みたまの湯 (山梨県)

全国の温泉を巡っておられる「さすらい人さん」から教えて頂いた「みたまの湯」に立ち寄った
ほったらかし温泉」「湯めみの丘」と合わせて、山梨(甲府盆地)三大パノラマ温泉と称するらしい。


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施設名 : みたまの湯 (入浴日:2009.11.16)
住 所 山梨県西八代郡市川三郷町大塚2608
電 話 055−272−2641
交通機関 中央自動車甲府南ICから15分
国道140号線豊積橋南交差点(信号あり)左折、県道作興橋南右折、広域農道1km進行、農道最高地点左折800m先高台
JR身延線甲斐上野駅からみたまの湯定期バスみたまの湯行きで15分終点下車すぐ
施 設(日帰り) 食事処・休憩所・整体・特産品コーナー・売店・農協直販所・駐車場(150台) 
宿 泊 不可
泉 質 アルカリ性単純温泉 源泉温度43.6℃ 湧出量247リットル/分
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 午前10時〜午後11時(入館は10時30分までに)
定休日 無休(年に5日間保守点検のため休館)
入浴料金 大人750円 小学生500円 小学生未満無料
入浴施設 内湯男女各1露天風呂男女各1 サウナ男女日替わり交代)
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー
観光スポット 笛吹川フルーツセンター、苺・桃・ブドウ狩り、桃開花鑑賞、西沢渓谷、恵林寺、昇仙峡、富士五湖、清里
お土産・食事 食事は甲府周辺・20号線他の国道沿いに多数(「ほうとう」など)。
桃・ブドウ・いちご・サクランボなどを周辺で。(国道20号線沿い等の直販所)
近くの温泉 石和温泉・湯村温泉・川浦温泉・塩山温泉・笛吹川温泉・一宮温泉・岩下温泉・御坂温泉・芦安温泉桃の木温泉・ほったらかし温泉三富温泉山口温泉はやぶさ温泉正徳寺温泉旭温泉(その他日帰り施設多数)

市川三郷町HP
みたまの湯

http://www.town.ichikawamisato.lg.jp/
http://www.mitamanoyu.jp/
所在地 : 西八代郡市川三郷(いちかわみさと)

市川三郷町は甲府盆地の最南端に位置する。
甲府盆地を流れてきた笛吹川と釜無川、御坂山地から流れてきた芦川がこの町で合流し、日本三大急流の一つ富士川となる(他に球磨川・最上川)


町名は、西八代郡の旧市川大門町、旧三珠町、旧六郷町が対等合併したことから、旧市川大門町の「市川」と旧三珠町の「三」、旧六郷町の「郷」を合成し、さらに3町合併による「3つの郷」の意味とかけたことに由来する。


なお、上九一色村(例の事件で全国的に有名になった)が甲府市と富士河口湖町に分割編入されたため,現在では西八代郡を構成する唯一の地方自治体でもある。

地形は丘陵と富士川に囲まれた平坦地から成る中山間地が広がって、農用地の占める割合が高い。
訪れた温泉施設「みたまの湯」周辺は桃果樹園が広がっていた。

一級品の開放感、ここでは湯の華も見られた。

内湯からでも眺望が素晴らしい。

温泉はコーヒー色。因みに右手は豊臣秀吉と同じ完全な一本線のマス掛け。


内湯は2槽あり、一方は加温していない源泉風呂になっていて、他にサウナも設けられている。
ここからの眺めも露天風呂並みで、冬などはわざわざ外に出なくても景色が楽しめる。

源泉は地下1500mから汲み上げたもので(250L/分)、透明感のあるコーヒー色は、地中深く太古の植物から溶け出した天然有機物によるもので、いわゆるモール泉である。
pH9のアルカリ性単純温泉故、肌触りはなめらか、入浴後は爽快感が残った。

年間5日程度の保守点検の休業を除いて年中無休、営業時間は午前10時〜午後11時(入館は午後10時30分まで)、入浴料金は大人750円、小学生500円、それ以下は無料となっている。

尚、温泉名は、ここのHPで一ヶ所「見晴らしの丘温泉」との表示がある。またガイドブックでは合併前の町名を取って「三珠温泉」とあり、法定の温泉分析証には、源泉名が施設と同じ「みたまの湯」となっている。ここでは、一番最後の温泉名・施設名が同名として扱った。

甲府南ICから国道140号線を西に進み、「豊積橋交差点」で左折、その先の広域農道に乗って間もなく、桃果樹園に囲まれた標高370mの小高い丘の上にみたまの湯がある。
甲府南ICから15分足らずの距離だ。


みたまの湯は、町営でありながら公募で外部委託先を募る、という賢い選択をした日帰り温泉施設である。
温泉施設内には食事処・物産品販売所・整体の他に、JA西八代のっぷい農産物直売所が隣接して設けられている。
その他に、町の印章は100年の歴史を持ち、全国生産の50%を占めており、施設内には印鑑の製造実演・販売のコーナーも設けられている。

風呂は内湯と露天風呂が組み合わさった「牡丹の湯」と「藤の湯」があり、日替わりで男女が交代するが、この日の男湯は後者だった。

露天風呂からの眺めは、ほったらかし温泉と比べると高度感はそれほどでもないが、逆の南側から遮るものがない甲府盆地を見下ろすので、一味違ったパノラマを楽しみながらの入浴となる。

中山間地の市川三郷町

データ (データは変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)

2つの露天風呂(両方とも40℃)からは、左手に赤石山脈(南アルプス)の北岳(富士山に次ぐ3192m)や鳳凰三山(地蔵ヶ岳・観音ヶ岳・薬師ヶ岳)、中央に八ヶ岳、右手に大菩薩峠が見渡せる。

桃園に囲まれた丘の頂上、360度の眺望がある。施設の外観と館内。右隣にJAの直販所がある。

温度が違う2つの浴槽がある(42℃と38℃)。