御飯とは別に出る朝作られた自家製のパン。お昼用にビニール袋に入れてもらった。
分厚い玉子焼き・煮物など心が籠った品が並ぶ。
●内風呂(男性用)
●露天風呂(男性用)
●貸切風呂・石の湯
新穂高ロープウエイに向かう旧道沿いにあった木造2階建ての旧今田館を一部手直しして再開。
中尾地区の谷旅館。焼岳や錫杖岳などの荒々しい山々がまじかに迫っている。
蒲田川地区。日本でも有数の大きさを誇る水明館佳留萱山荘。
奥飛騨温泉郷の中央部、国道471号沿いに多数の宿や民宿が立ち並ぶ。小規模の人気宿も点在してる。
静かな山里にあるしっとりした温泉地で、飛騨造りの和風宿多い。旅館数は10数軒、高級旅館が多い。
標高1200m、奥飛騨温泉郷の入口にあり、唯一、温泉街を形成している。共同浴場の神の湯が、平湯温泉発祥の地だ。
平湯大滝は、落差64m・幅6mの堂々たる瀑布で日本の滝百選。ゲートの管理人さんに頼んで、裏道を進ませてもらい(家内の膝)大滝の傍まで近づけた。
ロープウエイまじか、新穂高温泉最深部から見る北アルプスの山々。
建物は旅館から日帰り温泉施設に変わった中崎山荘(入浴)。
新穂高ロープウエイの西穂高口駅(2156m)から見る穂高連峰、最高峰は奥穂高岳で3190m、日本第三位の名峰。奥には槍ヶ岳の山頂が見える。
先付け:菜の花お浸し・スペアリブの照り焼き(注1)
前菜:うるいローストビーフ巻・こごみチーズ焼き・筍ムース
吸物:川ふく(なまず)茶巾吸ー彩りがきれい、味もよし。
煮物:山菜のはんぺんテリーヌ (撮影忘れ) |
焼物:虹鱒朴葉焼き
●夕食
貸切風呂に向かう風情ある渡り廊下。ガラス窓があるので、冬でも安全に渡れる。
温泉は、奥飛騨温泉郷に多い単純温泉で特徴は無いが、風呂は素晴らしい。
客室8に対して、男女別の内湯・露天風呂の他に規模・造り・風情が異なる無料の貸切風呂が3ヶ所あって、大変充実している。
いずれの風呂も源泉掛け流しだ。
じゃらんのクチコミ評価で、宿泊した9人全員が風呂に対し5点を付けているのも肯ける。
開業間もないこともあり、現時点では日帰り入浴は受け付けていない。
●貸切風呂・石の湯
飛鳥Uやサンフランシスコホテル日航の料理長だったマイク酒井氏が腕をふるう料理が早くも評判を呼んでいる。
夕食・朝食とも畳敷きの個室・和ダイニングで取る。
連日の牛肉を避けるため、ここではメインに猪を選び「天然牡丹鍋会席」プランで予約を入れた。
鍋会席なので、料理の品数が減ると思ってたがそれが無く、デザートまで含めて11品、これなら若い人でも、量的にも満足するだろう。
海の幸を一切使わず、地元の食材を中心に作り上げた料理は、繊細さと滋味豊かな素朴さをハーモニさせており、宿泊客の評価も高い。
近くにある佳留萱山荘の日本最大級の露天風呂の一角を切り取って来たような巨岩が迫る露天風呂。
●貸切風呂・木の湯
チェックアウト時に、十津川温泉山水から館主として赴任された山越さんから温泉卵をたくさん頂いた。
山越さんからは滞在中にいろいろお話をうかがった。
・十津川温泉と比べて、奥飛騨温泉は道路が広く、交通手段が楽。(因みに温泉がある十津川村は、日本三大秘境、最寄りの鉄道駅・高速道路から60kmほど離れているおり、途中の国道もまだ隘路が残る)。
・春の奥飛騨温泉郷は、十津川より春の到来が一段と嬉しい。
・白浜温泉に1日4組限定の小規模旅館(汐彩の宿 月崎)を2014年8月〜9月にオープンする。
