高山村は長野市の東20kmほど、県の北東部にあって東西に長い。
村の三方を山に囲まれていて、善光寺平に向う松川扇状地に位置し、背後には、軽井沢と並んで信州を代表するリゾート地・志賀高原が広がっている。
村域の85%が森林で、その多くが上信越高原国立公園に指定されている。
県庁所在地の長野市からはおよそ20kmの距離にあり、上信越自動車道の須坂長野東ICと小布施スマートICから車で約20分だ。
村を流れる松川上流の渓谷は紅葉の名所として広く知られ、シーズンには観光客の車で渋滞が起きるほどだ。
高山村は「湯つづきの里」と称している。
これは、志賀高原の横手山を源とする松川の渓谷沿いと標高2076mの笠岳南斜面に7つの温泉が点在しているためだ
村の農業はリンゴ・ブドウなどの果樹を中心としている。
最初に高山温泉郷を訪れ、五色温泉に宿泊した11月上旬、県道沿いの果樹園には、たわわに実った真っ赤なリンゴが収穫を待っていた。
信州高山温泉郷の最深部、紅葉で有名な松川渓谷沿い、標高1300mに位置する七味温泉。その3軒の宿の一つ、洞窟風呂で知られる紅葉館に立ち寄り、硫黄臭漂う眺望抜群の露天風呂を楽しんだ。
紅葉館は、宿泊したホテル渓山亭の道路を挟んだ反対側にあり、木造2階建て、部屋数10室の小規模旅館だ。
宿泊料金は、平日2人1室2食付きで1人10,000円〜14,000円前後とリーズナブル。さらに
平日限定だが素泊まりや朝食又は夕食付きのプランもある。(詳細・最新情報はこちら)。
風呂は、それぞれ露天風呂に繋がる男女別の浴場があり、硫黄臭がする上質の含硫黄‐カルシウム・ナトリウム‐硫酸塩・塩化物泉がかけ流しで注がれている。
午後と午前で男女が変わり、宿泊の場合は両方で入浴出来る。
売り物の洞窟を通って露天風呂に出る洞窟風呂は、午前が男、午後が女に変わるので、立ち寄り湯でどうしても入りたければ、午前中に行かないといけない
日帰り入浴は、玄関先の掲示では10時〜となっているが、終了時刻は不明だ。料金は大人500円。
木々の緑が映える10人規模の大きな露天風呂。素晴らしい開放感だ。
施設名 : 紅葉館 (入浴日:2014.7.31)
硫黄泉なので金属は使えない湯口は、硫黄成分が付着して白くなっていた。信州ではそう多くない硫黄泉だ。
炭風呂と書かれた1人用の風呂。黒い湯は、複数源泉の混合によるものと、単純硫黄泉からご連絡があった。
道路を挟んで紅葉荘の反対側、大女将が受付する露天風呂(野天風呂の看板、大人400円)。追って記事掲載。
年代を感じさせるロビーだが、ほっとさせる雰囲気がある。
内湯(4〜5人規模)の方が露天風呂より濃い緑だった。経時変化か混合泉によるものか?
県下有数の紅葉スポットの松川渓谷沿い。秋の紅葉はさぞかし見事だろう。
一見雑草のように見えるが、山野草を配置したアプローチが心を和ませる。
玄関先で人を恐れないタヌキと遭遇。女将に寄れ(タヌキ同士が喧嘩して大変とのこと。
ふつうの民家のように見える木造2階建ての紅葉館。
志賀高原の横手山を源流とする松川。その上流、松川渓谷沿いに点在するわらび・子安・山田・松川渓谷・五色・七味、そして松川から離れた笠岳の南斜面・1500m〜1700の高原にある奥山田温泉を総称して「信州高山温泉郷」と言う。
信州高山温泉郷へは2つのルートがある。
一つは表通りとも言うべきもので、上信越自動車道須坂・小布施IC方面から県道66号線に乗って、松川沿いに山田・五色・七味温泉へと向かう。もう一つは国道292号線(志賀草津道路)沿いの熊の湯温泉近くから県道66号線に乗り、奥山田温泉へ出る逆行ルートである。
七味温泉は山田温泉から高度を上げつつ車で15分ほど、温泉郷の最奥、標高1300mに位置する。
現在、旅館はわずか2軒(ホテル渓山亭、紅葉亭)で、この他には、日帰り施設として、ホテル渓山亭が運営する恵みの湯と旅館業は停止した山王荘、それに紅葉館の大女将が受け付けている別館露天風呂(呼称は野天風呂)の3軒がある。
因みに、七味とは、泉質が異なる7つの源泉をまとめ、混合泉として利用していたことに由来するようだ。
住 所 | 長野県上高井郡高山村牧2974−48 |
電 話 | 026−242−2921 |
交通機関 | 上信越自動車道須坂長野東ICから約30km 長野電鉄長野線須坂駅からバスで山田温泉、そこで送迎有り(宿泊の場合)、又は長坂駅からタクシー利用。 |
施 設(日帰り) | ロビー休憩 駐車場 |
宿 泊 | 10室平日2人1室10、000円〜14,000円前後 平日限定で、素泊まり・朝食or夕食付宿泊OK。 最新・詳細情報は、紅葉館のHP参照ください。 |
泉 質 | 含硫黄‐カルシウム・ナトリウム‐硫酸塩・塩化物泉(源泉温度71.4℃pH6.81) |
適応症 | 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴時間 | 10時〜 終了時間は不詳(玄関先掲示) |
定休日 | 不定休 |
入浴料金 | 大人(中学生以上)500円 小人400円 |
入浴施設 | 内湯:男女別各1 露天風呂:男女別各1 宿泊の場合、午前と午後で男女交代 道路を挟んで反対側に別料金(大人400円)の露天風呂(野天風呂と呼称)がある。 民家の奥、向かって左側の窓を開け、居間に居る大女将に支払うが、そこに居らず、大声で呼んでも出てこなかったので、止むを得ずお金を置いて勝手に入浴した。) |
浴室備品 | シャンプー・ボデイソープ、ドライヤー・ロッカー |
観光スポット | 松川渓谷(紅葉狩)、小布施、志賀高原、リンゴ狩り |
お土産・食事 | 手前の山田温泉あるいは志賀高原で可能だ。 |
近くの温泉 | 蕨温泉、子安温泉、山田温泉、松川渓谷温泉、、五色温泉、奥山田温泉、須坂温泉、熊の湯温泉、ほたる温泉、その他志賀高原の温泉 |
高山村HP 観光協会HP 紅葉館HP |
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