白州塩沢温泉 フォッサ・マグナの湯 (山梨県)

山梨県の最北端、南アルプスの甲斐駒ヶ岳や八ヶ岳に囲まれた北杜市の標高800m、南アルプスの北端部から発し、後に笛吹川と合流し富士川に合流する釜無川上流沿いに立つ温泉施設。フォッサ・マグナの湯という地質学上の学術名称が冠せられているが、いたってローカルな日帰り温泉施設だ。

北杜市から見た南アルプスの最北端に位置する日本百名山の甲斐駒ヶ岳(標高2966m)。また八ヶ岳連峰の最高峰である赤岳が市域に有り、山梨県と長野県の県境となっている。

タイル張りのシンプルな浴槽。奥は詰めれば10人が入浴出来る。手前の浴槽は浅くて低温、寝湯としてる利用する。pH9..89の割には、ヌルスベ感が弱く、加水してるのだろうか。

小淵沢ICから白州町方面に向う歳の風景。周辺は長野県だ。

標高800mの山里、釜無川最上流部に立つやや古びた建物のフォッサ・マグナの湯。

平成の大合併により、山梨県北巨摩郡に所属する8町村が合併して出来た新しい市である。
市名は各自治体の争いで決まらず、最終的に植物の「ヤマナシ」を意味する杜と、山梨県の最北にあることから「北杜市」となった。


八ヶ岳や甲斐駒ヶ岳と言った名山に囲まれ、市域の三分の一が冷涼な山岳高原となっており、人気のリゾート地・清里を代表とする高原観光で支えられている。

市内には、アウトレットモール、牧場などの観光スポッとがある。
さらに南アルプスの湧水を使ったサントリー白州蒸留所(ウイスキー)は見学可能。
また日本一日照時間が長いのに目をつけ、映画にも登場したヒマワリ畑なども知られている。

住 所 山梨県北杜市白州町大武川344-19
電 話 0266-65-3570
交通機関 中央自動車道小淵沢ICから国道20号経由で7km
JR中央本線小淵沢駅から車で15分
泉 質 含む硫黄、ナトリウム・カルシウムー塩化塩泉(pH0.89 32℃ 36.9ℓ/分 )
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 9時30分~21時
定休日 毎週水曜日
入浴料金 大人 820円 小学生420円(地元住民は別料金)
入浴施設 内湯男女各1 露天風呂男女各1
近くの温泉 蔦木温泉、甲斐駒ヶ岳温泉、小渕沢温泉、甲斐大泉温泉、むかわの温泉
(甲府盆地)
山口温泉・神の湯温泉湯めみの丘
石和温泉湯村温泉川浦温泉・塩山温泉・笛吹川温泉・一宮温泉・山口温泉・岩下温泉・御坂温泉・芦安温泉桃の木温泉ほったらかし温泉三富温泉はやぶさ温泉正徳寺温泉旭温泉(その他日帰り施設多数)
北杜市HP
観光協会HP
フォッサ・マグナの湯
https://www.city.hokuto.yamanashi.jp/
https://www.hokuto-kanko.jp/
http://www.dunlopsportsclub.jp/hakusyu/
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前に当該施設のHPなどでご確認ください。)
温泉.施設名 : 白州塩沢温泉 フォッサ・マグナの湯 (入浴日:2018.4.6)
所在地 : 山杜市白州町(ほくとしはくしゅうちょう)

フォッサマグナ(Fossa Magna)はラテン語で、「大きな溝」を意味する。

唯一、日本のみにある大地裂帯で、東北日本と西南日本の境目を構成、本州中部地方から関東にかけて縦断する。

フォッサマグナの中央部を南北に火山の列が貫き、北から新潟焼山、妙高山、草津白根山、浅間山、八ヶ岳、富士山、箱根山、天城山等が並ぶ。

甲府盆地周辺には火山こそ無いが、フォッサマグナが通る所には温泉が湧出するらしい。

(左図は糸魚川市HPから借用)

岩石を配した5~6人規模の立派な露天風呂。残念ながら竹垣のため、入浴しながらの眺望が利かないのが残念。

釜無川上流沿いに立つ白州福祉会館内にある日帰り温泉施設で、かなり草臥れた外観だ。
当施設は、ダンロップスポーツウエルネスが受託・運営を行っており、そのためか、館内にはトレーニングマシーンも設置されている。。

風呂は男女別の内湯と露天風呂があり、温泉は地下600mの断層破砕帯から湧出してくるナトリウム・カルシウムー塩化物温泉で、PH9.89のアルカリ性の温泉だ。

観光協会の記事に拠れば、二つの源泉を有する旨の記載があるが詳細不明だ。

営業時間は午前9時半から午後9時迄、定休日は毎週水曜日、入浴料金は大人820円とけっこう高いが、市域住人は620円に割引されている。
集客は広域でなく、地元の人達が中心のローカルで素朴な温泉施設だ。