草津温泉のシンボル・湯畑源泉。草津の自噴温泉湧出量はダントツの日本一だ。
精緻な「せがい出し梁造り」の松村屋
松村屋は草津温泉のシンボル・湯畑にほど近く、古き良き時代の草津温泉を再現しようと集まった14軒の格式ある老舗の集まりである「和風村」の宿だ。独特の建築様式「せがい出し梁造り」の建物は湯治場時代を偲ばせる。温泉は湯畑源泉を利用し、風呂はもちろん掛け流しだ。
草津温泉のシンボル・湯畑から徒歩1分、草津地方独特の建築様式「せがい出し梁造り」で知られる大阪屋旅館の道を挟んだ前に立つ。
松村屋も同じ「せがい出し梁造り」で、白壁と梁の組み合わせが美しく、窓に施した千本柄子などが江戸時代の湯宿を思わせ、むしろ大阪屋旅館より精緻な造りに見える。
ガイドブックには明治時代初期建築、平成3年改築となっている。
狭い道から木造3階建ての建物を見上げるとかなり大きな旅館に見えるが、実際は部屋数が僅かに10室(BTまたはT)と小規模の宿である。
宿泊料金は13,650円〜21,000円で休前日は2,000円増しとHPに記載あるが、予約の際は宿に最新・詳細情報を問い合わせください。
草津町は人口約7,600人、群馬県の北西部に位置し、東西9km・南北8km、北と西には三国山脈の2,000m級の山々がそびえ、東と南は海抜約1,200mの高原となって開けている。
町は日本列島のほぼ中央に位置しており、上信越高原国立公園に含まれる草津白根山周辺は、太平洋と日本海の分水嶺となっている。
それを縫うようにして、町の北西には志賀草津道路の別名を持ち、国道として最も高い峠・渋峠を通過し、大パノラマを楽しみながら志賀高原に抜ける国道292号(冬季閉鎖)が走っている。
沿線沿いにはコバルトブルーの神秘的な湯釜を持つ活火山の白根山、複数の宿がある温泉地としては、もっとも標高が高い万座温泉が湯煙を上げ、やや離れて南には日本一の避暑地・軽井沢そして鬼押し出しで有名な浅間山がある。
この二つの活火山に挟まれた草津温泉は、日本で一、二を争う実力派の大温泉地である。
住 所 | 群馬県吾妻郡草津町草津365 |
電 話 | 0279−88−2323 |
交通機関 | 関越道渋谷伊香保ICから国道353・145.292号線で60km 上信越道碓井軽井沢ICから県道43・国道146・292号線で55km (道路状況・景色などから、軽井沢経由がお勧め) JR長野原草津口からJRバス(25分) JR軽井沢から草軽バス(80分) |
施 設(日帰り用) | ロビー休憩、駐車場(15台) |
宿 泊 | 10室(BT又はT)室 13,650円〜21,000円で休前日は2,000円増し(2010年10月現在) 詳細・最新情報は宿に照会ください。 |
入浴時間 | 立ち寄り入浴:11時〜15時 要確認 |
定休日 | 年中無休 |
泉 質 | 湯畑源泉 含硫黄-アルミニウム- 硫酸塩・塩化物温泉(泉質は別の表示もあり正誤不明) 泉温55.1℃ pH2.2 |
適応症 | 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴料金(日帰り) | 大人 700円(前記の湯巡り手形を利用したので、一般の料金は不明) |
入浴施設 | 内風呂:男女各1 |
浴室備品(日帰り) | シャンプー、ボディソープ、ドライヤー |
観光スポット | 湯畑、西の河原、熱の湯(湯もみショー)、ベルツ記念館、片岡鶴太郎美術館、軽井沢、浅間山(鬼押し出し)、白根山(湯釜)、志賀高原 草津から万座・志賀高原に続く国道292号線(志賀草津道路)は、雄大な山並みを縫うように走る快適な山岳道路。途中、有毒ガスが発生して立ち入り駐車禁止の殺生河原、日本百名山の一つである白根山(コバルトブルーの湯釜が素晴らしい)、国道の中では最も高い「渋峠」を通過して行く、日本有数の大パノラマ山岳道路だ。 |
お土産・食事 | 温泉街に食事処・土産物屋多数 |
近くの温泉 | 草津温泉の数多い外湯巡り(西の河原、熱の湯、大滝乃湯、白旗の湯、千代の湯等) 万座温泉、尻焼温泉、花敷温泉、湯の平温泉、沢渡温泉、川中温泉(日本三美人湯の一つ)など多数 |
草津町HP 観光協会HP 旅館協同組合HP 松村屋HP |
http://www.town.kusatsu.gunma.jp/ http://www.kusatsu-onsen.ne.jp/ http://www.yumomi.net/ http://www.kusatu.com/matumuraya/ |
施設名 : 松村屋 (入浴日:2009.10.22)
草津温泉は標高約1200mの高所にある。
草津のシンボル・湯畑には「ここの標高は1,156m」と彫られた石の標識が置いてある。
その草津だが、温泉力という視点では日本一の温泉地と言っていいだろう。その理由として次のようなものが挙げられる。
●万代・湯畑・西の河原・白旗など、周辺を除く温泉地内だけの源泉で日本一の自噴湧出量があり、しかもすべて加温不要の高温泉である。
(草津が約23,300リットル/分、続く別府は15,200リットル)
●温泉街内のすべての旅館の風呂が源泉掛け流し。
●1円玉が1週間で消滅するというpH2前後の強酸性温泉とその効能。
●さまざまな形態の宿が120軒もあり、予算・好みに応じて幅広い宿選びが可能。
●すべて掛け流しで無料(志納)の共同浴場が18ヶ所もある。
●日本で1,2位を争う強大な露天風呂がある。
●時間湯・湯もみといった温泉文化が継承されている。
6、7人入れる風呂は枠が檜で、底が石板が敷かれている。湯は硫黄分のために僅かに白濁している。
草津ではどの源泉も強酸性なので、鉄などの金属は黒くなって溶けてくる。
立ち寄り入浴時間は11時〜15時、入浴料金は大人700円。
源泉は54℃の湯畑源泉なので風呂の温度は適温、泉質は、含アルミニウム・硫酸塩・塩化物温泉でややまったり感があった。
草津よいと〜こ一度は〜おいで どっこいしょ・・草津節を歌いながらの湯揉みショー(熱の湯で)。