吸い物代わり:土瓶蒸し

温物:薯蕷(じょよーやまいも)蒸・・・温もりある一品

向付:帆立・中トロ・飛騨牛たたき(この大皿全体が冷やしてある)山中の宿のお造りだが美味しかった。

焼物:子持鮎塩焼き・・・焼きたて、香ばしかった。

炭火:飛騨牛ステーキ 野菜色々・・・文句無く美味

酢の物二品:トマトアイスクリーム・フカヒレぜりー・・・肉料理の後にぴったりの清涼感、何れも手作りだろう。

朝 食

こちらは、3m四方ほどの浴槽を岩石で縁取っていて、底も石板が敷かれている。前方、上部を遮るものが無いので、開放感は「花に酔う」と同じく開放感たっぷり。こちらより白木の浴槽の「花に酔う」の方が好みだ。

遮るものがなく開放感たっぷりの屋上露天風呂。真新しい木板のデッキと浴槽が爽やかさと清潔感を漂わせ、山の緑と調和して美しい。

新穂高温泉 雪紫 (岐阜県)

水物:豆乳プリン・冷やしぜんざい・・最後まで手をぬいてない。

止め物:焼き鱈子茶漬け

寄せ木造り、掛け流しの樽風呂。上記の半露天風呂路共に24時間入浴可能だ。

貸切露天風呂から見る県道と右手の蒲田川。この先から新穂高温泉の有名旅館群が現れて来て、最奥には新穂高ロープウエイがある。

蒲田川地区。日本でも有数の大きさを誇る露天風呂を持つ水明館佳留萱山荘

中尾地区の谷旅館。焼岳や錫杖岳などの荒々しい山々がまじかに迫っている。

新穂高地区。新穂高ロープウエイの麓、ここまで来ると穂高連峰が迫ってくる。

平湯川と蒲田川が合流する地点にあり、旅館が数軒、民宿が多い小さな温泉地。蒲田川の河原にある露天風呂「荒神の湯(写真)」がシンボル。

飛騨地方の土産は飛騨紅かぶ。高山市を中心とした地域で生産されている伝統野菜。

そこそこの宿泊料金だとブランド黒毛和牛の飛騨牛が供される。

日本一の露天風呂天国、奥飛騨温泉郷の最深部にある新穂高温泉入り口部分にあって、県道沿いに立つ5階建ての雪紫の外観は素っ気ないが、全館が畳敷き・床暖房、全14室の内、半露天風呂付きが6室、これに加えて露天風呂も付いてるj部屋が8室と贅沢だが、料金はほどほどだ。ローカルな味わいを出しつつ、手の込んだ品がタイミング良く供される夕食もなかなかなものだ。
これで新穂高温泉の宿泊は、
水明館佳留萱山荘槍見館谷旅館風屋に続き5館目となった。

料 理

● 月に座す

貸切風呂

新穂高温泉

新穂高温泉

飛騨地方の中央に位置していた高山市だが、2005年2月1日、奥飛騨温泉郷を持つ旧上宝村を含む近隣9町村と合併した。
これによって、東京都に匹敵する日本一広い面積を有する新しい高山市が誕生した。

