50mほど裸で歩くので焦る。
新穂高温泉ひがくの湯は、奥飛騨温泉郷の最深部、新穂高ロープウエイの手前にある露天風呂のみの日帰り施設だ。眼前に奇怪な山容を見せる「錫杖岳(標高2168m)」が聳えていて開放感抜群。湯量豊富で湯船から温泉が溢れ出る贅沢な眺めを楽しみながらの入浴は格別だ。
平湯・新平湯・福地・栃尾・新穂高の5温泉から構成される奥飛騨温泉郷の中で、北アルプスの雄峰が迫る最深部にあるのが新穂高温泉である。
かっては北アルプスの登山口として、山男たちが愛してきた秘湯だったが、現在は旅館・民宿・ペンションが40軒ほど、5つの温泉の中で最も大きい温泉地になっている。
新穂高温泉は、次の3地区から構成されている。
蒲田川沿いに旅館が並ぶ「蒲田川地区」
焼岳や錫杖岳などの荒々しい山容をまじかに見る小高い丘にある「中尾地区」
北アルプスの雄峰、穂高岳や槍ヶ岳が迫ってきて、フランス・モンブランに続く世界第二位の長さの新穂高ロープウエイに近い新穂高地区
多くの旅館の露天風呂からは北アルプスの山々を眺望でき、それらの山々の名称を用いた旅館・ホテルも多い。
飛騨地方の中央に位置していた高山市だが、2005年2月1日、奥飛騨温泉郷を持つ旧上宝村を含む近隣9町村と合併した。
これによって、東京都に匹敵する日本一広い面積を有する新しい高山市が誕生した。
高山市はもともと観光都市で、 高山陣屋などの歴史的建造物、からくり人形など飛騨の匠の技による華麗な屋台が引き回される高山祭(山王祭・八幡祭)。
さらに江戸時代から続く2ヶ所の朝市、飛騨の名物である飛騨牛・朴葉味噌・赤株から高山ラーメンに至るまで、郷土色豊かな高山市は多くの観光客を惹きつけてきた。
今回の合併により、北東部には槍ヶ岳・乗鞍岳・穂高連峰など3000m級の山々が連なる飛騨山脈(北アルプス)が市域に加わった。
さらに湯量豊かな5つの温泉地を有し、日本一の露天風呂数を誇る奥飛騨温泉郷を市域に組み入れ、一大観光都市となった。
施設名 : ひがくの湯 (入浴日:2014.4.17)
平成25年にオープンした登山の湯は男性専用。小さい浴槽だが 開放感抜群。目の前を車が走ってる。
奥の扉から、備え付けのサンダルを履いて「登山の湯」に向かう。
湯船から流れ出て、床にも湯が溜まる贅沢な露天風呂だ。
日本一露天風呂が多い奥飛騨温泉郷。民宿でさえ露天風呂を持っていて、日本で1、2を争う巨大戸天風呂もある。写真は水明館 佳留萱山荘。
新穂高ロープウエの終点・西穂高口(標高2,156m)から見る雄大な穂高連峰(最高峰3,190m 日本3位)。
新穂高ロープウエイに向かう県道475号沿いにある。
気取りなくいたって庶民的雰囲気の館内。
10分200円で列車をらに10分動かせつる鉄道ジオラマコーナー。
住 所 | 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷中尾442−7 |
電 話 | 0578−89−2855 |
交通機関 | ・東海北陸道・飛騨清見JCT経由ー中部縦貫道高山ICからR41・158・471で約70分 ・長野自動車道松本ICから国道158・471号、県道475号を奥飛騨温泉郷方面へ65km ・」JR高山本線高山駅から濃飛バス新穂高温泉行きで1時間25分、国立公園口下車すぐ |
宿 泊 | 不可 |
泉 質 | 単純温泉(68.2℃ 200?/分 加水温度調整でかけ流し) |
適応症 | 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
日帰り入浴施設 | 食事処(飛騨牛丼1000円、漬物ステーキ1000円、山菜ざるそば800円)、売店、鉄道ジオラマコーナー(10分200円で操作可能)、駐車場 |
入浴時間(日帰り) | 9時〜19時(5月7月8月9月10月営業時間延長有り) |
休館日 | 不定休 11月下旬〜3月上旬の期間でメインテナンスの為臨時休業有り) |
入浴施設 | 内湯:無し 露天風呂:男女各1 |
観光スポット | 新穂高ロープウエー、平湯大滝、上高地、乗鞍スカイライン、高山、松本 |
近くの温泉 | 平湯温泉、新平湯温泉、栃尾温泉、福地温泉、白骨温泉、乗鞍高原温泉、さわんど温泉、坂巻温泉、中の湯温泉、上高地温泉 |
高山市HP 飛騨高山観光協会 奥飛騨温泉郷観光協会 ひがくの湯HP |
http://www.city.takayama.lg.jp/ http://www.hidatakayama.or.jp/ http://www.okuhida.or.jp/ http://shinhotaka.com/higaku.html |
露天風呂だけの「ひがくの湯」