・奈良県の上北山村の温泉宿泊施設(大台ケ原 ホテルかみきた)を引き受け、今年(2014年)4月26日にオープン。
ピカピカに磨かれた2階客室への階段。膝の悪い家内には少々辛かった。
大きな温泉地の宿選びの際にいつもするように、じゃらんで新穂高温泉と宿泊日を入力して空き室のある旅館を検索した。
浮上した旅館の口コミ評価をチェックしたところ、数年閉館していた今田館が経営が変わり、今年3月18日ににリニューアルオープンしたばかりの風屋が、じゃらん経由で宿泊した全員がオール5の異例の高得点(その後は上記表の通り推移)。
さっそくじゃらん経由で「天然牡丹鍋会席プラン(1人15,800円)」で予約を入れた。
掲示板にこの旨を書き込んだところ、同じ温泉サイトの仲間で奈良県在住のせっとんさんから、風屋は奈良県十津川温泉郷(上湯温泉)の旅館「山水」の若き(36歳)経営者が買い取ったもとの情報を頂いた。
現地で伺ったところ、この方はかって両親とともに奥飛騨温泉郷にやって来て、この地の美しい自然の中に、いつか自分の宿を持ちたいと思ったそうだ。
その夢がかなった風屋だが、この館名は十津川村の地名に由来し、地図を開くと風屋ダムなどの名が見える。
飛騨地方の中央に位置していた高山市だが、2005年2月1日、奥飛騨温泉郷を持つ旧上宝村を含む近隣9町村と合併した。
これによって、東京都に匹敵する日本一広い面積を有する新しい高山市が誕生した。
高山市はもともと観光都市で、 高山陣屋などの歴史的建造物、からくり人形など飛騨の匠の技による華麗な屋台が引き回される高山祭(山王祭・八幡祭)。
さらに江戸時代から続く2ヶ所の朝市、飛騨の名物である飛騨牛朴葉焼/朴葉味噌・赤株から高山ラーメンに至るまで、郷土色豊かな高山市は多くの観光客を惹きつけてきた。
今回の合併により、北東部には槍ヶ岳・乗鞍岳・穂高連峰など3000m級の山々が連なる飛騨山脈(北アルプス)が市域に加わった。
さらに湯量豊かな5つの温泉地を有し、日本一の露天風呂数を誇る奥飛騨温泉郷を市域に組み入れ、一大観光都市となった。
施設名 : 自家源泉掛け流しと飛騨牛の宿 風屋(かぜや) (宿泊日:2014.4.16)
六角形の庭の湯。ここが最も温度が低い。
注1.菜の花が切れたので小松菜が使われてた。家内がお品書きが間違ってると言ったら、すぐにお品書きを打ち直して差し替えた。
注2.食事中、家内が、サーモンが燻されてるのでは?と宿の人に言ったところ、気が付かれた方は初めて、と驚かれた。
貸切風呂は無料で予約不要、この鍵で脱衣所をロック。3ヶ所の風呂は、全て造りが違い、かつ湯温が異なるのが嬉しい。
暖簾が掛かった小粋な玄関
太い梁が巡らされた吹き抜けのロビーと囲炉裏の間。
新穂高地区。新穂高ロープウエイの麓、ここまで来ると穂高連峰が迫ってくる。
平湯川と蒲田川が合流する地点にあり、旅館が数軒、民宿が多い小さな温泉地。蒲田川の河原にある露天風呂「荒神の湯(写真)」がシンボル。
奥飛騨温泉郷の最深部、穂高岳・笠ヶ岳・焼岳などに囲まれた蒲田川沿いに40軒ほどの宿泊施設が点在する。下記の通り、温泉街は3地区から構成されている。写真は共同浴場の新穂高の湯。
鍋物:上の猪肉と野菜を入れて。この後、玉子・二番出汁・御飯を入れて雑炊。家内は山菜の釜飯。
揚げ物:季節の山菜天麩羅(ふきのとう・たらの芽・よもぎ・のびる・あずきな)
