旭温泉 韮崎旭温泉 (山梨県)

データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)
住 所 山梨県韮崎市旭町上條中割391
電 話 0551-23-6311
交通機関 中央自動車道韮崎ICから県道・国道20・52号線等で約10km(諏訪方面からの場合)
中央自動車道甲府昭和ICから国道20号線・県道20号線等で約13km(東京方面からの場合)
JR中央本線韮崎駅から大草経由甲府行きバスで15分、南宮神社下車徒歩8分
施 設(日帰り) 休憩所・駐車場(50台) 
宿泊 不可
泉 質 ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩温泉 pH7.7 泉温40.5℃ 266リットル/分
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 10時~20時
定休日 毎週火曜日
入浴料金 大人 600円
入浴施設 内湯男女各1
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー
観光スポット 新府城跡(武田氏最後の城で勝頼が築いた)・武田八幡宮・甘利山(ツツジの時期)
夜叉人峠・高谷山ハイキング、白鳳渓谷紅葉狩り、桃開花鑑賞(勝沼付近)、:笛吹川フルーツセンター、苺・桃・ブドウ狩り、ワイナリー見学、西沢渓谷、昇仙峡、富士五湖、清里
お土産・食事 食事は国道20号沿い多数。
季節の桃・ブドウ・いちご・サクランボなどを周辺で。(国道20号線沿い等の桃・ブドウ等の直販所、道の駅しらね、まちの駅くしがた等多数)
近くの温泉 芦安温泉石和温泉桃の木温泉・湯村温泉・川浦温泉・塩山温泉・笛吹川温泉・一宮温泉・はやぶさ温泉・岩下温泉・国母温泉・御坂温泉・増富ラジウム温泉・山宮温泉・ほったらかし温泉三富温泉など多数(日帰り施設多し)
韮崎市HP
韮崎市観光協会HP
http://www.city.nirasaki.yamanashi.jp/index.htm
http://www.nirasaki-kankou.jp/
雑記帳 5年ぶりに2度目の入浴、山梨県随一の風呂・温泉との評判を改めて実感した。

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前回はエメラルド色だったが、光線のせいだろうか?

ここから間もなく富士川となる釜無川流域から見る富士山。

旭温泉周辺の風景。反対側に富士山も見えるが高圧線鉄塔が並ぶので見栄えが良くない。

建物に描かれた大きな温泉マークが目印の韮崎旭温泉。2001年1月オープンした。右側にかなり広い駐車スペースがある。

富士山や南アルプスの秀峰を望むのどかな田園地帯にある日帰り施設。湯量豊富で源泉掛け流し、温めの温泉は透明感がある美しい緑色、泡付きでしっとりしている極上モノだ。
所在地 : 韮崎(にらさき)市旭町
韮崎市は山梨県北西部にあり、甲府盆地の北西端に位置する。

市の一部は南アルプス国立公園に指定されていて、西部には赤石山系に属する鳳凰三山があり、市域中央には釜無川・塩川が南流している。
釜無川は、山梨県と長野県の県境に位置する鋸岳に源を発し、山梨県に入って尾白川、塩川などと合流して甲府盆地を南流、笛吹川と合流する。
ここから先は、日本三大急流の富士川となって駿河湾に注ぐ。

韮崎市は武田一族の発祥の地である。源氏一族の源義清が常陸国(現茨城県)から甲斐国韮崎に配流されて武田氏を名乗ったことに始まる。
武田晴信(信玄)の時代には、現市域の甘利庄を本拠とした甘利氏や、駒井郷の駒井氏が家臣団として大活躍する。


甲斐・信濃・駿河を結ぶ交通の要衝であり、江戸時代には甲州街道・駿州往還・佐久往還などの宿場町として栄えた。
市名はその当時の韮崎宿に由来している。

温泉は火山性温泉と非火山性温泉に分けられるが、甲府盆地は後者の典型的な例である。
地中奥深くの岩盤構造などの理由により、はるか古代の水が閉じ込められており、1000m以上の大深度まで掘削すると湯量豊富な温泉が湧出してくる。
これを利用した施設が多く存在し、中でも掛け流しも日帰り温泉施設の多さに目をみはる思いだ。

例えば宮川温泉(湯殿館)・はやぶさ温泉国母温泉国母駅前温泉(健康ハウス)三富温泉(笛吹きの湯)山口温泉フカサワ温泉・武田乃里・白山温泉、そしてここ旭温泉(韮崎旭温泉)などがそれだ。

旭温泉へは中央自動車道の甲府昭和ICで下りて、国道20号線に乗って北上、竜王町の立体交差の手前の側道に入って左折する。

そこから県道20号線を西に進み(芦安温泉方面)、国道52号線を横切って突き当たりを右折、県道12号線で数キロ北上すると、老人保健施設「あさひホーム」が右手に見えてくる(経路は東京方面からの場合)。
その裏側に韮崎旭温泉がある。

地図で見ると、すずらん・ツツジで有名な甘利山(1672m)の東麓に当る。

天気が良ければ、その奥には南アルプスの北岳(富士山に次ぐ標高3192m)を中心に、仙丈岳、間の岳の白根三山の他に甲斐駒ヶ岳などの3000m級の名峰が望めるに違いない。

周囲は田畑が広がりのどかな田園風景、その中にどうみても金をかけてない簡素な建物がポツンと建っている。
正面の壁に大きく書かれたマークがなければ温泉施設とはとても思えない。

床や浴槽の縁は石板を敷き詰めた端正なもの。L字型のかなり大きな浴槽だ。

今回は、薄い黄緑色に見えた。多くの温泉通が、ここを山梨県随一の風呂・泉質と称賛しているが、一度入浴するとそれがもっともと納得できる。

温泉がすべての縁から流れ出ている。

何故か、人気の湯口近辺のタイルが黒くなっている。

掛け湯浴槽で飲泉所を兼ねる。

施設名 : 韮崎旭温泉 (入浴日:2007.10.1 2回目入浴:2011.12.12)

外観からは窺い知れない大きなL字型の端正な浴槽に、薄く緑色がかった湯が満々と張られ、縁から贅沢に溢れ出ていく。
温泉好きにはたまらない夢のような光景だ(露天風呂は無い)。
湯量は1分間当たり266リットルで、一時より(399リットル/分)だいぶ減少している。泉質は、なめらかな感触でH8.1のナトリウムー塩化物・炭酸水素塩温泉だ。


この風呂の魅力は、次の様なものがある。
・泉温40.5℃の温泉が加水加温無しで掛け流しにされている。風呂の温度がやや低いので長湯が可能だ。
・新鮮な炭酸泉であるため、泡付きが凄いこと
・色が様々な条件により、エメラルドグリーン・翡翠色・黄緑色・薄い黄色や茶色などに変化すること。


営業時間は午前10時~午後8時で定休日は火曜日、入浴料金は大人600円。

温泉名 : 旭温泉 

館内はいたって庶民的。

無料の休憩所、持ち込みもOKのようだ。

手ぬぐいを乗せた人が浸かっている場所が、湯口直前で泡付きが凄い。ここを確保するのがなかなか難しい。

分かりにくいが湯口直下は大きな泡泡状態。ここで泉温が38℃くらい。離れた所で36℃くらいだった。

これも分かりにくいが体に泡が纏わりつき、ぬるぬる度も凄い。この写真でこの日の温泉の色が分かる