夜、こんな山中で思いがけない花火の打ち上げにビックリ

東館121号室。10畳+広縁+BT(シャワートイレ)、平日2人1室 1人15,000円。

ウエルカムドリンク

すっきりしたフロントとロビー

白骨温泉観光案内所前。

前菜:和牛ローストビーフと地鶏の蒸し焼きと海老と彩り野菜の琥珀寄せ

刺身:信州サーモンと大岩魚山葵ジュレ(信州サーモンはニジマスとブラウントラウトの交配させたもの。

温野菜 夏野菜 バーニャ カウダ。(バーニャカウダはイタリーの野菜料理で、バーニャはソース、カウダは熱いの意味)。この皿で2人前だが、何故この食器を使ったのか分からない。

口直し リンゴとマンゴーのフルーツ酢。

温い魚 すずきのロティ 赤ワインソース

御飯・味噌汁・漬物

デザート

朝 食

まろやかでほのかな塩味が残る美味しい温泉粥もあって満足。

白骨温泉 白骨ゑびすや (長野県)

信州の名湯、白骨温泉にあって規模も料金もミドルクラスで、コストパーフォマンスが良いと評判の白骨ゑびすやに宿泊、温泉マニアを喜ばせるカルシウムが堆積したこてこての「白船」の風呂を満喫した。
合わせて姉妹館の白骨グランドホテルの風呂にも入浴してきた。

風呂は男女別の内湯と露天風呂がある。
男女の造りは両方とも酷似しているが、内湯がたまらない風情を醸し出している。

白骨は、もともと白船=白い湯船を意味するそうだが、内湯の風呂は、温泉に含まれるカルシウムが浴槽の縁に付着して文字通り白船になっている。

露天風呂の方は、最近、改造したのだろうか、あるいはカルシウムを定期的に掻きとっているせいだろうか、内湯の様な付着はなくさっぱりしている。

泉質は含硫黄ーカルシウム・マグネシウム・ナトリウムー炭酸水素塩温泉で泉温が46.7℃、微硫水素臭、微硫黄味がする。内湯では加温無し、露天風呂の方は加温してかけ流しにしている。


浴室には上記の成分表以外に、もう一つ掲示されており、これを見ると泡の湯と小梨の湯から引き湯をしているようだ。
泉質は両方とも含硫黄ーカルシウム・、マグネシウムー炭酸水素塩泉とあった。

所在地 : 松本市安曇(あずみ) 

松本市は長野県の中央、やや西寄りに位置し、国宝松本城を中心とする旧城下町で、幸いにも戦災を免れたことから歴史的建造物が多く残る。

松本市のキャッチフレーズは、「三ガク都」である。
即ち、楽都(小沢征爾ら一流の音楽家の集うサイトウ・キネン・フェスティバルの開催など)、岳都(北アルプス他)、学都(日本で最も古い小学校の一つ開智学校、全国9番目の官立旧制高等学校である松本高校)の三つのガク都である。

2005年の合併後の市域は、西の飛騨山脈(北アルプス、3000m級)から、東の筑摩山地(美ヶ原など2000m級)までと広大となった。
この合併により、松本市は日本を代表する山岳観光地(上高地・乗鞍高原)と白骨・乗鞍高原・坂巻さわんど中の湯などの温泉地を一挙に手に入れることになった。

松本市の西方に位置する安曇(あずみの)は岐阜県に接し、槍ヶ岳・穂高岳・乗鞍岳などの山岳地帯から標高660m~1、500mの乗鞍高原に及んでいる。


大きな地図で見る

風 呂

料 理

和洋折衷の創作料理?とも言うべきライトな料理が並んで、我々には適量の夕食だったが、若い人にはボリューム不足か?


施設名 : 白骨ゑびすや(宿泊日:2013年8月8日) 

白骨温泉はかっての大日本地名辞典では「白船の湯」と記されていた。「白船」の由来は、温泉成分が風呂に付着し、湯船が白くなる状態から来ている。
大正2年、中里介山の長編小説「大菩薩峠」(白骨の巻)」で、白船に白骨の字を当てて登場させたことから世に知られ、以来、白骨温泉が通称になった。

白骨温泉は乗鞍岳の北東、標高1400m~1500mの山腹に11軒の宿(日帰り施設3軒)が点在している。
旅館数が多いので、世間的には名湯とは呼ばれても秘湯と呼ばれることが少ないが、周囲の地形・自然やアクセスの不便さからすれば、秘湯と言っていいだろう。


乳白色の温泉で人気が高かった白骨温泉だが、2004年7月、週間ポストが、白骨で温泉に着色がなされている、と最初に取り上げ、翌日からは新聞・テレビがこの事件を大々的に報道し始めた。この不祥事が起きたのは残念だったが、その後、温泉街を上げて信頼回復に努めてきた。。
白骨温泉は、もともと白濁した温泉が豊富に湧出して、どの宿も掛け流しであり、信州を代表する名湯であることは間違いない。

