戸倉上山田温泉を流れる千曲川。右岸に戸倉温泉、左岸に上山田温泉。
住 所 | 長野県千曲市上山田温泉1−27−11 |
電 話 |
026−276−4664
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交通機関 | 上信越自動車道坂城ICから約6km しなの鉄道戸倉駅からタクシーで5分 |
施 設 | 休憩所、駐車場(約20台分) |
宿 泊 | 不可 |
泉 質 | 単純硫黄泉(源泉温度48.6℃) 加水加温無しでかけ流し |
適応症 | 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴時間 | 10時〜23時(入場は22時30分) |
定休日 | 毎月16日、末日 |
入浴料金 | 大人 350円 {市内在住者は250円) |
入浴施設 | 男女別内湯 男女別露天風呂 |
浴室備品 | シャンプー・ボディソープ・などは無し |
観光スポット | あんずの里、姨捨(田毎の月・長楽寺)、さらしなの里展望館、真田邸・真田宝物館・文武学校、池田万寿夫美術館、美ヶ原、霧ヶ峰、東山魁夷館・信濃美術館、善光寺 |
お土産・食事 | 温泉街で。 |
近くの温泉 | 松代温泉・田沢温泉・沓掛温泉・仙仁温泉・別所温泉・霊泉寺温泉・鹿教湯温泉等 |
千曲市HP 観光協会HP かめ乃湯HP |
http://www.city.chikuma.nagano.jp/app/index.html http://www.chikuma-kanko.jp/togurakamiyamada/ http://www.kamiyamada-onsen.co.jp/ |
戸倉側から千曲川を挟んで上山田温泉を見る。
千曲川を挟んで左右両岸に位置する戸倉・上山田の2つの温泉地から成る戸倉上山田温泉は、かって信州随一の歓楽的温泉地だったが、今でも飲食店の数が多い。湯量豊富な戸倉上山田温泉の魅力の一つが外湯の多さだ。その一つが近年リニューアルされた共同浴場のかめ乃湯で、温泉は熱めだが、加水加温無しでかけ流しされている。
千曲市は長野県北信地域の南東部に位置し、千曲川中流部の平地とそれを囲む1000m級の低い山々から成り、人口は約64,000人である。
市のほぼ中央を北東に流れる千曲川は、その名の通り幾度も曲がりくねりながら新潟県に入り、全長367km、日本一長い信濃川と名前を変えて日本海に注ぐ。
千曲川西岸、棄老民話で知られる姥捨周辺には2000余りの棚田があり、月夜にはその田ごとに月が写ることから「田毎の月」と呼ばれ、松尾芭蕉や小林一茶の俳人が訪れた。
千曲市の更埴にはあんずの里があり、上平展望台に登れば一目十万本といわれている日本一のあんずの里が見渡せる。
また千曲市の一部はかって更級と呼ばれ、昔から蕎麦の産地と知られ、小林一茶は「信濃では月と仏とおらがそば」と詠った。
「月は田毎の月」「仏は善光寺」「そばは更級のそば」と、僅か17文字にこの地方の代表的な名所・名産を織り込んでいる。
山梨県・埼玉県・長野県の3県に跨る甲武信ヶ岳(2475m)を源流とする千曲川の中流、右岸に戸倉温泉、左岸に上山田温泉が湯煙を上げている。
両岸で41軒の旅館・ホテルが営業しているが、現在は上山田温泉に大多数の旅館がある。
戸倉上山田温泉は善光寺詣での精進落としの湯として、かっては県内一の歓楽型の温泉街を形成していた。
当時の華やかなネオン街には200軒(現在でも130軒)の食事処・小料理屋・カラオケ・スナックなどが営業し、芸者の数も圧倒的に県下一だった。
現在、戸倉上山田温泉には60ヶ所ほどの源泉が掘削されているが、地下の湯脈がよほど豊富なのだろうか、源泉掛け流しの宿が多いのが特徴だ。
ここには個性が異なる7つの外湯があって、中には温泉好きに高い評価を受けている掛け流しの共同浴場が幾つかある。
以前は地元専用の共同浴場の雰囲気があったが、周囲が取り払われて20台分ほどの駐車場を持った立派な建物に変身していた。
清潔感のある内湯、ジェットバスも付いている。温泉は9本の源泉の混合泉で、源泉温度が48.6℃の単純硫黄泉。
なまこ壁の前の楕円形の露天風呂は。硬質な材料のため温もり感に欠ける。
ここも広い湯上り処。
広いロッカー付きの脱衣所。
1人用の陶器風呂。僅かに硫黄の臭いがし、白い湯の華が盛大に舞っていた。
施設名 : かめ乃湯 (入浴日:2010.11.18)