高山市はもともと観光都市で、 高山陣屋などの歴史的建造物、からくり人形など飛騨の匠の技による華麗な屋台が引き回される高山祭(山王祭・八幡祭)。

さらに江戸時代から続く2ヶ所の朝市、飛騨の名物である飛騨牛朴葉焼/朴葉味噌・赤株から高山ラーメンに至るまで、郷土色豊かな高山市は多くの観光客を惹きつけてきた。

今回の合併により、北東部には槍ヶ岳・乗鞍岳・穂高連峰など3000m級の山々が連なる飛騨山脈(北アルプス)が市域に加わった。

さらに湯量豊かな5つの温泉地を有し、日本一の露天風呂数を誇る奥飛騨温泉郷を市域に組み入れ、一大観光都市となった。

住 所 高山市奥飛騨温泉郷神坂405
電 話 0578−89−2046
交通機関 長野自動車道松本ICから国道158・471・県道475号線で約70km
中部縦貫高山ICから国道158号471号県道475号で約55km
JR松本駅(松本電鉄バス)→平湯バスターミナル下車、新穂高温泉郷行きバスで25分
JR高山駅(濃飛バス)から新穂高温泉行きで1時間35分
宿 泊 全14室の内訳:
半露天風呂付6室、半露天風呂+露天風呂付8室
平日2人1室1人17,000円〜35,000円
詳細最新情報は、雪紫のHPを参照ください。
泉 質 単純温泉(2本の源泉の混合 無味無色透明)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間(日帰り) 不可
入浴施設 全14室に半露天風呂または半露風呂と露天風呂が付く。
屋上に貸切露天風呂2ヶ所(小さな内湯が付く)
観光スポット 新穂高ロープウエー、平湯大滝、上高地、乗鞍スカイライン、高山、松本
近くの温泉 平湯温泉新平湯温泉栃尾温泉福地温泉白骨温泉乗鞍高原温泉さわんど温泉坂巻温泉中の湯温泉、上高地温泉
高山市HP
飛騨高山観光協会

奥飛騨温泉郷観光協会
新穂高温泉HP
雪紫HP
http://www.city.takayama.lg.jp/
http://www.hidatakayama.or.jp/
http://www.okuhida.or.jp/
http://shinhotaka.com/
http://www.yukimurasaki.com/
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前に当該施設のHPなどでご確認ください。)
貸切風呂としては贅沢な空間と清潔感が感じられる脱衣所。

1m四方ほどの桧造りの内湯。木の香が漂う贅沢で真新しい浴槽だ。

露天風呂から見る山間風景。前方が平湯経由で高山市郊外へ続く県道475号、左側に穂高岳などを源流とする蒲田川が流れる。

入浴したときの風景。山に雲がかかり神秘的だった。

●花に酔う

大浴場(内湯)は無く、最上階に開放感抜群の貸切露天風呂が2ヶ所あって(何れも小さな内湯付き)、空いていれば自由に利用できる。2つの貸切風呂には「花に酔う」「月に座す」という粋な名称が付けられている。

この評価はほぼ妥当。食事がもう少し高くて良い。接客・サービスが低いのは、宿のスタッフの客室の出入りを出来るだけ避ける方針が影響してるかもしれない。わたしが宿泊してたときの勤務振りは決して悪くなかった。

平湯温泉から国道471号を進み、栃尾温泉で新穂高ロープウエイに至る県道475号に乗り換え、蒲田川の清流沿いに遡って進んで間もなく、新穂高温泉の入り口辺りの左手に雪紫(ゆきむらさき)がある。

館内は全て畳敷・床暖房で、真冬でも全館が暖かい。
趣が異なる部屋が14室、この内、窓が開放できる半露天内湯付きの部屋が6室、これに加えて露天風呂も付いた部屋が8室ある。
中でも特別室と呼ばれる3室は、広さがそれぞれ96u、97u、134uもある大きなスイートだ。

大浴場は無く、空いていれば無料でいつでも入浴出来る眺望抜群、「花に酔う」「月に座す」という洒落た名称が付けられた貸切露天風呂が2ヶ所有る
客室の風呂を含めて、全てが源泉掛け流しだ。

宿泊料金は、2017年4月現在で、17,000円〜35,000円程度だが、各種条件によって変動するので、宿泊を検討される場合は、必ず宿のHPを参照下さい。

奥飛騨温泉郷の最深部、穂高岳・笠ヶ岳・焼岳などに囲まれた蒲田川沿いに40軒ほどの宿泊施設が点在する。

施設名 : 雪紫 (ゆきむらさき 宿泊:2016.8.22)