この評価は概ね納得。

案内所の近くから谷を下って野天風呂へ。

上高地・乗鞍スーパー林道から乗鞍岳方面を見る。

姉妹館の白骨グランドホテルでも入浴(無料)。

硫黄分で黒くなったカラン。

湯上り処。日帰り入浴は、金土日祝日のみ受付で、11時~14時、大人770円(要確認)。

カランの他に1ヶ所のみシャワーが付いていた。

風呂の縁の材質は何だろう。いくら温泉成分が濃いとはいえ、これだけ堆積するには相当な年月がかかっているだろう。
湯面には細かな湯の華がびっしり浮いていた。

夕食・朝食とも食事処で。写真は着席時に置いてあった料理。
食前酒の自家製の山葡萄酒の後に・・・
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)
住 所 長野県松本市安曇4206-2
電 話 0263-93-2031
交通機関 ・(東京から)長野自動車道松本ICから国道158号線等で約40km
(大阪から)東海北陸道飛騨清美ICから(高山経由)国道158号線等で約90km

・白骨温泉へは、国道158号線から分岐する2本のルートがある。
松本方面からだと、前川渡から県道84号線(乗鞍岳線)で乗鞍高原に出て、そこから乗鞍スーパー林道で白骨温泉へ。
・高山方面からだと湯川渡から県道300号線(白骨温泉線)で白骨温泉へ・・・このルートは狭隘で、冬季に通行止めとなっていたため拡幅工事が行われていたが、今般開通した。

・松本電鉄新島々駅からアルピコ交通バス白骨温泉行きで1時間22分


・松本駅アルプス口より予約制送迎バス運行(通年毎日14:00発)
宿 泊 20室(BT付き 一部シャワートイレ)
季節によって10,000円~13,000~20,000円程度(露天風呂付き客室)
詳細最新情報はゑびすやのHP参照ください。
泉 質 含硫黄ーカルシウム・マグネシウム・ナトリウムー炭酸水素塩温泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
施設(日帰り) 湯上り処、ロビー、 駐車場
外来入浴時間 11時~14時 
入浴料金(日帰り) 大人770円
風 呂 内湯:男女各1、露天:男女各1
観光スポット 温泉街周辺(天然記念物の噴湯丘跡、中里介山文学碑)
上高地、乗鞍高原、乗鞍岳、安曇野、奥飛騨、高山、松本、木曽路
近くの温泉 乗鞍高原温泉さわんど温泉坂巻温泉中の湯温泉、上高地温泉、奥飛騨温泉郷(平湯福地新平湯栃尾新穂高)・
松本市HP
観光協会HP
安曇観光HP
白骨温泉HP
ゑびすやHP
http://www.city.matsumoto.nagano.jp/
http://youkoso.city.matsumoto.nagano.jp/
http://www.alps-kanko.jp/
http://www.shirahone.org/
http://www.e-bi-su-ya.com/

じゃらん口コミ総合 4.6点(2014年2月10日現在  71件平均)

道路から見ると2階建だてだが、実際は3階建でエレベーターもある。

白船温泉の11旅館にあって、白骨ゑびすやは、規模的にも料金的にも中程度にランキングされる宿だ。

部屋数は和室が25室(ゑびすやHP。じゃらんによれば20室)で、料金は、浴室・シャワートイレ付き和室が13,000円程度~、浴室トイレ付き和室が10,000円程度~が目安だ(詳細・最新情報は宿のHP参照)。
1室のみ2万円を超える部屋があるが、これは展望露天風呂が付く特別室だ。

徒歩3~4分の距離にあって、白骨温泉最大の客室を持つ白骨グランドホテルは姉妹館で、どちらかに宿泊すればもう一方の風呂に無料で入浴することが出来る。
白骨グランドホテルは、日帰り入浴を受け付けていないだけに、ゑびすやに宿泊する特典は大きい。

3階建て(フロントが2階)の外観はシンプルで、館内は山小屋風と想像していたが、以外にもフロントやロビーはモダンですっきりしている。

温泉名 : 白骨(しらふね)温泉
部屋 4.6 風呂  4.4 
朝食 4.6 夕食  4.3
接客・サービス 4.6 清潔感 4.5

本来の温泉名・白船温泉の由来、カルシウムが付着した白い湯船。

安土桃山時代から江戸初期にかけて築城された国宝・松本城の天主閣。

部屋からの眺望は良好。

男性用の内湯、外の露天風呂に繋がってる。湯が溢れて床も濡れている。浴槽の縁と溢れる温泉で濡れた板敷、マニアには堪らない風景だ

女性用の内湯は男性用と同じ造り。木製の床が良い雰囲気を出しているが、温泉仲間のSさんの奥さまが、ここで転倒・骨折されたとお聞きしたので夫婦そろって注意して歩いた。

露天風呂も男女、同じ造りで、湯温はかなり低目だった。別の源泉が落されてるのだろうか、内湯の様なこてこての成分付着は無かった。