写真をクリックすると記事へ(弘法の湯は未掲載)

湯ノ花温泉 弘法の湯 (福島県)

標高650m、日本の原風景を思わせる奥会津の山里にひっそりと湯煙をあげる湯ノ花温泉は、街道沿いと只見川の支流・湯の岐(ゆのまた)川の両岸に、20軒あまりの旅館と民宿、それに素朴な4ヶ所の共同浴場が点在する。
その中にあって、街道沿いの素朴な木造の湯小屋、男女別の浴室を持つ共同浴場・弘法の湯で朝湯を楽しんだ。

施設名 : 弘法の湯 (入浴日:2012.10.16)

街道沿いにあり、最も立派な湯屋。

温泉街の中心から徒歩で1~2分の距離に、弘法の湯、天神の湯、石湯があり、徒歩で5~6分離れた湯ノ岐川沿いに湯端の湯がある。

この内、弘法の湯と湯端の湯は男女別の風呂があるが、天神の湯と石湯は混浴になっている。

4ヶ所とも管理者は不在だ。

これら4ヶ所の入浴方法に当たっては、先ずは共同浴場近くの商店などで200円の「共通入浴券」を購入する。
これで4ヶ所すべてで入浴出来、最後になった共同浴場に置かれている箱に、その入浴券を投げ入れるシステムになっている。


石湯と天神湯は浴室は1ヶ所だけで混浴、湯端の湯と弘法の湯は男女別の浴槽がある。

弘法の湯は、4ヶ所の内で最も見つけやすい街道沿いにあり、その上、木造でいかにも共同浴場というらしい佇まいなので見落とすことはない。

石湯

天神の湯

湯端の湯

弘法の湯

4ヶ所の共同浴場

所在地 : 南会津郡南会津町

南会津郡は、本州にある郡としては最も面積が広い。
下郷町、檜枝岐村、只見町、南会津町から成るが、これは1878年(明治12年)に行政区画として発足以来、3町1村の区域のまま変更されていない。

郡域を流れる只見川(ただみがわ)は、福島県の会津地方を流れる阿賀野川水系の一級河川である。
群馬県と福島県の県境にある尾瀬沼に源を発し、伊南川、野尻川等を合わせて北東に流れ、喜多方市山都町で阿賀野川に合流する。


南会津町は福島県の南西部に位置し、人口2万人余りで、会津地方の中心、会津若松市まで約45kmの位置にある。

地形は越後山系から連なる帝釈山(2、060m)を最高峰に、山で囲まれており、町庁舎の標高は550m、町域の96%が森林で占められている。

夏は凌ぎやすいが、冬は厳しい日本海型に属し、特に西部地区は特別豪雪地帯に指定されている。

渓流沿いにある湯小屋の中に巨岩が突き出ている(混浴)。

湯ノ岐川を跨ぐ橋の袂にある小さな湯小屋(混浴)。

他の3軒と離れてあり、地元専用風呂と一緒にある。

面積的には、地元専用の浴場も併設されている湯端の湯の方が大きいと思われるが、街道沿いの一等地にあるだけに、ここが4ヶ所の筆頭の様な風格がある。

200円で4ヶ所に入浴出来る。

住 所 福島県南会津郡南会津町湯ノ花
電 話 0241-78-2546 (南会津町観光物産協会 舘岩支部)
交通機関 東北道西那須野塩原ICよりR400、R121、R352経由、尾瀬・桧枝岐方面へ1時間30分
新宿・浅草から東武鉄道特急で約2時間で鬼怒川温泉駅着、野岩鉄道で約45分 会津高原尾瀬口駅から会津バスで30分、又はタクシーで20分
日帰り利用施設 湯上がり処、駐車場数台分のスペースがあったような記憶があるが定かでない。
宿 泊 不可
泉 質 単純温泉(pH8.2  31.1リットル/分 無色無臭)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
外来入浴時間 6時~22時
定休日 原則無休。
入浴料金 200円の共通入浴券を商店などで購入すれば4ヶ所で入浴出来る。
入浴施設 男女別内湯各1 
浴室備品 何も無し
観光スポット 地元:
周辺登山・ハイキング、南会津郡役所、駒止湿原(国指定天然記念物)、宮床湿原、屏風岩、藤生わらび山、歓満の滝、尾瀬国立公園田代山、古町大銀杏、伊南川鮎釣り、尾瀬小繁ライン、押戸の桜、奥会津博物館舘岩館
周辺:尾瀬、大内宿、塔のへつり、
会津若松、喜多方、猪苗代湖
お土産・食事 伊勢屋(蕎麦)
近くの温泉 木賊温泉、小豆温泉、尾瀬檜枝岐温泉、古町温泉、さかい温泉、深沢温泉、たかつえ温泉、滝の原温泉、湯野上温泉芦牧温泉、西山温泉、早戸温泉、宮下温泉、玉梨八町温泉、大塩温泉、滝沢温泉、湯西川温泉、川治温泉、鬼怒川温泉、塩原温泉
南会津町HP
観光協会HP
旅館末廣HP
http://www.minamiaizu.org/
http://www.tateiwa-tic.jp/
http://suehiro-yunohana.jp/
雑記帳 奥会津・南会津で2泊して13湯巡り、とっても充実、楽しい旅になりました。、奥会津を愛するまぐぞーさんから沢山の情報を頂きました。大変お世話になりました。
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)

詰めて5,6人が同時に入浴出来る浴槽。朝晩2回入浴したが、温度は適温だった。泉質は単純温泉なので、大きな特徴は無い。
比較的入浴客が多いし、風呂のサイズからしても、もう少し注入量が多くても良いと思った。

温泉名 : 湯ノ花温泉 

栃木県の鬼怒川方面から奥会津に続く国道352号。前方の標識は只見・桧枝岐方面と書かれ、標高704mの表示もあった。日本の原風景の里山、ここから湯ノ花温泉は間もなくだ。

南会津町には「湯ノ花温泉」「木賊(とくさ)温泉」「小豆(あずき)温泉」の他に2軒の日帰り温泉施設がある。

湯ノ花温泉は東北道西那須野塩原ICを起点として、塩原温泉郷を貫く国道400号に乗り西行し、その後国道121号・352号を経由、尾瀬・桧枝岐方面へ走って1時間30分、国道上の案内板に従って左折して5kmほど先にある。

周囲を1、500mから2、000mまでの山々に囲まれた長閑な山里にあり、街道沿いや南北に流れる只見川の支流・湯ノ岐川の両岸に、低層小規模の旅館や民宿20軒ほどが点在している。

今回、普通の温泉ガイドブックでは紹介されていない湯ノ花温泉に宿泊することになったのは、奥会津・南会津・只見方面の温泉を愛してやまないまぐぞーさんのご推薦、そして4ヶ所ある共同浴場に魅かれてであった。

さらに一山隔てた木賊(とくさ)温泉へ、トンネル開通で10分足らずで行け、温泉マニアには知られた共同浴場・岩風呂に浸かれることが判明したのも理由の一つだ。

国道352号線を左折して5kmほどで湯ノ花温泉に到着。この先に小さな旅館・共同浴場が現れてくる。街道に人影は見えない。

簡素な脱衣所は棚とプラスティックの籠が置いてある。。ガラス越しに浴室が見える。

広い湯上がり処。最近の建設、あるいは改修だろうか、清潔感あり、大きな鍵付きロッカーもあった。

単純温泉だがこの成分付着。注入量が少し不足?