栃尾温泉

平湯温泉

新平湯温泉

福地温泉

奥飛騨温泉郷

新穂高ロープウエイの西穂高口駅(2156m)から見る穂高連峰、最高峰は奥穂高岳で3190m。

平湯大滝は、落差64m・幅6mの堂々たる瀑布で日本の滝百選。

高山市街の観光スポット、三町(一之町・二之町・三之町)。

前肴:黒胡麻豆腐・豚頬肉・公魚(わかさぎ)・無花果もずく・大徳寺麩・袱紗焼き・・・少々ごちゃごちゃ盛りすぎだが、山奥に相応しい素朴で滋味豊かな一品

温泉ジャグジーバス。入浴しながら蒲田川の渓流を見下ろす。

3階302号室銀(しろがね)、12畳ほどの和室に低床ツインベッド、内湯、露天風呂付き(何れも温泉)。平日2人1室1人21,000円(税別)。

静かな山里にあるしっとりした温泉地で旅館数は10数軒、飛騨造りの高級旅館が多い。

標高1200m、奥飛騨温泉郷の入口にあり、唯一、温泉街を形成している。共同浴場の神の湯が平湯温泉発祥の地だ。

奥飛騨温泉郷の中央部、国道471号沿いに多数の宿や民宿が立ち並ぶ。小規模の人気宿も点在してる。

北アルプスの懐奥に位置する奥飛騨温泉郷は、焼岳などの活火山を熱源とする平湯・新平湯・福地・栃尾・・新穂高温泉の総称である。

44,000リットル/分を超える日本有数の湯量を誇り、旅館・ホテル・民宿・ペンションは全部で120軒余りある日本屈指の温泉地である。

またほとんどの民宿でも露天風呂を有するほどの日本一の露天風呂王国であり、各温泉には無料または寸志で入浴できる共同浴場や露天風呂も多い。

所在地 : 高山市奥飛騨温泉郷

先付け2種: 飛騨牛炙りにぎりと梅じゅんさい・・・何れも美味

食前酒の梅酒からスタート。

夕食は全11品、2時間近いコースだったが、タイミング良く供され、長い時間とは思わなかった。 じゃらんのクチコミ価は夕食4.4,朝食4.1だが、これ以上の料理だった。夕食・朝食とも雰囲気の良い個室食事処で取る。

もちろん朴葉味噌もついている朝食は、ローカル色たっぷりで嬉しかった。

館名は「穂高連峰の雪山に朝の太陽の光が当たり、紫色に輝く」光景から取った。

雪紫は新穂高ロープウエイに至る県道475号に面した素っ気ない外観。3階建に見えるが5階建。写真中央はフロント前の和風ロビー。館内はすべて畳敷き。

この奥飛騨温泉郷中で、北アルプスの雄峰が迫る最深部にあるのが新穂高温泉である。

かっては北アルプスの登山口として、山男たちが愛してきた秘湯だったが、現在は旅館・民宿・ペンションが40軒ほど、5つの温泉の中で最も大きい温泉地になっている。

新穂高温泉は、次の3地区から構成されている。

蒲田川沿いに旅館が並ぶ「蒲田川地区」

焼岳や錫杖岳などの荒々しい山容をまじかに見る小高い丘にある「中尾地区」

北アルプスの雄峰、穂高岳や槍ヶ岳が迫ってきて、フランス・モンブランに続く世界第二位の長さの新穂高ロープウエイに近い新穂高地区

多くの旅館の露天風呂からは北アルプスの山々を眺望でき、それらの山々の名称を用いた旅館・ホテルも多い。

入浴するとこんな眺め。

「花に酔う」と同じく桧造りの内湯。

新穂高ロープウエイ方面の県道。トンネルも開通し、すれ違いを心配することも無くなった。

体を湯に沈めたときの風景。北アルプスの前衛の山々が迫る。四季の移ろいを感じる風呂だ。温泉は複数の源泉の混合泉、泉質は無色透明な単純温泉で、これといった特徴はないさらりとした肌触り。
部 屋 4.1 風 呂 4.7
朝 食 4.1 夕 食 4.4
接客・サービス 3.7 清潔感 3.9

じゃらんクチコミ 総合評価 4.1(2018.4.18現在) 

新穂高ロープウエイは、標高1117mの新穂高温泉駅から標高2156mの西穂高口駅までを2基のロープウエイを乗り継いで約15分で繋ぐ写真は西穂高口駅の展望デッキ。

温泉名 : 奥飛騨温泉郷 新穂高(しんほたか)温泉