大沼郡は福島県西部にあり、三島町・金山町・昭和村・会津美里町の三町一村から構成されている。三島町は、尾瀬を源流とそる只見川沿いにある山間の町で、18ヶ所の集落が点在し、冬は積雪が2mを超える豪雪地帯である。

只見川の峡谷に沿って走るJR只見線沿線は、四季おりおりに渓流・渓谷・山里と鉄道が織りなすのどかな美しい風景を創り出し、撮影スポットには多くのカメラマンや鉄道ファンが訪れる。

古くから桐の産地(会津桐)として知られ、春には一斉に薄紫の花を咲かせる。
また、「かご」や「ざる」などを作る技術は、「奥会津編み組細工」として、親から子へ引き継がれて来ている。
2012年には、三島町が「日本で最も美しい村連合」に加盟した。

町には2ヶ所の温泉があり、昔から湯治場として親しまれて来た早戸温泉と、只見川を挟んで数軒の旅館が点在する宮下温泉がある。

泉質は「ナトリウムー塩化物温泉、泉温53.5℃、pH6.9、微黄土色、弱い塩味。皮膚にはキシキシ感。白っぽい湯の華が舞っていた。

奥会津では珍しい立派な建物。ここからエレベーターで下に降りる。館内は褐色に塗られた木材がふんだんに使われ雰囲気がある。

前を流れる只見川。以前はつるの湯から観光屋形船が出ていたが、先の洪水で発着所が埋もれてしまい運休中。写真左手に洪水の爪跡が残る。

只見川の秋の風景。

データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)
住 所 福島県大沼郡三島町大字早戸字湯ノ平888
電 話 0241−52−3324
交通機関 磐越自動車道会津坂下ICから国道252号を金山方面へ約23km
JR只見線早戸駅から徒歩10分
日帰り利用施設 食事処、休憩所(無料/有料)駐車場
宿 泊 湯治(食事無し)で宿泊可
泉 質 ナトリウムー塩化物温泉(泉温53.5℃、pH6.9、189リットル/分)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
外来入浴時間 9時〜21時(冬季は変更)
定休日 無休
入浴料金 大人500円(3時間)
入浴施設 内湯:男女別各1 露天風呂:男女各1
浴室備品 シャンプー、ボディソープ、ロッカー、ドライヤー
観光スポット 只見川、登山・ハイキング、道の駅尾瀬街道みしま宿、三島野仏巡礼
周辺:尾瀬、大内宿、塔のへつり、会津若松、喜多方、猪苗代湖
近くの温泉 宮下温泉、滝沢温泉、中川温泉、橋立温泉、湯倉温泉、川口温泉、小栗山温泉、八町温泉西山温泉玉梨温泉湯ノ花温泉木賊温泉大塩温泉、小豆温泉、尾瀬檜枝岐温泉、古町温泉、さかい温泉、深沢温泉、たかつえ温泉、滝の原温泉、湯野上温泉芦ノ牧温泉、湯西川温泉、川治温泉、鬼怒川温泉、塩原温泉
三島町HP
観光協会HP
つるの湯HP
http://www.town.mishima.fukushima.jp/
http://www.mishima-kankou.net/
http://www.sakuma-k.co.jp/
早戸温泉 つるの湯 (福島県)

奥会津2泊の1人旅はこの地を愛して止まないまぐぞーさんの薦めによるもので、ここ、早戸温泉 つるの湯も彼女がリストアップしてくれた数多くの温泉施設の一つだ。

早戸温泉はJR只見線早戸駅から徒歩10分ほど、只見川を見下ろす国道252号沿いにある。
旅館は2軒、竹のや旅館つるの湯だけの小さな温泉地だ。
この内、つるの湯は湯治専用旅館だったが、2004年に日帰り専用施設をオープン、これに伴い宿の方は日帰り入浴を停止したそうだ。


奥会津には珍しい立派な外観を持つ温泉施設で、駐車場に車を停めてエレベーターで下った先にフロントがある。
有料・無料の休憩所やラーメンなどの麺類やカレーなどが食べられる食事処もある。


浴槽は男女別の大きな内湯と只見川の絶景を見下ろす小ぶりの露天風呂がある。年中無休で、営業時間は午前9時〜午後9時(冬季変更)、入浴料金は大人500円(3時間)となっている。

温泉サイト仲間のまぐぞーさんが愛して止まない奥会津の素朴な温泉群を巡る1人旅。前日宿泊した湯ノ花温泉から今夜泊まる玉梨温泉に向かう途中、ここもまたまぐぞーさんが推薦してくれた旅館2軒だけの小さな温泉地で、只見川を見下ろす早戸温泉 つるの湯に立ち寄った。

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所在地 : 大沼郡三島町

20人が一度に入れる大きな浴槽に薄い茶緑色の温泉が加温加水無しで満たされている。
内湯でも、浸かりながら只見川を見渡せる。

5〜6人が入れる露天風呂。2011年7月の大洪水で、只見川沿いの温泉は大きな被害を受けたが、ここは高台にある為に無事だった。

只見川を見下ろすJR只見線早戸駅。つるの湯はここから徒歩10分。この駅もまぐぞーさんのお薦めのビュースポットだ。

温泉名・施設名 : 早戸(はやと)温泉 つるの湯 (入浴日:2012年10月16日)