酢の物:サーモンのムース吸酢(茗荷で包んでいる)
部屋 | 4.7 | 風呂 | 5.0 |
朝食 | 5.0 | 夕食 | 5.0 |
接客・サービス | 4.9 | 清潔感 | 4.8 |
じゃらん クチコミ総合:4.9(9件平均 2014.4.26現在)
貸切露天風呂の石の湯は、半分が立ち湯で胸の高さまで来る。最も温度が高い。
●朝食
高山市街の観光スポット、三町(一之町・二之町・三之町)。
部屋は2階の「山吹」、二間で前室はフローリング、奥は10畳和室に広縁。道路に面してないので見晴らしはそれほ良くない。宿泊料金(税込15,800円)にしては、上等の部屋だった。
甘味が抑えられて、家内が喜んだちチェックイン時の御汁粉。
7〜8人が一度に入れる大きな木の湯は内風呂からは絶え間なく温泉が溢れ出ている。檜だろうか?、もう少し浴槽に厚みがあると完璧なのだが・・・。浴室全体が木材で温もりを感じる。
湯気抜きが付いた木造の湯小屋。
メインの牡丹鍋、肉も野菜もたっぷりだ。
猪肉とたっぷりの野菜。
身を沈めると温泉が溢れ出る。単純泉といえど、温泉らしい艶がある。
新穂高温泉
奥飛騨温泉郷
風 呂
住 所 | 高山市奥飛騨温泉郷神坂440-1 |
電 話 | 0578−89−0112 |
交通機関 | 長野自動車道松本ICから国道158・471・県道475号線で約70km 中部縦貫高山ICから国道158号471号県道475号で約55km JR松本駅(松本電鉄バス)→平湯バスターミナル下車、新穂高温泉郷行きバスで25分 JR高山駅(濃飛バス)から新穂高温泉行きで1時間35分 |
宿 泊 | 8室(和洋室2 和室2 全室BT付き) 16,000円〜23,000円前後(2014年4月現在ー最新・詳細情報は風屋のHP参照) |
泉 質 | 単純温泉(pH6.5 ほとんど無色澄明 微炭酸味) |
適応症 | 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴時間(日帰り) | 不可 |
入浴施設 | 内湯:男女別各1 露天風呂:男女各1 無料貸切風呂:3(予約不要 露天2内湯1) |
観光スポット | 新穂高ロープウエー、平湯大滝、上高地、乗鞍スカイライン、高山、松本 |
近くの温泉 | 平湯温泉、新平湯温泉、栃尾温泉、福地温泉、白骨温泉、乗鞍高原温泉、さわんど温泉、坂巻温泉、中の湯温泉、上高地温泉 |
高山市HP 飛騨高山観光協会 奥飛騨温泉郷観光協会 風屋HP |
http://www.city.takayama.lg.jp/ http://www.hidatakayama.or.jp/ http://www.okuhida.or.jp/ http://www.onsen-sansui.com/kazeya/index.html ★風屋のHPはここを経営する十津川温泉山水のHPの中に含まれているため検索が難しく、また情報も不十分なので、予約でリンクしているじゃらんのデータを参照することをお勧めする(2014年4月26日現在)。 |
水物:料理長のおすすめデザート。間違いなく女性が喜ぶ一品だ。
造り:ヤマメ・奥飛騨サーモン活造りは彩りが美しい。(注2)
ここも木材がふんだんに使われたフロント。
ライブラリー
新穂高ロープウエイは、標高1117mの新穂高温泉駅から標高2156mの西穂高口駅までを2基のロープウエイを乗り継いで約15分で繋ぐ。