連川藩が置かれていた。 父母の13回忌及び7回忌を芳賀町の菩提寺で執り行い、その後、夜間の運転を避けて旅館3軒の小さな温泉地、喜連川温泉のかんぽの宿、栃木喜連川温泉に宿泊した。
ここを選んだ理由の一つとして、最近、読んだ時代小説「喜連川の嵐」シリーズの舞台を訪れたい、という気持ちもあった。

反対側から見た内湯。他にジャグジー・寝湯(写真右)・歩行湯/打たせ湯などの機能浴槽が充実。日帰り入浴は10時30分~20時(受付は19時まで)、料金は15時前までが700円、15時以降入浴は500円。

2018年10月の法事・食事の後、東京に帰れば夜間運転になってしまう。そこで寺からこ北へ25kmほど、関東平野が間もなく尽きる地にある喜連川温泉かんぽの宿に宿泊することにした。奈良からは車ではるばる700kmの距離だ。

さくら市は県庁所在地の宇都宮から北へ15km、、栃木県のほぼ中部に位置し、利根川水系の鬼怒川の東に広がる平地にあって、2005年に喜連川町と氏家町が合併して出来た人口45,000人ほどの市だ。
広大な関東平野の北端近くにあり、勝山城址、鬼怒川堤防、お丸山公園など桜の名所が多く、市名には桜の様な美しい町にしたい、という願いが込められている。

旧喜連川町は、1980年代のバブル期に喜連川温泉の掘削と別荘地分譲やゴルフ場など不動産系の投資が活発に行われた。
一方、旧氏家町は城下町だ。鎌倉時代、宇都宮城の宇都宮家の末裔が、鬼怒川の河岸段丘を要害とした築いた勝山城は、その後、豊臣・徳川時代を経て様々な変遷があったが、現在、元の本丸一帯が城址公園となっている。

旧喜連川町に建つ喜連川庁舎の前には、近年建てられた怪しげな大手門があり、これを見たときに、なんでこんな建物がここに・・と思ったが、この記事作成中に町の歴史を調べて納得した。

油物;薩摩芋鹿の子揚げ・舞茸

朝 食

父七回忌 母十三回忌の法事

焼物:那須鶏豆乳グラタン

煮物:炊合せ(豚角煮・里芋・大根等)
母親を思い出す懐かしい味だった。

先付:胡麻豆腐(器大きい!)

多くは10,000円~13,000円で宿泊した方達の評価。コスパは悪くない、との意見が多く見かけられた。

部 屋 4.3 風 呂 4.4
朝 食 4.3 夕 食 4.2
接客・サービス 4.5 清潔感 4.2

20人くらいが一度には入れるかなり大きな内湯。円形、2槽のかけ湯の風情が良い。泉質は、pH8.1のナトリウムー塩化物温泉僅かに黄緑に濁る。

温泉名 : 喜連川(きつれがわ)温泉

ビュフェスタイルの朝食。和食中心で、パン食関連は貧弱だった。

お造り:(つつましく)二点盛り

じゃらんクチコミ総合4.3点
 (2019年1月15日現在)

さくら市喜連川庁舎横の模擬大手門が、かって城下町だったことを思い起こさせる。

栃木県芳賀町の高宗寺。この山門は江戸時代の先祖が寄進した。

弟2人はもう亡いがそれぞれの家族が参列してくれた。背後には先祖の墓10数基が立つ

風 呂

温泉街を形成していないので、土産物をそろえてる売店は充実している。

外観と同時に館内も四角ばってて、かんぽの宿共通の雰囲気が漂う。

喜連川温泉は関東平野の北端、那珂川水系の荒川と内川に囲まれたごく普通の田舎町にあり、温泉街は形成されていない。
近くには、八溝山の南麓、風光明媚な那珂川の河畔に馬頭温泉が湯煙をあげていて、かなり以前、そこに宿泊した。

1980年初頭のバブル期、当時の喜連川町長が町興しのために温泉を掘削したのが喜連川温泉の始りだ。

その後、幾つかの源泉が新たにボーリングされ、これに伴って公共の宿泊施設や町営の日帰り施設などが営業を開始した。
その後、宿泊施設の倒産や、別資本による再建などがあって、現在は、「かんぽの宿 栃木喜連川温泉」「ホテルニューさくら(旧さくら館」、「ゴルフ&ホテルベルセルバ」の3館がある。

特筆すべきは日帰り温泉施設の多彩さで、市営・私営の元湯温泉(さくら市第一温泉浴場)、露天風呂(さくら市第二温泉)、ハートピア さくらの郷、松島温泉乙女の湯、道の駅喜連川及び温泉街から2.5kmほど離れた所にある早乙女温泉があり、加えて上記の宿2軒でも日帰り入浴を受け付けている。

所在地 : さくら市喜連川(きつれがわ)
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)
部屋数53室、直線的な建物で典型的なかんぽの宿の外観。

夕 食

食 事

部屋からの眺望。ここは関東平野の北の外れに近い。

洗面所に窓が付き心地良い。

食事:炊き込みご飯・赤出汁・香の物

水菓子:黄粉プリン

台物:サーモンと茸の陶板焼き

内湯から続く露天風呂は5~6人規模。眺望は無いが、空間は十分にあり、開放感はある。

かんぽの宿は全国に52ヶ所あり、その多くが温泉を有している。2007年10月の郵政民営化までは、簡易生命保険法に基づき設置された簡易保険加入者のみを対象とした宿泊施設だったが。現在は日本郵政株式会社運営する誰もが手頃な料金で利用できる宿泊施設だ。

のどかな田園地帯に囲まれた広い敷地内にグラウンドゴルフ、パットゴルフ、テニスコート、ゲートボール場などを有する当館は、部屋数が53室(洋室21・和室25室・和洋室7)とかなり大きい施設だ。

宿泊料金は、他のかんぽの宿とほぼ同じレベル平日2人1室1人2食付きで11,000円~13,000円がスタンダードプランで、露天風呂付き特別和洋室が15,000円~18,000円に設定されている。

他のかんぽの宿と同様、ここも日帰り入浴OKだ。

411号室 露天風呂付和洋室(43㎡)、平日2人1室1人2食付き15,600円。我々の健康状態からベッドと部屋に風呂があるのが望ましく、それにぴったりで、かつリーズナブルな料金だったので予約を入れた。2012年リニューアルと比較的新しいので、室内はきれいで清潔感もあって満足。

陶器の半露天風呂と隣に付属するシャワールーム。湯が温泉か真湯か定かでない。

夕食・朝食ともレストランで。料理は、宿泊料金、栃木県の田舎、かんぽの宿などを勘案してこの程度だろうと想像していたレベル通りだった食事目的の宿泊ではないので、これでOK。

喜連川温泉から2.5km手前にある喜連川早乙女温泉は温泉好きが絶賛する温泉施設だ。

撮影用ボードには「日本三大美肌の湯」と大きく謳ってた。残る2ヶ所は「斐乃上温泉(島根県)」「嬉野温泉(佐賀県)」だそうだが、どこからの出典か不詳。

一目見て、日帰り入浴を歓迎してることが分かる大きな案内板。

施設名 : かんぽの宿 栃木喜連川温泉 (宿泊日:2018.10.14)